現地第八日目 (現地時間2004-05-28[金]〜29[土])
天候:曇り時々雨後晴れ

カナダ最後の朝

今日も7時に起きた。帰国のフライトは午後12時45分のJL17便だ。到着時は平日昼間で空港からダウンタウンのホテルまでほぼ30分ほどかかっているから、帰りも平日昼間であることを考えるとおそらくそれくらいだろう。

マウスを写真の上に持ってくると昼間の写真になります 今日も天気が悪い

チェックインが混雑する可能性が高いし、空港内をぶらぶらしたい(大抵の海外の空港はセキュリティエリアにショップなどが沢山ある)3時間前に着くとして、9時過ぎにホテルをチェックアウトすればよかろう。

朝食は昨日買っておいたものですませる。

クロワッサンだけではお腹はイマイチ(といってもクロワッサンは巨大だが)だけれど、林檎をかじったら歯茎から血が出た…じゃなくてお腹が膨れた。

いざセブンイレブンへ

時刻は7時45分。ほぼ全てのもののパッキングを終了し、今一度室内を点検する。まだ、少なくとも1時間以上はあるじゃん…。

てーんで、Carmana Plazaの近くのセブンイレブンに行ってみることにした。看板はまったく同じ日本のそれだが、カップ売りの飲み物はセルフサービスで、日本で言うLサイズが一番小さくて巨大なのは子供の水遊びバケツくらいありそうだ。

置いてあるものはスナックが中心で、他に新聞や雑誌、ちょっとした文房具や日用品、サンドイッチの類だ。ここで、クッキーとチョコとキャンディを買う。

バンクーバーの街には日本人観光客が非常に多いが、このセブンイレブンもなじみのある看板に惹かれてだろうか、朝から結構な日本人がいる。朝食の調達だろうか、サンドイッチや飲み物を買い込んでいる若い女性二人連れがいた。

異国でなじみのある看板でほっとするってのはわかるけれど、ホテル滞在で朝からコンビニのサンドイッチってのは悲しいかもしれぬ。どうせグループとか家族ならhotelよりapartmentのほうを借りて、ゆったりとダイニングで朝食のひと時をすごすほうがお勧めだけど、ツアーにはそういう宿を含んでいるコースは圧倒的に少ないのも事実かも。

最後のスターバックス

今朝はコーヒーを飲んでいない(コーヒーメーカーと豆はホテルにある)ので、近くのスターバックスへ行って持ち帰りでカプチーノのtall(CA$3.00)を買う。見ていると、通勤途中にスターバックスやカナダ版スターバックス(価格はこちらが安い)の"Tim Hortons"などに立ち寄ってマイカップに入れてもらう人が多いようだ。少なくともスターバックはマイカップに入れてもらうと多少安くなるし、あるいは家で入れてくる人も多いのかもしれない。

似て非なる国、カナダとアメリカ

カナダという国は、筆者にとってはアメリカの一部のような気がしていたが、実際はオーストラリアとニュージーランドの関係に近いものを感じた。つまり、似て非なる国なのである。カナダの町には、特にトロントの街にはイギリスを感じる。これはクライストチャーチの街がイギリス以外で一番イギリスらしいといわれるのと似ているようだ。バンクーバーはずっとイギリスっぽさがなくなるが、だが、やはりどこかでそれを感じる。しかし、Searsをはじめアメリカ企業が進出し、映画やテレビはアメリカ化されカナダとしてのアイデンティティを保つのがかなり難しいだろう。

そんなことを考えていたら8時45分になったので、最後に今一度室内点検をしてから部屋を後にした。このホテルも小さなホテルで、街の中同様に日本人を含むアジア系が多いが、ホテルの従業員は非常にきちんとしている。今回はバウチャーなので、支払は電話代のみのCA$1と少々。クレジットかキャッシュかと聞かれるので当然この額ならキャッシュである。ついでにタクシーを呼んでもらう。

ホテルの前で待つこと数分、タクシーがやってきた。運転手は頭にターバンを巻いているじゃないの。そういえば、空港から来るときにもタクシー運転手でターバンを巻いている人がいたし、街中でも見かけた。結構多いのかも…。NZやオーストラリアの人に比べると全般的に無口というか、人によってはフレンドリーさに欠けるとかぶっきらぼうだと感じるかもしれない。決して不親切なのではないが、知る限りのアメリカ人とは明らかに違う。友人にしてもどちらかといえば大人しいほうかもしれない。まあ、個性によるところが大きいので個別にはいろいろあろうが、傾向としては比較的無口かもしれない、あくまで比較的…である。

