iPadの非折畳みキーボードはApple製かLogicool K380がとても使い心地が良い

iPadの非折畳みキーボードはApple製かLogicool K380がとても使い心地が良い

iPad Proを自宅で使っていて不便なのが文字や文章の入力です。デフォルトの仮想キーボードでローマ字入力は手間がかかりすぎますし、フローティングすれば日本語入力はiPhoneと同様に小さくてフリック入力ができるようになりますが、英文字入力キーボードも同じように小さくなってしまいめっちゃ使いづらい。自宅で使うならここはやはりハードウェアキーボードしかありません。


過去検討したキーボードたち

実はiPad Pro用キーボードをテーマにした記事があります。

[iPadで使えるキーボードはどれがよいか?7モデルを実機レビュー]
https://aichanworld.com/wd/2020/11/06/post-15852/

自宅で使うことを前提に折りたたみでないもので、ワイヤレスを選び出すと以下のものがのこります。

・Apple純正Smart Keyboard Folio
・ELECOM TK-FBP100
・Logicool K380

さらに、その後カバーを兼ねたものでLogicoolのものをレビューしています。

[iPad ProをPC/Mac的に使う!Logicool Folio Touch for iPad Pro 11-inchの実機レビュー!]
https://aichanworld.com/wd/2020/11/16/post-16080/

・Logicool Folio Touch for iPad Pro 11-inch

さらに手持ちのものではMac用ですが純正もあります。

[iPad Proにどのキーボードが快適か、いろいろ繋いでみた]
https://aichanworld.com/wd/2019/12/25/post-11309/

・Apple Wireless Keyboard US (MC184LL/A)

「Apple純正Smart Keyboard Folio」はスリムですがタイプ音が意外にうるさくて、静かな空港ラウンジなどだちょっと気が引けますし、タイピングの感覚がいまいちなので手放しました。

「Logicool Folio Touch for iPad Pro 11-inch」はバッテリー不要なのはいいですがケースを兼ねていて常時MacBook Airに近い重量になってしまうため、こちらも今は手元にはありません。

そこで今回は以下の3機種を比較です。これまで使ってきた中で生き残ってきたものたちなのでそれなりに使い勝手のよいものばかりです。

・Apple Wireless Keyboard US (MC184LL/A)
・ELECOM TK-FBP100
・Logicool K380



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3機種比較

縦に並べた写真です。

テンキーがないだけで、キーピッチは標準の19mmでありデスクトップ用にあるテンキー部分がないだけです。そして接続はいずれもBluetooth接続となります。

Apple Wireless Keyboard US (MC184LL/A)

・ベンダー:アップル
・電源:単三電池2本
・電池寿命:非公開であるが、経験的には1〜3ヶ月程度の感じ
・Bluetoothバージョン:不明
・接続可能台数:1台
・キーピッチ:19mm(実測値)
・キーストローク:2mm程度(デジタルノギスでの実測値)
・重さ:279g(電池別、実測値)
・価格.comでの最安価格:現在販売されていません

最初にMac miniを買った時のもので、なんと12年以上まえの2010年8月に購入したものです。

2017年にLogicool K380を購入してPCとMacを切り替えて使うようになるまでは、このApple Wireless Keyboard US (MC184LL/A)を使っていましたが、タイピングや動作には全く問題がありません。

これには日本語キーボードもあったのですが、元々ワークステーションで英語キーボードに慣れていたので当時はこちらを選択しました。しかし、今使っているPC・Macは全て日本語キーボードなのでむしろ違和感があるのは事実。記号配列が違うのはいいとしても、ENTERキーが英語キーボードは細長く、日本語キーボードは縦に大きいのが今となっては違和感ありあり。

英語・日本語の問題を別にすればタイプしやすくてタッチも良いのですが、1台のデバイスにしか繋がらないのがディメリットです。あとアルミ製の筐体でありMacBook Airのように内部に発熱源がないのでキートップ以外のところはひんやり冷たいのは良し悪しで違和感はあるかもしれません。

金属筐体が災いしていのか、打鍵時にキーが底付きしたときに金属的にガシャガシャと響きます。特にスペースキーを含む下側三列あたりまでが顕著でありそれが最大の難点です。現行モデルのApple Magic Keyboardがどうであるのかはわかりませんので、興味のある方は店頭で実機があればご確認ください。

ELECOM TK-FBP100

・ベンダー:エレコム
・電源:単四電池2本
・電池寿命:約1.1年
・Bluetoothバージョン:Bluetooth3.0
・接続可能台数:3台
・キーピッチ:19mm
・キーストローク:2mm(デジタルノギスでの実測値)
・重さ:374g(電池別)
・価格.comでの最安価格:4,299円〜

形状的には一番普通の形をしています。

筐体の作りがやや柔なところがあり、その結果としてGやHを中心とする一体の使用頻度の高いキーを押すと微妙に下にたわみます。これが非常にタイピングの感触を悪くしています。タイプ音のカシャカシャ音は非常に小さくて問題ないですが、筐体が撓むのは最悪です。底部の樹脂素材にたわみ防止の作りがあればよかったのですが、それがないのでしょう、結構よろしくないです。

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ELECOM TK-FBP100

Logicool K380

・ベンダー:ロジクール
・電源:単四電池2本
・電池寿命:24ヶ月
・Bluetoothバージョン:Bluetooth3.0
・接続可能台数:3台
・キーピッチ:19mm(実測値)
・キーストローク:1.7mm程度(デジタルノギスでの実測値)
・重さ:391g(電池別、実測値)
・価格.comでの最安価格:3,078円〜

キートップが四角ではなく丸なので抵抗がある人がいらっしゃるかもしれません。

デスクトップ用にはこれのテンキー付き版であるK780を使っていますが非常に快適です。

キートップが丸いので他のキーの隅に触れてしまう誤打が減るような気がしますし、キートップが丸いことでのタイピングの不具合は全くありません。

今回の機種で一番のおすすめがこれです。

・作りがしっかりしていて強うタイプしてもたわみがない。
・キートップは珍しい丸であるが、それが故にミスタイプが減る(可能性がある)。
・電池寿命は交渉2年、実体験でもそれくらいもつのでほぼ電池を忘れる。
・タイプ音は非常に静かがまったくカシャカシャ・ガシャガシャの音がなく、今回3機種の中で一番静か。
・価格的にも一番安い。

 

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Logicool K380

まとめ

今回はApple Wireless KeyboardUS (MC184LL/A)、ELECOM TK-FBP100、Logicool K380の使い心地を比較した。

3機種の中では総合的にLogicool K380が特に欠点や使いずらさもなくファーストチョイスとなるだろう。

Apple Wireless KeyboardUS (MC184LL/A)は現行モデルではない。使い買っては良いがペアリングできるデバイスは1台のみ。現在のApple Magic KeyboardはLogicool K380の3〜4倍ほどの価格が最大の難点。Apple製品は高い!の照明みたいな商品。

ELECOM TK-FBP100のキーそのものは打ちやすいのだが、筐体が柔でタイプすると中央部がたわんで非常に心地悪い。もう少し剛性を持たせた筐体にして欲しい。筐体に関してはLogicool K380を手本にして欲しい。

Logicool K380が今回の一押し。価格も3,000円少々であるが、電池は単四アルカリ電池2本で2年、デバイスは3台までペアリングでき、筐体の作りはガッチリしていて強く打鍵してもたわんだりしない。



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