iPhoneのOSアップデートiOS13.7で新型コロナ(COVID-19)接触通知システムが標準搭載されました。これで、COCOAという官製アプリは不要!….じゃないんです、実は。
iOS 13.7の接触通知システム
接触通知をオンにしてみる
iOS 13.7にアップデートすると「設定」に「接触通知」の項目が増えます。
この画面に続いて「国または地域を選択」する画面になりますので、ずぃーとスクロールして下の方にある「日本」をタップします。
iOS 13.7の接触確認機能はワールドワイドな機能として実装されていますが、国によってはiOS 13.7の機能だけでことたりるそうですが、我が日本の場合は画面のとおり「この国/地域には接触確認Appがあります」と表示されているので、例の「COCOA」アプリをインストールしないと接触確認や通知はできません。
COCOAはインストールしないとだめです
「App Store」を開くをタップすると、いつものダウンロード画面にいくかと思いきゃさにあらず。
こんな説明画面が出ます。
この説明を読みながら(一応読んでくださいね)スクロールすると中程にダウンロードリンクがあります。
あとは説明を見ながら「次へ」「同意する」等々をタップしていきます。
COCOAの接触確認はBluetoothを使いますので有効にします。
政府はCOCOAは1m以内で15分以上の濃厚接触があった場合に通知されるとしていますが、今どきのスマホはBluetooth Class2が普通なので、見通し距離で10mは楽に届きます。1mというのはClass 3での話だと思いますが、市販のワイヤレスイヤホンやスマートフォンはほとんどClass2です。
市販の普通のスマートフォンどうしなら、見通しで10m、悪くても数メートルは楽に届くので、COCOAの接触確認は8mくらい離れたところにたまたま感染登録者がいたとして、15分以上Bluetooth通信が出来ていると「濃厚接触」になるのではなりえます。
これについては、東京工業大学が学生向けのCOCOAインストール案内でも注意をしています。
Bluetoothは10メートル程度の近距離で電子機器間のデータ通信を行う機能です。ガラスやアクリル板が間にあっても通信ができますので、接触確認通知を受けたとしても、そうした遮蔽板をはさんでの接近だった可能性もあります。
Bluetoothを使う以上知っておくべきことですが、政府や関係者は平然と1m、1mとアホみたいに連呼しています。
COCOAは10m程度以内で15分以上感染者と一緒に居た場合に検知される可能性がある。自分と感染者との間にアクリルやガラスなどの仕切りがあっても検知される可能性がある。関係者はこのことに触れたがらないが知っておくべきことです。
「陽性者との接触を確認する」ボタンを押すときってどきどきしますよね?
接触確認をオンにしないと?
それでは接触確認をオンにしないとどうなるか?
接触確認をオンにしないでCOCOAをインストールすると、自動的に接触確認はオンの状態になります。
なんかまどろっこしいですね。
ワールドワイドで共通の機能を実装しそれを使うようにCOCOA iOS版がなっているのでやむをえないところ。
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まとめ
iOS 13.7で接触通知機能が実装され、iPhoneに表示される説明だけをパット見ていると官製のCOCOAアプリが不要のように読めるがそれは間違い。
ワールドワイドで共通な機能としてAppleが実装し、日本の場合は専用の接触確認アプリCOCOAのインストールが必要である。COCOAがないと接触確認や通知は行われない。
Bluetoothを使って1m以内の距離というが、普通に実装されているBluetooth Class2では見通しで10mくらいは届くので、濃厚な距離でなくて数メートル先の感染者、ガラス・アクリルなどを感染者との間に挟んでいても15分以上その状態を保てば検知される可能性がある。
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