8時55分タクシーに乗り、グランビル通りを空港に向けて走る。この間運転手はどこから来たのか?と聞いただけで、それに対して応えてさらに二言三言とこちらから言葉を投げるが、向こうからは短い答えだけ。これがニュージーランドやオーストラリアなら笑い声で話が始まるのに…。なんかこういうところも東京みたいだ(苦笑)。誤解を避けるためいうと決して不愉快なわけじゃないので念のため。

バンクーバー国際空港…が、またしても遅延

9時25分、丁度30分後に空港に到着。チップ混みでCA$30を支払う。JALのカウンター近くにつけくれたので、チェックインカウンターは目の前だ。そこで、見るとすでに列ができていたが、どうやらチェックイン開始は9時30分からということらしい。

まつことしばし、チェックインが始まる。筆者が当たったカウンターはたまたま日本人女性だったが、機材の都合で(またかよ)2時間の遅れだという。到着そのものが2時間遅れるというのだ。お詫びとしてCA$10の空港内で使えるFood and Drink couponをくれた。この時点で9時45分ごろ、フライトの出発が14時50分だから5時間、控えめにみても4時間はたっぷりある。どうも今回は遅れなかったフライトは、トロントからバンクーバーへのエアーカナダだけだ。

パブリックゾーン中央にある巨大な置物 フードコートと店舗は置物の正面にある
向こうに見えるのがUSへのターミナル 国際線到着のバゲッジクレーム
この日も金曜日だからか、到着のイミグレーションは激混みだった
筆者が到着した日もこんな感じだった。
一時間を覚悟することが必要かも
ショップは少なく似たようなものしかおいていない
この Sprit of the Northという店は他店とは品揃えが異なる CA$10のクーポンを使った中華の店

この空港の国際線ターミナルは向かって左手がインターナショナル、右手がUSへのフライトチェックインになり、セキュリティエリアも別れている。というのも、カナダからUSに飛ぶときは、カナダ出国時にUSの入国手続きも済ませてしまうからだ。

今後利用する人のために書いておくならば、現時点では日本行きだと空港利用料CA$15は6月1日から航空運賃に含まれることになるが、それまではAIFという利用料金は自動販売機で自分で買うのだ。セキュリティチェックへの入口横の窓口でも買えるが、ここの列とセキュリティチェックを待つ列は実は別で、事前にすいている自動販売機でAIFの券を買っておけば、混雑している窓口に並ばず、セキュリティエリアへの入口にいきなり行けば良い。また、この入口は結構混雑するようだし、チェックインにも時間がかかることが多いので、できるだけ早め、できれば3時間くらい前には空港についていたほうが良い。

入口でパスポートとボーディングパスを提示してAIFの券を渡して中に入りセキュリティチェックを受けるが、今度は国内線出発時と違って特にPCを出せとは言われなかった。係員の気分次第?

もう一つ、情報を書くなら、お腹がすいていて空港で何か食べようとするなら、国際線のパブリックゾーン(セキュリティチェックより手前)のフードコートが一番だ。中に入ると意外に食べるところが無くて、これは成田のほうがまだ食べるところがある(価格を別にすれば)くらいだ。コーヒースタンドやバー、中華のフードコートスタイルの店はあるが、種類も席も少ないので要注意。また、外で食べているうちにセキュリティチェックがものすごく混んできて中々ゲートへ行けないなんてこともあるようなので、何事も早めが一番。いくら早めが一番とは言え、出発まで5時間はありすぎだが…。

セキュリティエリアの中で昼食

さて、中に入るとまあ普通の空港だが思ったより店が少ない。ニュージーランドのオークランド国際空港のほうがまだ多いかもしれない。しばし、うろうろして時刻は11時過ぎだろうか、早いけれど中華の店でJALでもらったCA$10を使って食事をする。

