JALマイレージバンク会員限定、1人3,000マイルを支払っての「機内食体験」コースに参加しました

JALマイレージバンク会員限定、1人3,000マイルを支払っての「機内食体験」コースに参加しました

JALがJALマイレージバンク会員限定で行っている催しの一つに、マイルを使っての「JAL工場見学SKY MUSEUM」というのがあります。そのコースの一つである「機内食体験」コースに行ってきました。機内食は国際線エコノミークラスの機内食をJALの施設内で食べることができ、工場見学(整備格納庫見学)もついてきて1人3,000マイルとなります。

JAL工場見学SKY MUSEUM

2023年3月時点でこのイベントには4つのコースがあります。参加できるのは申込者と同行者全員がJALマイレージバンク会員でなければならず、コースごとに1名につき2,000マイル〜4,000マイルが必要です。

[JAL公式] マイルをつかっていってみよう!JAL工場見学SKY MUSEUM
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jmb/kengaku_coupon/special.html

(1)「FUJI号スペシャル」コース

・JAL SKY MUSEUM
・格納庫見学
・JAL初のジェット旅客機FUJI号(DC-8)見学

(2)「ライフベスト着用体験」コース

・JAL SKY MUSEUM
・格納庫見学
・ライフベスト着用体験

(3)「機内食体験」コース

・機内食(国際線エコノミークラス)体験
・JAL SKY MUSEUM
・格納庫見学

(4) 特別企画(期間限定)

・JAL SKY MUSEUM、格納庫見学
・川崎重工業担当者、パイロットによるトークセッション
・機内食(国際線エコノミークラス)体験

今回筆者が妻と2人で参加したのは(3)の「機内食体験」コースです。



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「機内食体験」コース

場所は東京モノレール新整備場駅の地上に出てすぐよこのJALメインテナンスセンター1というビル内で、過去にJAL格納庫見学に行ったことがある方はその場所です。

機内食体験

開始時刻は12時50分とランチタイムの終わる時刻ですが、最初に機内食をいただきますので当然昼抜きで望みます。腹減ったぁ….。

JALメインテナンスセンター1には、来客が待つところはありませんので開始時刻まで門の外で待つ様に係員の方の指示に従います。

事前に記入した体調確認表と代表者は身分証明書(免許証など)を提示して受付をすませてゲスト用に専用ネックストラップがついた入館票をいただきます。これにはQRコードが印刷されており、自動開閉ゲートをこのQRコードで通過します。

会場は3F。エレベータから降りると係の方が待っておられて、最初の機内食体験会場へ誘導されます。

部屋は誘導路を挟んで第1ターミナルの南ウィングを真正面から見ることができるところで、この角度から第1ターミナルを見られる場所は一般人が入れるところにはありません。

室内のテーブルレイアウトも工夫されていて国際線の787-9のエコノミークラス、2-4-2のレイアウトにテーブルがセッティングされていました。室内には向かい合わせの2人かけテーブルが両側に縦の並び、中央は2人が窓の外に向いて横並びで2列つまり4人分あるという2-4-2。

なかなか凝った趣向ですし、費用をかけずに見学者の気分を少しでも盛り上げようという工夫ですね。食事は機内同様にミールカーとが部屋の端に置かれており、係の方が取り出して机の上に並べていき、参加者は自分でそれをとって席(自由)についていただくわけです。

飲み物はスカイタイムの新しいタイプ(ももとぶどう)で非常にさっぱりとしたスカイタイムらしい美味しさでした。

[JALショッピング] JALオリジナルドリンク スカイタイム(ももとぶどう)6本セット
https://www.shop.jal.co.jp/GoodsDetail.jsp?shopPointPres=1&shopDir=jalux&salesGoodsCode=3391J&shopNo=3

JAL SKY MUSEUM

筆者はこれまでに2度整備工場(格納庫)見学に参加しておりますが、SKY MUSEUMは2013年の改装後、2021年に2度目の改装を行いリニューアルしました。

[JAL公式] JAL工場見学スカイミュージアム展示エリアを全面リニューアル
https://press.jal.co.jp/ja/release/202107/006139.html

客室モックアップも昔の古いシートから、最近のプレミアムエコノミー(JAL SKY PREMIUM)とビジネスクラス(JAL SKY SUITE)になっています。

筆者が昔仕事で海外出張をしたのは2006年1月のことでして、ビジネスクラスで行きましたが当時はフルラットなどあろうはずもなく…でした。欧州線や北米線ではなくオセアニア線なので高級シートへの入れ替えも後回しだったのかもしれませんが….。それでも当時のエコノミーとは比べ物にならない食事と大きなシートは快適だったのを覚えています。

歴代の客室乗務員のユニフォーム(一部TDA時代のものもある)や1/50縮尺の歴代機体模型の展示、そしてアーカイブズゾーンは以前はなかった展示で、1950年代から10年ごとに2010年代まの機材、機内食など様々な分野ごとに大型のタッチパネルによる展示があります。

1/50のYS-11の模型
1/50の787-8の模型
787のシェブロンノズル
787のレイクドウィングチップ

これらはとても興味深い内容でした。ここだけでももう一度ゆっくり見たいかも….です。

格納庫見学

最後は格納庫見学。

最初はメインテナンスビル1内にある第1格納庫で、777-300といった大型機から767クラスの中型機の重整備(C整備)を1週間から10日ほどかけて行う格納庫。行った時は床の塗装をしなおしているということであいにく1機もいませんでした。重整備は夜間は行われないので整備士は2シフトで作業しています。

続いて第2格納庫。こちらは737クラスの小型機のメンテナンスをするところで、300〜500飛行時間ごとに1日のフライトが終わって翌日出発までの間に重要部品のチェックなどを行うものです。こちらは24時間体制3交代で整備にあたっています。

見学に行った時は、ほぼ重整備であろうと見られる整備が737に対して行われていました。

737-800尾部APUの吸気口(上)、排気口(下)
主翼の下を剥ぎ取られている!737-800
キャノピー(風防)の整備を受けている787-9

この第2格納庫見学が終わるとコース終了で、そのまま1Fの出口まで案内されて解散です。

まとめ

羽田の工場見学はJALとANAの両方で実施しています。

JALのほうは新整備場駅を出るとすぐ隣のビルですが、ANAのほうは10分少々歩きます。どちらも工場見学(格納庫見学)は普段は絶対見ることができないところを見られますので、予約はすぐに埋まってしまいます。

機会があればぜひ行ってみてください。初めて見るとマジで驚くと同時に感動します!



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