桜餅?道明寺?

桜餅?道明寺?

関西人の筆者と関東人の妻の間では、東西の習慣等の違いについての話題に事欠かないのですが、その一つが関西でいう桜餅、関東でいう道明寺です。習慣の問題なので良し悪しとか正解などは一切ありません、狭い日本なのになぜにここまで違うのか….と驚く日々が結婚して○十年経っても驚きの日々です。

桜餅(関東)

小麦粉・砂糖・味甚粉(みじんこ)などを混ぜて水で溶いて焼いた皮でこし餡を包んだものです。

関東のスーパーで普通に売っている桜餅はこちら。

今は知りませんが、昔は関西のスーパーでは見たことがなかった代物で、東京に住んで知人宅で茶菓子として出された折には、ピンク色の柏餅みたいなもので実に奇妙に思えたものです。

今でこそ見慣れましたが、やはり関西人の血は消えることがなくて、これを「桜餅」と言われることに抵抗があります。

関東風桜餅は皮(桜の葉)を剥がすのが簡単なのはメリット。
食べるという人もいらっしゃいますが、うーん、個人的には葉っぱは食べません、スミマセン。



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桜餅(関西)・道明寺(関東)

道明寺粉(米から作ったもの)から作った餅で餡(通常はこし餡)を包んだもの。桜餅(関東)同様、塩漬けしたサクラの葉でつつんであります。

筆者の場合はこちらが桜餅。

桜餅(関西)・道明寺(関東)の欠点は、桜の葉を剥がす時に葉が破れたりして非常に剥がしにくい上に、手が餅でベタベタになるのが難点です。ベタベタ被害を少なくするのは葉を食べるしか手がないという。

日本各地では?

関東・関西以外ではどうなのか?

こんな情報がありました。

この情報では関西風が多勢のようで、2015年調査時から比べて2018年調査では関西風が関東にもかなり入り込んでいるようです。

確かに昔に比べたらスーパーの和菓子売場でも関西風を見ることが多くなりました。

上記のウェザーニュースのサイトによれば、「道明寺(関西風)はネチネチしているから苦手」という声があるそうで、これは関西人としてもなんとなく頷けます。面白いには、「両方」と回答した人は「スーパーでは両方の詰め合わせが主流です」というもの。確かにスーパーの4個入りだと2個が関東風で2個が関西風のものがありますよね。

いずれにせよ、両方とも美味しいのは間違いないので、これからの桜の季節、桜餅も美味しくいただきましょう。



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