2021年版:マクロ重視のおすすめコンデジはこれだ!

2021年版:マクロ重視のおすすめコンデジはこれだ!

このブログで使っている写真のほとんどは筆者自身が撮影したもので、その中には結構マクロ(接写)を使っているものが結構あります。現在はOLYMPUS TG-2(2013年6月)か、スマホのHUAWEI Mate 20 Proで撮っています。今、マクロ重視でデジカメを選ぶとしたら何を選べばよいのでしょうか?


筆者のマクロ撮影道具

E-M1 mark II

筆者の場合、本気で本格的に撮るとしたらもちろんデジタル一眼を使います。

この場合の最強セットはこれ。

・OLYMPUS OM-D E-M1 mark II
・ツインフラッシュセット STF-22
・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro

手持ちの中では間違いなく最強なのですが、アンチお手軽度も最強です。

これにさらに三脚とか加わりますので準備が結構大変です。

ブログネタとかにはあまりにも大げさすぎて日常的出番は少ない。

HUAWEI Mate 20 Proのスーパーマクロ

普段使うことが多いのはこれです。

・HUAWEI Mate 20 Proのマクロ。

HUAWEI Mate 20 Proはマクロにもバッチリ強いです。

これのスーパーマクロでズーム最大(3倍)にしてとったのがこれ。
さらに近寄れますが、なんだかわからなくなるので…(笑)

ブログならこれで十分すぎます。

OLYMPUS TG-2

2013年6月に買ったもの。なんと、なんとの7年半前です、光陰矢のごとし。

これのマクロも相当なもので、下の写真は上と同じ素材をTG-2のスーパーマクロ(ズーム3倍)で撮ったもの。

HUAWEI Mate 20 Proよりセンサーが大きいため被写界深度が浅く周囲がボケます。

通常はこれらで十分ですが、TG-2も7年経ちますので後継を考えても良い頃です。



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マクロに強いコンデジはこれだ!

条件

考える最低限の条件は以下の通り。

・最短撮影距離:1cm(ワイド端)
ズーム倍率はせいぜい数倍まで(詳細は以下に記述)
・現行販売機種
・手ブレ補正

ズームばせいぜい数倍までというのは以下の理由によります。

焦点距離が長くなるほど最短撮影距離も長くなります。ワイド端にて1cmでもあと少し拡大したい時に、高倍率ズームではいきなり最短撮影距離が10cmとか30cmになる焦点距離になってしまい、マクロの倍率をズームで調整するということが相当難しいのです

候補

まずはいつものように価格.comで検索します。

・最短撮影距離:1cm または (拡張)マクロ:1cm
・手ブレ補正
・ズームは4~6倍以内
・コンパクトデジカメ限定
・価格.comの最安で5万円以内

すると残ったコンパクトデジカメは事実上6機種でした。
日付は価格.com登録日、価格は価格.comの最安価格です。
商品名のリンクは各メーカーの商品紹介サイトへのリンクです。

RICOH WG-70(2020/2/ 5)¥27,180
RICOH WG-6(2019/2/22)¥36,770
RICOH WG-60(2018/10/25)¥24,600
RICOH WG-50(2017/5/25)¥24,500
OLYMPUS Tough TG-6(2019/6/13 )¥39,800
NIKON COOLPIX W300(2017/6/16 )¥29,250

いろいろなカメラ情報サイトやブログでは、CANONがマクロに強いとしている記事が多いのですが、マクロ重視で実機を触るとすぐにそれがマクロには適していないことがわかります。

CANONの最短撮影距離1cmで5万円以下の機種ではいくつかあります。

しかしPowerShotは25~40倍の高倍率なので上記の注意書きのところに書いたように、マクロとしては極めて使いずらいものになります。

CANON PowerShot (コンデジ) は高倍率レンズがウリで、ワイド端1cmのマクロはとても残念ですがおまけに過ぎない。

上記のリストのうちNIKON COOLPIX W300はすでに3年半前なのでここは退いていただき、同様にRICOH WG-50にも退陣いただくと残りはRICOH3機種とOLYMPUS。

OLYMPUSは冒頭に書いたとおりTG-2を使っていますが、オートホワイトバランスがよろしくなく特に昼間の屋内で全体的に黄色っぽくなる事が多いです。

個人的にはTG-6のオートホワイトバランスがイマイチっぽい傾向は変わりませんし(店頭でためしてもTG-2と同じ傾向)画像が暗めなのでもういいかなと思いますが、決して悪くはないです。RICOHがいやならOLYMPUS!であることは間違いなし。

残りは、RICOH WG-60/70/6です。

WG-60とWG-70はマクロ撮影時の画像記録サイズ(解像度)が異なり、WG-60は2M(フルHD)固定、WG-70では12M(4608×2592)も選択可能です。またWG-70ではクロスプロセスが追加されフィルムっぽい仕上がりも選べます。

WG-6はWG-60/70とは操作系も全く異なります。

WG-60/70はモード切り替えなどもすべてボタンのみですが、WG-6はTG-6同様にモードダイヤルが導入され、またTG-6にはないWGシリーズ共通の特徴であるレンズ周りの6灯LEDライトの光量も10倍になっており、タフ性能もWG-6のほうが上です。

予算が許せばWG-6、セカンドチョイスがWG-70でしょうか。

まとめ

最短撮影距離1cmの一見マクロに強そうなデジカメはたくさんあるが、ちょっとズームでテレ寄りにするとすぐに最短撮影距離が10cmとか30cmになり、マクロとしては使い物にならないのでマクロ重視としては選択外。(CANON PowerShot)

OLYMPUS TG-6は筆者利用のTG-2同様にオートホワイトバランスに癖があり、中間室内で黄色みがかるのでマニュアルホワイトバランスが欠かせないので面倒。また画も全体的に暗め。

マクロ重視コンデジではRICOH WG-6/60/70がファーストチョイスでレンズ周囲の6灯LEDはマクロには大変便利なのでおすすめ。予算があればWG-6、節約するならWG-70がおすすめ。

RICOHが嫌な人へのイチオシは文句なくTG-6。



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