タフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホ:Unihertz Titan、使用1週間経過の感想

タフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホ:Unihertz Titan、使用1週間経過の感想

1月1日午前中に宅配便で届いた、Unihertzのタフネス・ハードウェアキーボード搭載スマホTitanを使い始めて1週間がたった時点(本稿執筆時点)での感想をお届けします。ちなみに、筆者はHP100LXからのモバイラーなのでその視点での感想ということになります。

HP100LX時代

私がHP100LXなるポケットPCを知ったのは会社の同僚が持っていたから。そこで衝撃を受けて以来モバイルPCの道をまっしぐら。

写真はWikipediaのHP200LXを引用しました

若い方はご存知ないでしょうが、一部では爆発的に売れたものです。

1993年に発売され、一部マニアの方の努力により日本語化されたもので、当時のパソコン通信NIFTY-ServeのフォーラムFHPPCに入り浸っていたものです。

そういう経歴?がありますので、筆者はキーボード付きのモバイルデバイスには全く抵抗を感じません。BlackBerryを愛する人も同様にキーボード付きモバイルデバイスには抵抗がないでしょう。

Titanのいいところ・悪いところ

いいところ

  • なんといっても安い(プレッジ額はUS$239です、日本円で約25,000円程度)
  • バックライト付きハードウェアキーボード搭載
  • 6,000mAhの大容量バッテリーでバッテリー駆動時間が長い
  • IP67の防塵防水
  • Titan, Unihertz Rugged QWERTY Smartphoneの名前のとおりタフネススマホ。

よくないと感じるところ

  • でかいのでズボンのポケットに入らない。冬季限定でダウンやコートのポケットなら入る。
  • 技適の電磁的表示が現ファームにはないため、背面の技適表示の紙ラベルがぼろぼろにならないように、透明保護シールを貼り付ける必要がある。(現時点では適法性を示す唯一の証拠ですから剥がしてはいけない)
  • 片手で長時間持つには重く、片手タイプはかなり無理がある(落としそうになる)
  • 仕様かバグかわかりませんが、5GHzのWifiで5.2GHz (W52) ではつながらず5.3GHz (W53) を必要とするので、使えるWifiルーターを選ぶ可能性がある。
  • 内蔵日本語変換がタコである。

Unihertzのプロモーション動画

Kickstarterに掲載されていたUnihertz Titanのオフィシャルプロモーション動画がYouTubeにもオフィシャル掲載されていました。



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1週間使った結果

1月1日に配達されてから休みだったのでずっと手にしていました。

筆者の個人的感想ですが、Unihertz Titanは大きくて思いがとても使いやすい端末です。

筆者は以前Unihertzのタフネス極小スマホAtomにもバックし所有していました(今は手放しましたが)。

Atomの頑丈さは類を見ないものですが、小さいが故に老眼にはきついのと、2,000mAhのバッテリーはやはり貧弱と言わざるを得ませんでした。

しかし、Titanはでかくなった代償として、見やすいサイズのスクリーン、打ちやすいハードウェアキーボード、6,000mAhの大容量バッテリーで丸1日どころか数日くらいは持ちそうないきおい。少なくともiPhone 8の比ではない感じなのです。

大きさ・重さはどうか?

一番気になるところだと思います。

iPhone 8のように片手でバシバシ使うのは無理です。メールやSNS新着通知があってそれを確認するくらいなら問題ありませんが、長時間片手でもってニュースを読んだりするのはだんだん重さを感じるようになってきます。

しかし、実際に使ってみると、気づくと大抵は両手持ちしています。つまり外国の映画や前掲のUnihertz Titanオフィシャルプロモーション動画の後半に女性がTitanを両手に持っていますが、あんな感じで使うようになっています。

意識せずに小型タブレットのように扱っているのかもしれません。

私の場合ですが、意外にも使ってる間は大きさ・重さが気になったことはほとんどない感じです。

ただし、ズボンやジーンズのポケットには入りません。

縦方向はGalaxy Note10+より短いですが、幅は1.5cmほど大きく、厚みは2倍くらいありますので、まあ、冬場以外の持ち運びが課題となります。

そのかわり、Galaxy Note10+はでかくて薄いので折れそうなひ弱さを感じますが、TitanはRuggedと表記されるとおりがっちり質実剛健なのでそんな心配はありません。

男性にとってコートやダウンを着ない季節での持ち運びが課題となる。

電池の持ち

1週間たちました。一応毎晩充電していますが、朝充電すれば夜まで全く問題なし。普通のスマホなら60%とか50%になるところが、楽勝で85%とか残っていたりします(もちろん使い方によりますが)。

公称待ち受け時間は7日間以上ということなので、最小限の利用ならば本当に1週間くらいはもつかもしれません。

過去使ったスマートフォンの中で、最高レベルの電池持ちといっても過言ではありません。

CPUパワー

採用しているCPUはMediaTek Helio P60 (MT6771V/C)ということで、Unihertz Atomで使っていたMediaTek MT6763 V/Bから変更されています。

Antutu (Ver.8) ベンチマークによれば以下の通りです。

総合スコア
MediaTek Hello P23 MT6763V (Unihertz Atom)83,000
MediaTek Helio P60 MT6771V (Unihertz Titan)168,000
Snapdragon 660 (AQUOS R Compact)165,000

実際、体感的にもAtomよりかなりさくさく動きます。

また現有のSHARP AQUOS R CompactはSnapdragon 660搭載で、Antutu的にはTitanと同クラス。実際触った感じでは、TitanのほうがAQUOS R Comapctよりサクサク感が強いようです。

Unihertz Atomよりかなりサクサク動き、同レベルAntutuスコアのSnapdragon 660搭載のAQUOS R Compactより機敏に動く感じ。

まとめ(全般的感想)

私の場合、男性の中でも手が大きいこともあって、非常に手に馴染む。

この1週間、目新しいというのもあるが、気づくとiPhoneではなくTitanを手にすることが多い。

画面解像度は横が1,430ピクセル。iPhone 8は750ピクセル、iPhone 11 Pro Maxで1,242ピクセルと横幅が広いが、これが思った以上に使いやすい。縦方向の不足を感じることはあるが、横が十分広いため、レスポンシブデザインのニュースサイトでは、縦長でスクロールばかりするよりずっと読みやすく感じる。

上下スクロールしてニュースなどを読むには、画面のスワイプではなくキーボードを上下に撫でるだけでスクロールできるので、これが自然な感じで指が動くので使いやすい。



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