2020年JAL-JGC修行を計画する方へのヒント

2020年JAL-JGC修行を計画する方へのヒント

この記事は2019年11月11日の記事ですが、2020年にJGC修行を決意した方はすでにJALの予約を進めておられるかと思います。2019年9月からはそれまで2ヶ前からしかできなかった国内線予約が330日前からできるようになったので当然ですね。しかし、まだ迷っている方、出そびれた方もいらっしゃるかと思いますので、自分の経験をもとに2020年JGC取得に向けたヒントを書いています。

私の2019年JGC修行の振り返り

このブログで最初にJGC修行のことを書いたのは以下の記事です。

そして最終的に回数修行の旅程は以下の通りとなりました。(クリックで拡大します)

 

これは以前の記事に掲載したものと同じ表です。

回数修行だとこんなに乗らないといけないわけです。

私の場合は先にANAのSFC修行を行いました。

ANAのほうは暦年1年間で50,000プレミアムポイント(PP)を貯めるしか手がありませんが、JALのほうは同じく暦年1年間で50,000Fly On Point(FOP)を貯めるか、50回搭乗(マイル積算対象運賃搭乗のみカウントされます)するかのいずれかです。

同じパターンも面白くないのでJALでは後者の回数修行にしました。

JGC修行をスムーズに行うために

JGC修行をほぼ決意されているという前提で話をしますので、今更修行の意義とかメリット・ディメリットなどの話はしません。

SFC修行とJGC修行をした経験から、これだけは事前にクリアすべき事項について列記します。

既婚者はパートナーの理解は必須

いわずもがな、当然ですよね。

大手を振って大賛成という方は希のような気がしますが、少なくとも毎回修行の度にクレームがついて、途中で断念せざるを得ない状況は避けねばなりません。

ただパートナーが飛行機に乗ることに全く興味を示さない・嫌いな方だと修行の説得はかなり困難かもしれません。たかがステータス取得と引き換えに家庭崩壊は困ります。そのときは断念すべしです。

JALカード(CLUB-A以上)を事前につくる

サファイア資格に到達したら、当然のことながらJGCに申し込みますが、JGCカードを作るにはJALカードのCLUB-AカードもしくはCLUB-Aゴールドカードが必要となります。

折角時間と費用を費やしてもCLUB-AもしくはCLUB-Aゴールドで審査落ちしたら話になりませんので事前にカードを作っておきましょう。JALの普通カードだとJGCに申し込む時にCLUB-AやCLUB-Aゴールドの審査が入りますので審査落ちの可能性があります。かならず事前にCLUB-A以上のJALカードを作りましょう

ANAは普通カード でもSFCが取れますが、JALはCLUB-A以上のJALカード でないとダメですのでご注意を。

資金計画は重要

私がJGC修行に費やした航空運賃は冒頭の表をご覧いただくとわかります(最下行に合計があります)。これらをまかなえる資金計画を事前にしっかり立てておきましょう。

なんとかなるさ、で、なんともならなくなると途中までの投資が水の泡です。

すでにマイルがたくさんあってマイルをeJALポイントに交換してeJALポイントで航空券を買えば多少は安くなるかもしれません。

さらに空港までの往復電車(バス)運賃や宿泊するなら宿代、食事代などの付帯経費もバカになりません。冒頭の表にはこうした付帯費用は含んでいませんので注意してください。

1〜2月には有給休暇を取りまくる計画を

回数修行は時期はあまり関係ないですが、FOP修行の場合は時期が重要になります。このあたりの理由は事情が同じSFC修行のところで説明しています。

修行僧の考えることは皆同じで、1月〜2月の羽田-那覇の土日ァーストクラスはすでにほとんど予約がいっぱいです(なんせ1日2往復くらいしかファーストクラスが飛ばないので)。平日ならまだ空いている可能性があります。

那覇はFOP修行の鉄板コースです。さらにJALの国内線ファーストクラスは空港待遇ではダイヤモンド会員と同等で快適だし、稼げるFOPも大きいです(価格も高いですが)から効率よくFOPを貯められますが、価格はすでに片道5万円突破の正規運賃しか残っていないので現実的ではないですね。

