GARMINのウェアラブルデバイス、使ってわかるGARMIN共通の弱点!

GARMINのウェアラブルデバイス、使ってわかるGARMIN共通の弱点!

筆者のGARMINウェアラブルデバイスの使用歴はそれなりに長いのですが、他社のデバイスをいろいろ使ってみてGARMIN共通の弱点が見えてきました。

GARMIN購入歴

筆者のGARMIN購入歴は以下の通り。

購入時期モデル睡眠モニター
2015年3月vivosmart JX
2015年10月vivoactive J
2016年8月vivosmart HR J
2017年7月vivosmart J HR+
2018年2月vivofit 4X
2019年9月Instinct
2020年2月vivosmart 4
2020年5月vivomove Style
2020年12月Instinct Dual Power

まあ、いろいろとっかえひっかえと。

手元に残っているのはInstinct Dual Powerだけでそれ以外はすべて他人様のものになっています。



【広告】

共通の弱点

GARMINしか使っていない時はわかりませんでしたが、HUAWEIやXiaomi、Amazfitなどを使ってみて明らかにGARMINの弱点といえるであろうところがわかったのは比較的最近の話です。

睡眠トラッキングの精度がイマイチ

厳密に比較するには、睡眠状態を脳波・心拍(心電)・体動を測定したものがないとだめだと思いますが、そんなものは持っておりませんので、あくまで腕時計のように手首につける者同士での比較となります。

GARMINはHUAWEIやAmazfitに比べると、入眠の検知が良く言えばシビア、欠点として言えばかなり鈍感。

実際に同じ日に左右の手首につけてみた結果です。

左手首のGARMIN Instinct。

下のものは同じときの右手首のAmazfit Band 5です。

起床時刻は同じ午前5時24分を示しています。

一方入眠時刻はGARMINが0時40分、Amazfitが23時49分と50分ほど差があります。

実際にベッドに入ったのは23時30分ごろで、意識不明(笑)になったのはおそらくそれから十分たつかたたないか。

自覚している入眠時刻に近いのはAmazfitのほうです。GARMINが示す0時40分にはもう夢の中だったはず。

いつも外すわけではないですが、外した時は全体的にGARMINのほうが入眠検出が鈍い傾向があります。
これはInstinct Dual Powerだけではなく、冒頭に書いたこれまで使用した睡眠モニター可能なGARMINに共通しているようです。

使用した範囲内のGARMINで共通仕様だと思われるのは、入眠2時間前装着が正しい睡眠モニターの前提ということ。

多くの方はベッドに入る前にお風呂に入ると思いますのでこれを厳守は厳しいかもしれません

しかし、それを守っていても入眠時刻が「?」なことが時々あります。

番外編:HUAWEIとAmazfitの睡眠モニター比較

番外編ですがHUAWEI Watch GT2eとAmazfit Band 5で比較してみます。

この例では左手首にHUAWEI、右手首にAmazfitです。

まずはHUAWEI Watch GT2e。

続いて同じ日の右手首のAmazfit。

HUAWEIの入眠は23時57分、起床が5時42分。

Amazfitの入眠は0時3分、起床が5時36分。

HUAWEIのほうがレム睡眠・深い睡眠・浅い睡眠のとり方が細かいようですが、入眠検出に関しては大差ないようです。

アクティビティ自動検出が遅い

もうひとつ、GARMINにはMoveIQというアクティビティ自動検出があります。

朝、自宅から駅まで早足で歩くとウォーキングとして検出しますが、その検出表示が出るのは歩き始めて5分以上経ってからで、それもウォーキング経過時間0分として表示され、最初の5分はなかったことになっています。

一方、Amazfitのアクティビティ自動検出をGARMINと比べてみます。

睡眠モニターと同じように左手首にInstinct Dual Power、右手にAmazfit Band 5の状態のとき、さきのようにGARMINは5分遅れで0スタート通知でしたが、Amazfitのほうは5分ほどして同様に検出通知がありますが、そのときにはウォーキングはすでに5分ほど経過したことを示しています。

どちらのほうが賢いか言うまでもありません。

通勤時の徒歩距離のような短時間をMoveIQで捉えるのは、そもそもエクササイズじゃねぇだろというのがGARMINの言い分かもしれません。やるならもっとガッツリやれって(笑)。

GARMINのMovieIQは、ウォーキングなら5分ほどしてから検出通知があり、なおかつ経過時間は0分となっており、最初の5分はなかったことになっている。

このあたりがGARMIN共通の困ったところといえます。

それ以外では現有のInstinct Dual Powerはバッテリーの持ちは抜群だし、メモリ液晶で直射日光下でも視認性は抜群。常時表示なのでチラ見もOK、いちいち手首を返す必要もないし、安心して使えるトラッカーです。

まとめ

極端な欠点のないGARMINであるが、睡眠モニターでは特に入眠検出の感度があまり良くない傾向にある。入眠2時間以上前装着を守ってもだめな時はだめ。もちろんHUAWEIやAmazfitと変わりない時刻を示すことも多いが、外す時はめちゃ外す。

GARMINのMoveIQは、検出通知があってからカウントスタートし、それまでの約5分間のアクティビティは捨てられる。



【広告】

デジカメ・関連ガジェットカテゴリの最新記事