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AQUOS Sense8ユーザー必見! Sense9とR10はどこまで進化した? 買い替えの最適解を探る

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はじめに

昨年11月に発売されたAQUOS Sense9、そして来月7月に発売予定の上位機種AQUOS R10。現在AQUOS Sense8をお使いの方で、買い替えを検討されている方も多いのではないでしょうか?

筆者は2024年4月から現在に至るまでSamsung Galaxy S24をメインで使用しており、2024年5月からの4ヶ月間はAQUOS Sense8を併用していました。Galaxy S24はハイエンドスマホで、ゲームをしない筆者は動作が遅いと感じたことは一度もなく、自動通話録音も重宝しています。

そんなハイエンドスマホと併用していた筆者が「ちょうどよい」と感じていたAQUOS Sense8。ミッドレンジスマホとしてはトップクラスの使いやすさでしたが、いくつかの不満点もありました。

本記事では、AQUOS Sense8で感じていた不満点がAQUOS Sense9、R10でどのように改善されたのかを詳しく比較し、どちらを選ぶべきか、その指針をお伝えします。

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AQUOS Sense8で感じた不満点とSense9での劇的改善

Sense8で感じた不満点

AQUOS Sense8で筆者が特に不満に感じていた点は以下の通りです 。

  • 内蔵スピーカー: モノラルで音質が悪く、購入前の想像以上にネガティブなインパクトがありました。動画視聴時などは特に物足りなさを感じていました。
  • メモリとストレージ: メモリ6GB/ストレージ128GBでは、複数のアプリを同時に使用する際に動作が重くなることがありました。
  • 超広角カメラと自撮りカメラ: 8MPと低解像度で、今どきのスマホとしては物足りなさを感じていました。(筆者は普段iPhone 15 Pro Maxの優秀なカメラをメインで使っていますが、それと比較するとかなり見劣りしました)。
  • 充電速度: 18Wと遅く、忙しい朝などには充電に時間がかかってストレスを感じていました。

SHARP AQUOS sense8、ミッドレンジスマホではトップクラスの「ちょうどよさ」

コンパクト・ミッドレンジスマホの決定版AQUOS sense8、前任のsense7から劇的進化

Sense9での劇的改善

しかし、AQUOS Sense9ではこれらの不満点がほぼ解消されています 。

  • 内蔵スピーカー: モノラルからステレオに変更され、音質が大幅に向上しました。動画視聴や音楽再生がより楽しめるようになっています。
  • メモリとストレージ: 6GB/128GBモデルに加え、8GB/256GBモデルが追加されました。より快適なマルチタスク環境が実現できます。
  • 超広角カメラと自撮りカメラ: 超広角カメラは8MPから50MPへ、自撮りカメラは8MPから32MPへと大幅に進化しました。写真の品質が格段に向上しています。
  • 充電速度: 18Wから36Wに向上し、0%からフル充電までにかかる時間も160分から100分に大幅短縮されました。忙しい日常でも安心です。
  • 通話自動録音: Galaxy S24で重宝している機能ですが、AQUOS Sense9には自動通話録音機能が新たに搭載されました。ビジネスシーンでも活躍しそうです。
  • 迷惑電話対策: 近年問題となっている迷惑電話についても、AQUOS Sense9では対策機能が充実しています。

AQUOS Sense8の魅力であった「防水/防塵/MIL規格」への対応は、AQUOS Sense9にもしっかりと引き継がれています。一方で、有線イヤホンジャックとFMラジオ機能はなくなりましたが、これは時代の流れからやむを得ない変化と言えるでしょう。

筆者としては、AQUOS Sense8で感じていた不満がほぼ改善されたのがAQUOS Sense9だと評価しています。

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AQUOS Sense9 vs AQUOS R10:どちらを選ぶべきか?

AQUOS Sense9で十分満足できそうですが、上位機種であるAQUOS R10の存在も気になるところです。7月上旬から順次発売予定のAQUOS R10は、AQUOS Sense9の上位機種という位置づけですが、Proシリーズとは異なり望遠カメラは省略されており、基本構成はAQUOS Sense9と類似しています。

AQUOS R10は発売されていないのですが、AQUOS Sense9と、AQUOS R10と同じCPUを使った前任機種AQUOS R9の比較動画がありますので紹介します。