いずれにせよ今からだと1〜2月の平日狙いで安い日と時間帯でガンガン取るしかありません。

那覇は平日に日帰りで沖縄そばを食べに行く場所だと割り切るべし



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FOP修行か回数修行か

ANAのSFC修行とJALのJGC修行の両方を1〜9月で実施した経験ですが、費用的には結果的に極端な差はない様に思います。

FOP修行のメリット・ディメリット

FOP修行で鉄板の羽田-那覇ファーストクラスが使えないとなると、国内線だけでは搭乗回数も結構増えてしまいます。

50,000FOPのうち来年も初乗り5,000FOPプレゼントがあると仮定すると45,000FOPが必要。

羽田-那覇を普通席往復で得られるFOPは先得系運賃だと2,952FOPとなり、単純計算16往復必要になります。運良く往復クラスJが取れれば3,344FOPで全回クラスJと仮定しても15回です。なんかため息がでますね。

なので、FOP修行の場合は、2回程度のシンガポールかクアラルンプール往復を入れるのが常道です。積算率の都合で効率が良いのはアジア・オセアニアに限られますので、オーストラリアやニュージーランドもOKです。

FOP修行では、国内線だけだと回数が増えるので、アジア・オセアニア往復を1〜2回入れるのが良い。

回数修行のメリット・ディメリット

FOP修行と違って海外は修行視点では意味がありませんので、国内・近距離・安価がメインです。安近短フライトで稼ぐわけです。

修行のために海外に行かなくて良いのはメリットかもしれませんが、そもそもステータスが生きるのは国際線ですから、海外旅行が嫌いな人がステータスをとってもあまり意味がありません。

ANA利用ならほとんどの路線で導入されているプレミアムクラスを使えば、ANAのプラチナステータスと同等(以上)の待遇ですからね。JALでは路線限定ですが、ファーストクラスを使えばさらに上のダイヤモンド会員同等の待遇です。なので、国際線に興味がないならこうした上位クラスシートを使った方がずっと安上がりかもしれません。

回数修行のディメリットは、安近短を単純往復の繰り返し(下手すれば同じ路線を1日複数回往復する)なので飽きるし精神的に疲れる。

飽きないし楽しくて思い出に残るのは空港ホッピングです。冒頭の表を見ていただきたいのですが、7月の7回目と11回目に1泊で8レグ、11レグしています。大変で乗り継ぎスリルもありましたが楽しかったですね、これは。お勧めしたいです。

乗り継ぎで重要なのは乗り継ぎ所要時間です。短くしたいけど乗り遅れは困ります。このあたりは、以下の記事から連日で私が経験している空港の乗り継ぎ事情を解説しておりますのでお読みくださいませ。

JALの場合、同一日に同一空港から複数回の出発がある場合は特別の注意が必要になります。

 

FOP修行か回数修行か?

これはもう個人の事情と好みなのですが、私は海外旅行も好きなのでFOP修行のほうが楽しいです。何より安近短の往復連続は精神的にも辛いですね。仕事で伊丹往復とかなら搭乗は手段であり気になりませんが、空港滞在宰相時間で往復すると、それも連日とかになるともう飽きます。

個人的には修行ついでにシンガポールとかクアラルンプール旅行も楽しめるFOP修行のほうをお勧めしたい。

ただし、1日の休みはパラパラとれるが、4日とか5日の連休は無理というのなら回数修行でしょうか。しかし修行の短期間海外が無理なら、ステータスを生かせるちょっと長め・長距離の海外旅行は難しくないですかね?となるとあえてステータスを取らなくてもと思います。

JAL予約はJALマイレージモール経由で

意外に知らない人が多いようですが、JAL自身がJALマイレージモール特約店扱いなんですね。

ですから、いきなりJALサイトから予約ではなく、一旦JALマイレージモールにはいって下のようなところから(店名を「JAL」で検索)JAL本体のWebに入ってJALカードで予約するとOKです。

 

JALカードショッピングマイル・プレミアムに参加登録(有料)していると、100円=2マイルと通常の2倍になります。JGC修行には事前にCLUB-A以上必須と書きましたが、CLUB-A以上のカードにはJALカードショッピングマイル・プレミアムが付加されているので、なおのこと事前につくっておくのが大切です。

まとめ

  • JGC修行の前にCLUB-A以上のJALカードを作っておく。
  • JGCのFOP修行はANAのSFC修行同様1月から速攻で始めるのが良い。
  • JGCのFOP修行では1〜2回のアジア・オセアニア往復を入れた方が楽しい。
  • JGC回数修行は安近短の連続でかなり飽きてきて精神的に辛いので覚悟が必要。
  • JGC回数修行では一泊二日で8〜12レグ程度の空港ホッピングをすると楽しみが生まれる。
  • JGC修行の航空券はCLUB-A以上のJALカードを使用してJALマイレージモールから予約すると溜まるマイルが2倍になる。


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