現地第七日目 (2006/9/8[金])
天候:晴れ

ケアンズ最後の朝

いよいよ最後の朝になった。前夜のうちに目覚ましは6時にセットしておいたはずだが、何故か鳴らなくて(あるいはセットし忘れたのか)、予備でセットしていたNOKIA 3120(筆者所有の海外用GSM携帯電話)のアラームが鳴って目が覚めた。

アパートメント滞在で最後の朝のメリットというのは、自分でベッドメイキングしなくてもよいことくらいであろうか。でも、さすがにぐしゃぐしゃのままというわけにも行かないので軽く直しておく。それはやはり日本人としてのたしなみというかプライドでもある。

朝食は、オレンジジュース、マンダリン、キウィ、リンゴ、トマトとここまでは大変ヘルシーだが主菜は、カップ麺(笑)。妻はSuimin Prown&Chicken、娘はFantastic Prawn&Chicken、筆者はFantastic Chickenと三者三様。それぞれに互いが食べてみるものを試食してみて、公表し合う。

麺は、Suimin > Fantasitc

スープは、Fantastic Prawin&Chicken > Sumin Prawn&Chicken > Fantastic Chicken

ということになった。なんだ、ラーメン評論家一家かな?

Cairns Aquariusを後にして

8時45分、最後にすべての部屋のすべての引き出しやら戸棚やらクロゼットをすべて指差確認して忘れ物のないことを確かめる。電車の運転手がよくやっている人差し指でやる「指差確認」というのは、結構効果的なのである。人間の眼というか脳なんていい加減なもので、視神経はちゃんと情報を伝えているが、脳が処理をさぼって結果的に眼に入らないということがしばしばあるのは皆さん経験している通り。だが、指差確認をして声と指で確認することで、ポカミスが防げるのである。「引き出し、良し!クロゼット、良し!」って感じだ。一応妻と二重のチェックをして忘れ物は一切ないことを確認できた。もちろんsafeも解錠して扉を開けておく。

昨夜、オフィスに電話で聞いたところでは、チェックアウトのときは鍵は部屋に残しておけば部屋はオートロックされるからということだったので、すべての荷物を廊下に出して部屋を出てドアをしめた。これで、スタッフに解錠してもらわない限りもう中には入れなくなった。悲しい瞬間だ。

まずは荷物と家族をロビーにおろして、筆者はオフィスへ精算に行く。支払いはゼロではなくて現地で使った電話代(ローカルコール)のAU$4.50のみでキャッシュで支払う。通話はしていないけれど、@niftyのローミングの現地アクセスポイントへパソコンさんがダイヤルしているんだもんね(笑)。ついでにタクシーの手配を頼んでおく。

ロビーで待つこと20分、まだタクシーが来ない。9時を過ぎてレセプショニストが出勤してきたので、彼女に頼んで再度タクシーのコールをしてもらう。どうやら客が多くて時間がかかっているらしい。

9時25分ごろようやくタクシーがやってきた。筆者は助手席にのり、ドライバーと話をする。それによれば、やはり7月より9月のほうが暑いそうで、今年も8月終わりくらいからかなり暑くなってきたらしい。

ケアンズは空港と市内が近くてタクシーはAU$16.00で済んだ。

ケアンズ国際空港

9時35分空港着。早々にチェックインをすませて、ターミナル1Fの端にあるVodafone ShopにいってレンタルしたSIMカードを返却する。これで今回の現地携帯番号ともお別れである。、ふと見ると、妻と娘が自動販売機でスナック(ドリトス)を買っていた。小袋でAU$1.80と空港プライスだ。

ケアンズ国際空港は小さな空港で、セキュリティエリアの外側では何もすることがないので、出国手続きとセキュリティチェックをすませて中に入る。妻のバッグには傘が三本入っていたので、係員のおじちゃんは妻にむかって「Do you have KASA?」と尋ねて、傘を取り出させて別々に再度スキャン。

Vodafone Shop Beef Pie、結構うまい 売店も多くはない
日本人客の列ができたスナックコーナー もうすぐケアンズとお別れ 小さいけれど清潔な待合い室