両機種の主な違いは以下の通りです 。

  • CPU:
    • AQUOS Sense9: Snapdragon 7s Gen2
    • AQUOS R10: Snapdragon 7+ Gen 3 (前任機種AQUOS R9と同じCPU)
    ベンチマーク数値ではR10がSense9のおよそ2倍の性能差があります。動きの激しい3Dゲームを快適にプレイしたいなら、R10が有利でしょう。
  • ディスプレイ:
    • AQUOS Sense9: IGZO OLED, 90Hz, 全白輝度1,500nit, ピーク輝度2,000nit
    • AQUOS R10: Pro IGZO OLED, 1〜240Hz, 全白輝度1,500nit, ピーク輝度3,000nit
    R10の方が高リフレッシュレートで、ピーク輝度も高いのが特徴です。屋外での視認性や滑らかな画面表示を重視する方にはR10がおすすめです。
  • メモリ/ストレージ:
    • AQUOS Sense9: 6GB/128GB, 8GB/256GB
    • AQUOS R10: 12GB/256GB, 12GB/512GB
    R10はより大容量のメモリとストレージの選択肢があります。重いアプリを多数同時使用する方や、大量のデータを保存したい方にはR10が向いています。
  • カメラ:
    • メインカメラと超広角カメラ: Sense9とR10ともに50MPですが、R10はライカ監修となっています
    • 自撮りカメラ: Sense9が32MPに対し、R10は50MPとさらに高画素です
  • 充電性能: どちらも36W PD3.0に対応 。Sense9は0%からフル充電まで約100分 です。
  • 価格:
    • AQUOS Sense9のSIMフリー価格:128GBモデルが60,940円、256GBモデルが67,800円
    • AQUOS R10のSIMフリー価格:未発表ですが、前任機種AQUOS R9の参考価格が96,910円であり、R10も同等かそれ以上となる可能性があります。
  • 動画撮影性能:
    • YouTubeでAQUOS Sense9やAQUOS R9(R10の前任機)の動画撮影レビューをみると、画像がときどきピクピクと微細に震える感じがあります。これは筆者が使用していたAQUOS Sense8でも同じでした。YouTubeでAQUOS R9 Proの動画撮影例を見ても同じ傾向です。
    • 動画撮影重視であれば、そもそもAQUOSシリーズを選ぶことを再考すべきかもしれません。実際にAQUOS R9での4K30fps撮って出しの撮影動画を見るとわかります。
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まとめ:あなたに最適なAQUOSは?

AQUOS Sense8からの乗り換えを検討している方へ、以下にそれぞれの機種がおすすめな人をまとめました。

AQUOS Sense9がおすすめの人:

  • AQUOS Sense8の不満点が解消されれば十分だと考えている方
  • 日常使いやSNS、軽いゲームが中心で、ハイスペックなCPUは不要な方
  • コストを抑えつつ、カメラ性能やメモリ/ストレージの改善、迷惑電話対策、通話自動録音といった機能の充実を求める方
  • コンパクトで軽量なスマートフォンを好む方(Sense9は166g、Sense8は159gに対し、R10は197g)

AQUOS R10がおすすめの人:

  • 動きの激しい3Dゲームをスマートフォンで本格的にプレイしたい方
  • ディスプレイの性能(高リフレッシュレート、高輝度)を最重視する方
  • カメラ性能(特に超広角や自撮り)にこだわりがあり、ライカ監修のカメラやさらに高画素な自撮りカメラを求める方
  • 大容量のメモリとストレージが必要な方
  • 多少コストが高くなっても、最新の高性能な体験を求める方

筆者はGalaxy S24とAQUOS Sense8を併用していた経験から、ハイエンドスマホに慣れている方でもAQUOS Sense8に「さほど違和感を感じない」と評価しています。この経験を踏まえると、AQUOS Sense9であれば、さらに快適なスマートフォン体験が得られることは間違いないでしょう。

ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのAQUOSを見つけてください!

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参考:AQUOS Sense8、Sense 9、R10とのスペック比較表

