おサイフ用セカンド・スマホとしてどれがいい?Jelly 2/Rakuten Mini/古いiPhone

おサイフ用セカンド・スマホとしてどれがいい?Jelly 2/Rakuten Mini/古いiPhone

おサイフ用セカンド・スマホとして筆者はiPhone 8を使っていますが、他にRakuten Mini、Unihertz Jelly 2も持っています。それぞれ優劣がありますが、今回はどれが良いのか考えてみましょう。


なぜおサイフ用セカンド・スマホなのか?

普通に考えれば、スマートフォンは1台でそれに全ての機能をもたせると思いますが、SIMフリーを必須条件とする筆者にとってはそれはかなり厳しい条件となります。

SIMフリースマートフォンでFelica対応はまだ多くない

ハイエンドとして抜群の機能・性能をもち、なおかつ価格も相対的に安いメーカーというと筆者愛用のHUAWEIになりますがHUAWEIスマートフォンは将来に暗雲が漂いますし、現行モデルではすでにGoogle Mobile Service(GMS)が使えないので、事実上は使い物にならない。

筆者はSIMフリーモデル以外をメインスマホとして使う気は全くありませんが、さりとてSIMフリーにこだわるとFelica非対応も覚悟しなければならないわけです。

SIMロック解除も悪くないですが、当初はキャリア契約とバインドされますし、ロック解除しても対応バンドの問題も残る可能性があるので論外です。

ならばiPhone SIMフリーモデルがあるじゃん!という声もありましょう。

単なるわがままかも知れませんが過去ずっとiPhoneユーザーだッた経験でもうiPhoneに縛られたくのです。iPhoneは素晴らしいスマホですが、それに縛られてしまうのが困るのです。

メインスマホの条件としてFelicaを外すことで選択肢がぐっと広がる。
Felica搭載のミドルレンジ程度のスマホをセカンド・スマホとして持てば良い。

回線契約が一つ増えますが、セカンド・スマホとしては通信速度はあまり重要ではないので、安いプランや安いMVNOを選ば良いだけです。筆者の場合はもともと2回線もっていますので無問題。



【広告】

おサイフ用3機種

セカンド・スマホは大きさ的にメインスマホより小型でなければなりません。

今筆者が持っているFelica対応スマホは、iPhone 8(2020年8月に正規サービス・プロバイダでバッテリー交換しています)、Rakuten Mini、Unihertz Jelly 2があります。

それぞれ良し悪しを見ていきましょう。

iPhone 8

2018年4月にApple Store Onlineで購入し、前述のとおり2020年8月にバッテリー交換しています。

現在はおサイフ用セカンド・スマホとして使っており通常使用はほとんどありませんので、朝バッテリー100%ででかけて帰宅しても95%程度は残っています。

特に機内モードにしてバッテリーセーブするなどしていません。

電車の改札通過とランチにSuica払いしたり、時々メール整理する程度です。

メリット:

・バッテリーの持ちが抜群(セカンド・スマホ用途限定の特徴だと思います)。iPhone 8でもこんな使い方なら恐ろしくバッテリーが持つということ。
いざとなえればメインスマホとして使えるだけの機能・性能はまだまだ持っている。
・自動改札通過時にiPhoneのバイブレーターが振動し同時に画面に一時的にSuicaが表示さるというフィードバックがあるので、改札機表示を見落としても改札通過成功と残高がわかります。
・iDやQUICPayの登録が極めて簡単で手持ちのカードを読ませる(あるいは手でカード番号などを入れる)だけでよい。カードによってはカード会社の承認が必要な場合もあるがとにかくそのために何かをインストールする必要皆無。それ以上に解除が非常に簡単

ディメリット:

・メインのHUAWEI Mate 20 Proと比べると小さいしシャツの胸ポケットにも収まるがそれでも大きいのは否めない。
・このためだけにLIghtningの充電ケーブルが必要になる。
・Apple Payに仕込んだSuicaはiPhone同士でしか機種変更できない(Androidには移せない)。

おすすめ度:

・★★★☆☆
・FelicaがiPhone以外には移せないので★ひとつ減点
・他の2機種に比べると重く大きくなるので★ひとつ減点

Rakuten Mini

当初は話題になりました。1円ということで申し込んだ人も多いでしょう。

確かにその時点で世界最小Felica対応であるのは間違いなかったですが、楽天回線のボロさ・LTE-B1対応で勝手にスペックチェンジするなど問題多発のスマートフォンです。

メリット:

・薄くて軽量(これくらいしかメリットがない)。

ディメリット:

・楽天モバイル回線では大きな建物や地下で圏外になることがおおく(特に都区内)QRコード決済としては使えないことが少なからずある。
・バッテリーが持たない。何もしなくてもどんどん減るので持たせるためには普段は機内モードなどにしなければならない。
・LTE-B1対応ハード以外では、楽天回線以外では事実上使えない。
・eSIMオンリーなので、例えLTE-B!対応ハードであっても使えるMVNOなどはiijmioくらいしかない。
・おサイフ以外にはなかなか使えない低スペックでパフォーマンスも低い。潰しが効かない。
・Android全般に言えるが、改札通過時に触覚・資格フィードバックがないのが不安。
・Android全般に言えるが、iDやQUICPayがApple Payのようにシンプルで簡単ではない。

おすすめ度:

・★☆☆☆☆
・薄くて小さくて軽いことしか★がない。
おすすめ度最低です。
・どうしても使いたいならLTE-B1対応ハード限定ですが楽天モバイル回線ではなくiijmioのeSIMプランを使うことをおすすめ。

Unihertz Jelly 2

メリット:

・小型軽量であるが、CPUはHELIO P60でantutu 17万台、RAM 6GB、ROM 128GB(さらにmicroSD対応)イヤホンジャック、FMチューナー内蔵、赤外線ポート内蔵とミドルレンジスマホとしても文句ないスペック
・画面が小さいが、逆にそれが故にスペック以上に体感ではサクサク動くのでストレスがない。
・バッテリー持ちはiPhoneほどではないが、Rakuten MIniのように使わない時は機内モードなどにしなくてもまFelica決済メインなら朝から晩まで持っても85%程度以上は残っていることが多い(今は楽天モバイルのSIMをを入れているので持ちはかなり電波状況によります)。
・SIMフリーで楽天モバイルでも他のキャリアでもOK、SIMはnano-SIMなので無問題。

ディメリット:

・クラウドファンディングなので、一般発売されるまでは入手できない。
・Rakuten Miniのように薄型ではない。
・5GHzのW52にはつながらない(W53ならつながる)
・Android全般に言えるが、改札通過時に触覚・資格フィードバックがないのが不安。
・Android全般に言えるが、iDやQUICPayがApple Payのようにシンプルで簡単ではない。

おすすめ度:

・★★★★☆
・あまり減点ポイントはないのですが、iPhone 8に比べると同じ使い方でもバッテリーの持ちが悪いので☆一つ減点。
・一般入手できるようになればおすすめです。

まとめ

おサイフ用セカンド・スマホを持つことで、回線維持費用は必要になるがメインスマホの機種選定時にはFelicaの束縛から開放される。

おサイフ用セカンド・スマホとしてのおすすめはUnihertz Jelly 2。最低最悪はRakuten Mini。

Felica対応の古いiPhone(iPhone 7以降)があれば、バッテリー交換してリフレッシしてかおサイフ用セカンド・スマホとして蘇らせるのも非常に良い。



【広告】

モバイル・関連ガジェットカテゴリの最新記事