筆者のほうはPCが入っているので、PCを取り出して再スキャン。これは覚えておくといいのだが、日本の空港以外ではPCを取り出して単独でX線を通せと言われることが多い。中にはバッテリーも外して別に通せと言われることもあるので、事前にPCだけは取り出しておく方が良い。

さて、中に入って向かったのはニュースショップのNews Linkだ。ここで娘がめざとく手踊りカンガルー(足なしタイプで我が家にあるもの、今回一匹追加購入したものと同じ物)を見つけて、ぬいぐるみのカンガルーもペアでなくてはかわいそうだと父娘の意見が一致し、一番かわいい奴を一つ購入でAU$13.95也。名付けて「ルー江ちゃん」。なんてネーミングセンスのなさだろうか、我が娘よ(爆笑)。他にフリッジマグネット(AU$3.50)とチョコ(AU$2.30)を買う。

ルー江ちゃん(笑) News Linkで買ったチョコ News Linkで買ったマグネット

ディレイ

この時アナウンスがあって筆者達を成田まで運んでくれるJL5142/QF167便は定刻12時10分のところが搭乗開始13時05分となった。どうやら1時間半から2時間ほど遅れそうだ。機内食のランチまで時間があるので、スナックコーナーでビーフパイ(AU$3.95)とチョコマフィン(AU$2.95)を買って腹をなだめておく。しばらくすると、ディレイをようやく知った(ってことは英語のアナウンスを聞いていないのか?)日本人客達がつぎからつぎへとスナックコーナーやフードコートに押し寄せて食べ物をかっさらっていった。早めに手当して大正解。

13時10分搭乗開始。13時30分離陸と、定刻より1時間20分遅れた。離陸後一時間の14時30分頃、機内食が配られる。メニューは、ポテトと卵のサラダ、地中海風チキン・ポテトと温野菜添え、または、豚角煮小玉葱とグリーンピース添えということだ。うまくはないが腹も減っているので全部頂く。

インフライトムービーはX-MENだ。他にすることもないので映画を見たり本を読んだりして過ごす。成田到着は19時50分の予定。

豚角煮小玉葱とグリーンピース添え Five Flavor Noodles with Beef

日本時間19時過ぎ、到着前の軽食はフルーツ、アップルジュース、Five Flavor Noodles with Beef、Kit Katというメニューで大してうまくはないが、このまま食べないと腹減りまくりになるので完食。って、結局、毎回完食しているのだが。

成田到着

日本時間19時50分成田到着、20時には機外に出て無事日本領土に帰ってきた。JAL便だがカンタス運航便とのコードシェアなので機内は日本じゃなくてオーストラリアの法律が適用されるってわけだ。そういう意味で、海外から帰るときに純粋のJALのフライトだと乗った瞬間の安心がある。

成田はいつも荷物が出てくるのが遅いが今回は珍しくすぐに出てきて、オーストラリアに比べるとほとんどノーチェックに等しい我が愛すべき?日本国税関を抜けて、20時38分にはJR/京成の切符売り場へ。21時02分のスカイライナー40号(7A,7B,6A)の切符を買っていた。到着してからここまでで50分と、やはり時間がかかるが、一時間かからなかったからまだ早いほうだ。

日暮里で京成を降りて山手線に乗り換えるときに、山手線ホームの北の端(西日暮里寄り)にエレベーターができていたのを発見。いままで、JRが京成の客を減らすための陰謀だとかいろいろいわれていたが、日暮里駅再開発によってようやくエレベーターとエスカレーターが導入されるようになったのである。

自宅へ戻ったのは23時前だ。途中のファミリーマートで明太子スパゲティ、カップ冷やし中華、ジューシーソース焼きそばを買って全部で850円とやはりこういうできあいのtake awayものは圧倒的に日本のほうが安い。ケアンズだと類似のものを買っても最低でもこの倍はとられること間違いない。

というわけで今回のケアンズ家族旅行終了だ。筆者のほうは、11月に4泊6日でのシドニー出張が予定されており、二ヶ月後にはまたオーストラリアに行くことになる。それまでの間しばらくオーストラリアとはお別れだ。

(第7日目終了)

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