参考値としてGalaxy S24も入れています。

R10Sense9Sense8Galaxy S24(参考)
発売日2025年7月予定2024年11月21日2023年11月17日2024年7月11日
SIMフリー価格(公式ストア)未掲載(参考価格 R9は96,910円)128GB/60,940円, 256GB/67,800円51,700円販売終了(筆者購入時は124,700円)
実売価格未掲載(参考価格 R9は95,758円)128GB/41,353円〜, 256GB/49,689円〜38,800円〜124,700円〜
CPUSnapdragon 7+ Gen 3Snapdragon 7s Gen2Snapdragon 6 Gen 1Snapdragon 8 Gen 3
メモリ/ストレージ12GB/256GB, 12GB/512GB6GB/128GB, 8GB/256GB6GB/128GB,8GB/256GB
ストレージ規格UFS 4.0UFS 2.2UFS 2.2UFS 4.0
外部ストレージmicroSDXC
最大2TB
microSDXC
最大1TB
microSDXC
最大1TB
×
ディスプレイPro IGZO OLED, 1〜240Hz, 2340 x 1080, 6.5インチPro IGZO OLED, 1〜240Hz, 2340 x 1080, 6.1インチIGZO OLED, 90Hz, 2432 x 1080, 6.1インチ有機EL, 120Hz, 2340 x 1080, 6.2インチ
輝度全白輝度 1,500nit / ピーク輝度 3,000nit全白輝度 1,500nit / ピーク輝度 2,000nitピーク輝度 1,300nit全白輝度 約1,400nit / ピーク輝度 2,600nit
メインカメラ50MP, f/1.9, 23mm, 1/1.55”, OIS, ライカ監修50MP, f/1.9, 23mm, 1/1.55”, OIS50MP, f/1.9, 23mm, 1/1.55”, OIS50MP, f/1.8, 24mm, 1/1.56”, OIS
望遠カメラ×××10MP, f/2.4, 67mm, 1/3.94”, OIS
超広角カメラ50MP, f/2.2, 13mm, 1/2.55″, ライカ監修50MP, f/2.2, 13mm, 1/2.5″8MP, f/2.4, 15mm12MB, f/2.2, 13mm, 1/2.55”
自撮りカメラ50MP, f/2.2, 23mm, 1/2.88”32MP, f/2.2, 25mm, 1/3,6”8MP, f/2.0, 26mm12MP, f/2.2, 26mm, 1/3.2”
動画(メインカメラ)4K@30, 1080p@30/60fps4K@30fps, 1080p@30/60fps4K@30fps, 1080p@30/60fps8K@30fps, 4K@30/60fps, 1080p@30/60fps
動画(自撮りカメラ)1080p@30/60fps1080p@30fps1080p@30fps4K@30/60fps, 1080p@30/60fps
サウンドステレオスピーカー(BOX型、上部はフルメタル), Dolby Atmos対応ステレオスピーカー(下側のみBOX型)モノラルスピーカーステレオスピーカー
イヤホンジャック×××
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6)/be(Wi-Fi 7)IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)IEEE802.11a/b/g/n(Wi-Fi 4)/ac(Wi-Fi 5)/ax(Wi-Fi 6)
Bluetooth5.45.15.15.3
位置情報GPS、GLONASS、BDS、Galileo、QZSSGPS、GLONASS、BDS、Galileo、QZSSGPS、GLONASS、BDS、Galileo、QZSSGPS, GLONASS, BDS, Galileo, QZSS
NFC
内蔵FMラジオ×××
USBType-C 3.2, DisplayPort 1.4Type-C 3.2, DisplayPort 1.4Type-C 3.2, DisplayPort 1.4Type-C 3.2, DisplayPort 1.2, OTG
バッテリー5000mAh5000mAh5000mAh4000mAh
有線充電36W, PD3.036W, PD3.0, フル充電は約100分18W, PD3.0, フル充電は約160分25W, PD3.0, フル充電は約60分
ワイヤレス充電×××15W wireless (Qi)
通話録音自動通話録音自動通話録音自動通話録音
(Android 15)
自動通話録音
迷惑電話対策ありありあり
(Android 15)
×
伝言アシスタントあり×××
通話リアルタイム翻訳×××
テキスト通話×××
サイズ156 x 75 x 8.9 mm149 x 73 x 8.9mm153 x 71 x 8.4 mm147 x 70.6 x 7.6 mm
重さ197g166g159g168g
スマホマイナンバー2025/06/11時点で未対応
防水/防塵/MIL規格IPX5/IPX8, IP6X, MIL-STD-810G, MIL-STD-810H (全16項目)IPX5/IPX8, IP6X, MIL-STD-810G, MIL-STD-810H (全16項目)IPX5/IPX8, IP6X, MIL-STD-810G, MIL-STD-810H (全16項目)IP68
耐薬品機能エタノール(70%)での1,000回の拭き取り試験を実施した結果、塗装の剥がれや変色、退色に大きな変化がない①イソプロピルアルコール99.7%、②エタノール99.5%、③次亜塩素酸ナトリウム1.0%、④次亜塩素散水200ppmを含ませた布での拭き取りを想定した試験において、著しい変色・退色・剥がれのない①イソプロピルアルコール99.7%、②エタノール99.5%、③次亜塩素酸ナトリウム1.0%、④次亜塩素散水200ppmを含ませた布での拭き取りを想定した試験において、著しい変色・退色・剥がれのない×
ハンドソープ洗浄×××
Antutu (V10)
Total1,366,515 ※1593,980546,9681,740,416
CPU363,383 ※1192,684196,608437,639
GPU479,200 ※1134,072110,930661,625
MEM288,626 ※1118,655109,881345,966
UX236,306 ※1148,569129,549295,188
Geekbench 6
Multi core4,944 ※12,9322,7126,003
Single Core1,841 ※11,0219411,847

※1 2025/06/11時点でAQUOS R10のデータがないため、前任機種AQUOS R9(CPUは同じ)の値です。同じCPUですので、R10でも大きな差はないと考えられます。

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