TYPE-A(QC3.0)+TYPE-C(PD)をダイナミックに給電振り分けできる!RAVPower 65W GaN 急速充電器は良いぞ!

TYPE-A(QC3.0)+TYPE-C(PD)をダイナミックに給電振り分けできる!RAVPower 65W GaN 急速充電器は良いぞ!

大容量のモバイル充電器は大きくて重いという従来の常識を覆したのがGaN(窒化ガリウム)を使った充電器。飛躍的に小型化されたものが出てきています。今回買ってみたのはPower Delivery対応65Wの充電器です。65W必要なPCへの単体、30W必要なMacBook Air M1とスマホへの高速充電の同時使用など柔軟な使い方ができるすぐれものです。


GaN(窒化ガリウム)とは

窒化ガリウム(ちっかガリウムGaN)はガリウム窒化物であり、主に青色発光ダイオード(青色LED)の材料として用いられる半導体である。 また、近年ではパワー半導体やレーダーへの応用も期待されている。 ガリウムナイトライド (gallium nitride) とも呼ばれる。
出典:Wikipedia 「窒化ガリウム」

従来のシリコン半導体より耐圧性にすぐれ電力効率が高いのが特徴です。

電力効率が高いと熱となって無駄になる部分が少ないので、結果的に発熱が少なくなります。

世の中にはエネルギー保存の法則というものがあり、変換されなかった部分は熱となって放出されるわけです。



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RAVPower 65W PD対応充電器

今回、Amazonで買ったのがこちら。

別にAmazonでなくてもいいとは思いますが、多分Amazonのオフィシャルストアで買うのが一番安いです。

GaN採用充電器ではAnkerよりもRAVPowerのほうが先行していて、小型化もAnkerより進んでいるものが多いようです。

パッケージの色使いがAnkerによく似ています(笑)。

パッケージ表面にはRAVPowerの「R」が大きくプリントされています。

以前のモデルにはなかったように思いますが、これには65Wをしめす65の文字がデザインされています。

大きさは一緒に写っている筆者の指からご推察ください。

出力はiSmartとPDの2ポートです。

サイズ55 x 55 x 31.5mm
重さ約120g(実測は114g)
入力AC100~240V 50/60Hz 1.5A
出力TYPE-C:PD3.0対応:5V/3A,9V/3A,12V/3A,15V/3A,20V/3.25A 最大65W
TYPE-A:QC対応 5V/3A,9V/2A,12V/1.5A 最大18W

TYPE-AとTYPE−C同時使用時:
TYPE-Cが45W以上のときは、TYPE-C (PD) は45W〜最大60W、TYPE-Aは5W (5V/1A)となります。
TYPE-Cが45W未満のときは、TYPE-C (PD) は最大45W、TYPE-Aは18Wとなります。
TYPE-Cで65WとTYPE-Aで18Wが同時に使えるわけではありません。

TYPE-Cに接続した機器の電力量でTYPE-Aで使える電力量がダイナミックに変わるのが味噌です。

Ankerでこういうタイプはまだないように思います(2021年4月1日時点)。

Ankerで一番近いのが「Anker PowerPort Atom III (Two Ports)」です。

Ankerのは合計60Wとなっていますが、TYPE-CはPowerIQ 3.0対応(PD対応)で最大45W、TYPE-AはPowerIQ 2.0対応で最大18WでTYPE-Cを最大60Wまで出せるような使い方には対応していません

大きさ:68 × 69 × 28 mm
重さ:約150g

一回り大きく30g重いので正直なところRAVPowerに比べると魅力はありません、

RAVPower RP-PC133の特徴は、PDのみの利用であれば65Wを必要とするノートパソコンに給電でき、TYPE-AとTYPE-Cの同時使用であれば、QC3.0とPDで2台のスマートフォンへの高速充電や、スマートフォン1台への高速充電と同時にMacBook Air (M1)への給電(最大30W)もできるのが最大の特徴です。

まとめ

最近の大容量モバイル充電器はGaN(窒化ガリウム)対応となり小型のものが多い。

RAVPower RP-PC133はTYPE-A(QC3.0)とTYPE-C(PD)の2ポートで、合計最大65W、2ポート同時使用でもPDの容量によりTYPE-Aポートの利用可能容量が変わるという融通の効く設計である。

それが故に、65Wを必要とするノートPC単体への給電、PD対応スマホ2台への同時給電、MacBook Air M1とPD対応スマホへの同時給電がこれ1台で使い分けできる。

Ankerには同等の製品がなく、容量の柔軟性がないものであっても一回り大きく重くなってしまう。



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