以上を頼んで合計税込みCA$11.98。うち、CA$10をさきほどのクーポンで支払った。

最後のお土産調達

この後しばしうろうろして(段々くたびれてきた…)ショップで子供へのキャップ(前回ケアンズで買ったキャップはスカイライナーの中に子供が忘れてきたのだ!)を税込みCA$17.16で買い(高いが2010年バンクーバー冬季オリンピックのロゴ入りで後ろにCanadian Flagが入っているのがミソだ)、他にクッキーとチョコ2種を買う。チョコは"BUY 3 GET 1 FREE"なのだが二つで良い。レジへ行くと案の定アジア系のおじさんが早口の英語でもう一個買えばさらに一個はフリーだよといってくるが、いいや二個で十分なのと返して代金占めて税込みCA$26.09。

時間はまだタップリ…

さらに時間がある。うーん、まだ、12時過ぎだ。ということで、座ってPCを取り出してこれを書いているが、もうこれまでのところは書き終えたぜよ〜。あと1時間だ。ふう。先日トロントで買ったNora Robartsでも読んでいることにしよう。

時刻は13時27分、ふと外を見ると尾翼上部が赤い見慣れたロゴのJALのジャンボがゲートに入ってきた。今ご到着?うーん、1時間で準備できるかね、さらに遅れるのでは?と思ったけど、あれは別のゲートに着いたようで、筆者の乗るJL17は既に70番ゲートに居た。

今回は天候に恵まれなくて、滞在中にピーカンの青空をみることができなかったが、空港にきてチェックインしてセキュリティエリアに入ったら空が急激に晴れてきた。そういえばトロントでも筆者が発った後に晴れ間が出る予報だったし、ここバンクーバーでもそうだった。地元民の話ではどちらも5〜6月は基本的に良い天気なのだそうで、ここ数日がヘンだったのだそうだ。うーん、なんだかなぁ。

この国際線出発ゲートの70番を過ぎてさらに71番方向に行くとやはり店があり、そこはちょっと他と品揃えが違った、ほんのちょっとだけど。そこで、プラスチックの筆入れ(定規と鉛筆二本と鉛筆削り付き)がCA$4.99だったので子供へそれを買って帰ることにした。なんと、子供思いのお父さんよ!実際問題、母親には悪いのだが、一度子供と二人で海外旅行へ行ってみたくて仕方ないのであるが、いつ実現することやら。それに実際子供と二人となると、残った母親が臍を曲げるに違いない。ようやく時刻は14時になった。

搭乗開始

14時55分頃、優先搭乗開始。続いて例によって機体後ろからボーディングで、31Dは前方よりなので一番最後になった。15時05分、2時間少々の遅れでようやくJL17便バンクーバー発成田行きの31Dの席に着く。

実の頃、今まではA列〜C列の席がほとんどだったのだが、今回は意識的にD列にした。というのもD〜Gの中央四列は窓は無いけれど両側に通路があるため、トイレにたつために他人にどいてもらわねればならない人は1人で済む。それに比べるとA〜C列は自分が通路側だと2人がどいてくれという可能性がある。また、これまでの経験では窓際席3列は満席でも、中央の四列席の中央2列には空きがあることが少ないから、うまくすれば自分は通路側でその隣が空席ということになり、その場合自分は他人がトイレにたつために邪魔をされないことになる。

筆者の場合、往路(主として夜だ)はゆっくり寝たいからトイレは通路側の人のペースにあわせて、機体の壁にもたれて眠る。そして復路は大抵は昼間で起きていることが多いので、飲み食いも必然的に多くなるから、トイレに行くためにあるいは立ち上がって伸びをするために(笑)通路側を選ぶ。ちなみに家族旅行だとお父さんはいつも通路側だったりするが…。

席についてドアが閉まって隣の31Eの席が空きであることが確定した。ラッキー!これでこのフライトは自分の睡眠とトイレは自分のペースで誰に邪魔されること無く、気を使うことなく過ごせる。この違いはフライト時間(今回は9時間)が長いと疲れに差が出てくることを体感している。

いざ成田に向けて

こうしてゆったりした気分で席についたら、とたんに眠くなってしまい、タキシングの時にすでに居眠りしていしまい、次に目が覚めたらすでに飛行機は空を飛んでシートベルトサインも消えていた (^^;;; いや〜ん、バンクーバーにさよならをいえなかったじゃないのさ。

機内で昼食

さて、時は16時30分。昼食のサーブが始まる。空港でJALの奢り(笑)の昼食を食べてからすでに5時間半もたった。

やっぱ、ハワイ線よりマシじゃん。ってことは、ハワイ線がひどすぎるのか?まあ、エアーカナダのミールも往路は見た目が不味そう(実際には食べていないからわからないけど)だったけど。

今度は軽食

22時40分(日本時間では14時40分)軽食のサービスが始まる。

成田

予定到着時刻は日本時間の16時半ということで、JL17便は成田の混雑時間帯に突入したため、上空でしばらく旋回したあとようやく着陸し機外に出たのは17時近かった。それから入国審査では丁度ホノルルからの便と一緒になったようで薄着で日焼けした顔やDFSの袋を抱えた人と、長袖ジャケットやジャンバーを来ているカナダ組とが一緒になってやや混雑。

そしてバゲッジクレームだが、例によってカルーセルが回り始めてもなかなか荷物が出てこない。他の空港は早いのに成田はほんとうに遅い。往路はスーツケース一つだが、復路はいつも旅行にもってゆくスペアバッグが増えて二個になる。お土産類はスーツケースで、スペアバッグには衣類があるから、帰国時は最悪でもスーツケースだけは当日に出てきて欲しい。過去、二度ほど成田でロストしたことがあるので、毎回成田ではやきもきするのだが、かなり待った挙句に二個回収。スカイライナー30号の券を買ったのは17時40分ちょい前だった。

再びスカイライナー

この空港第2ターミナル駅は単線で上り下りが同じホームを使うので、なれない日本人はもとより外国人では迷う人が多く、筆者も幾度か外国人からホームでこの電車はこの切符の電車か?と尋ねられたことがある。日本人的には「どこそこ方面行き」とアナウンスがあり、それの英語版もあるからよさそうなものだけど、「なんちゃら方面」の「なんちゃら」ってのは見知らぬ土地ではそれが自分の行きたい方向をさすのかどうかがよく分からないことが多い。まあ、慣れの問題ではあるが観光客に慣れを期待するのは無謀というものだ。だからといって究極の解決策があるわけでもないのが難しい。

また、筆者のようにスカイライナー愛用者は上野ばかりではなく日暮里で乗り換える人も多いと思う。この日暮里駅が曲者で、京成側にはちゃんとエスカレーターがあるが、JRの山手線側には相変わらず階段しかない。皆さん、ここでは重い荷物をふうふう言いながら抱えて階段を下りるわけでこれでどっと汗をかく。

昔からこの状態が改善されないのは、スカイライナーを使わせずNEXを使わせようとするJR東日本の根性ひん曲がった陰謀に違いない…とひたすら筆者はJRを呪うのである。

旅を終えて

今回も旅は無事終了した。残念だったのはカナダの青空を見ることがなかったこと。唯一見た青空は帰国の日のバンクーバー国際空港でのセキュリティエリアの中と往復のスカイライナーからというのはなんとも皮肉である。トロントもバンクーバーも地元の人がいつもはこんなではないのに…ということだった。まあ、レアなケースに当たったわけで、これはやはり帰ってから宝くじを買うしかないかも(笑)。

ニュージーランドの後、初めてオーストラリアへ行って感じたのは、この両国は地理的に隣国でパスポートの扱いも互いに特別になっているが、やはり断固として別の国であり、街の全てが似て非なる国であることを物語っていた。カナダ人に言わせるとアメリカ人は、言葉の感じと立ち居振る舞いでわかるのだそうだ。また、人にもよるだろうが、カナダ人とアメリカ人って同じジャンなんて言うと怒る人もいるようだ。

筆者はUSメインランドへ行ったことないし行きたいとも思わない糞食らえ(例外は三つの場所[サンフランシスコ、スミソニアン博物館、航空宇宙博物館]は行きたいがそれ以外はNOである)なのだが、少なくともカナダの人はどこかでアメリカとは違うことを主張したがっていた。それが意図的であれ自然なものであれ、微妙なものを感じた。

また、バンクーバーではそうでもなかったが、トロントはイギリスの雰囲気を保った街でバンクーバーほど観光に迎合していないのに好感をもてた。それにしても驚いたのは、アジア系非日本人の多いことだ。カナダ人には区別がつけにくくても日本人から見れば、日本人か中国人かは言葉を聴かなくてもすぐにわかる。韓国人は日本人とかなり顔立ちが似ているので人によっては言葉を聞かないとわからなかったりするわけだけれど、とにかく町中に中国人が多い。実際問題、これまでの過去の旅行ではどこへ行っても中国語を聞かないときはなかった。日本語を聞かないときはあっても中国語が耳に入らないときなんてほとんど無かった。恐るべしチャイニーズパワー炸裂。

ともあれ、トロントでは友人には大変世話になった。空港まで迎えに来てくれ、CNタワー、CASA LOMA、そしてナイアガラの滝、友人の両親宅と思い出が沢山できた。両親の噂はかねがね友人から聞いていたから、その噂の人々に会えたのはとても嬉しかった。幸いにも彼らは日本びいきであり、できるなら彼らと日本で再会できればと思う。友人がまた日本勤務に戻る可能性も存在するので、そうなると友人とは日本で会えるし、また息子を訪ねて両親が日本へ遊びにくることになろう。そのときには会えるかもしれない。

世話になった友人とその両親へ全ての思い出について感謝の意を表するとともに、快く送り出してくれた妻と子供にも感謝したい。

旅は終わったのだが、筆者の一人旅の気持ちはすでに来年のニュージーランドに傾いている。JALマイレージバンクの会員なので、JALとNew Zealand航空のコードシェア便を使うから、どうしても曜日に制限が出てしまうのが難点だ。これまで二度訪れて大好きになり、ハワイはマウイ島のラハイナと同じくらいHome away homeになったところだが、来年はぜひロトルアに行きたい。成田からオークランドに飛んで、そのままロトルアへ乗り継ぎ、ロトルアで滞在したあと、長距離バス(さほどの距離ではない)でオークランドに戻る。オークランドの長距離バスターミナルはスカイタワーのあるスカイシティにあり、そこは定宿ともいえるホテルから歩いて直ぐなのである(^^;;

まだ旅は終わったばかりだというのに、すでに夏の家族シドニーを飛ばして気持ちがニュージーランドへ飛んでいるというのはもう病気かも(笑)。再来年はどうしようかな。オーストラリアでメルボルンかブリスベンあたりに滞在したいな。しばらくご無沙汰しているマウイのラハイナはhome away from homeなので、また訪れたい。イギリスも行きたいし…。

デジカメについて

今回、筆者は二つ持参した。いつも、ズボンのベルトループから下げているPentax Optio S4という400万画素クラスでは世界最小最軽量(発売当時)のもの。もう一つはCanon PowerShot A80というバリアングル液晶(小型デジタルビデオカメラの液晶モニタのような可変角度のやつ)搭載のものだ。

Optio S4は、その小型なことで素早く取り出せ目立たず撮影できる。なにより今回は音声メモが旅行記を書くのに非常に役に立った。紙のメモよりはるかに役に立つ。掌に入るので目立たず音声メモができる。これこそ海外旅行の必需品ではないか!

PowerShot A80もそのバリアングル液晶がかなり使いやすい。フラッシュを使いたくない状況で、シャッター速度が遅くなるからぶれてしまうようなときでも、バリアングル液晶を上に向けて、お腹というかベルト部分にカメラを押し当ててシャッターを切るとうまくすればブレない写真を撮ることができる。

PowerShot A80のほうは、KONIKA-MINOLTA DiMAGE Z1とどちらをもってゆく最後まで迷ったがPowerShot A80にして良かったと思う。

いずれにせよ、どこの国からの観光客にせよ、もはやデジカメを当たり前に見るようになった(一部Kodakを除いてはほとんどが日本メーカーだ)。PCも持ってゆけばその日のうちに取った写真を楽しめるし、買ったものを記念に撮影しておくなんてこともフィルム代を気にせずおこなえる。今回も筆者は全部で400枚くらい撮った(別に撮影旅行ではない)が、そういうことが気軽にできるのがデジカメだと思う。もはや旅にデジカメは欠かせないのが筆者のスタイルだ。音声メモ機能付きの超小型デジカメ(Option S4/S4i)は海外旅行には超オススメの道具の一つであることが実際に使って分かった。

(おじさんカナダ一人旅終了)

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