第一日目 (2008/9/7[日])
天候:曇り

羽田空港

そういうわけで、9月6日から15日まで、多くの方の夏休みが終わった頃に私の夏休みがスタートした。朝の空は雲行きが怪しかったが出発の朝は曇ってはいたが雨の心配はない。予報では週明けの金沢は好天に恵まれそうだ。

6時半頃に目覚ましが鳴り、自宅を出たのが8時15分で、東京モノレールで羽田空港第1ビルについたのは9時半すぎだった。現金を引き出すのをすっかり忘れていて、空港のATMで若干引き出す。見た目は、西日本方面の南ウィングより、東日本方面の北ウィングのほうが人が少ないようだ。もっとも夏休みは終わって子供たちも新学期が始まっているから空いていて当然なのだけれど。

自動チェックイン機にて、受取番号を入力して往路の搭乗券を発券する。続いてクラスJへのアップグレードを試みるが、お取り扱いできませんとのメッセージなので数少ない有人カウンターへ行ってアップグレードが可能かどうか尋ねてみる。案の定満席だがクラスJの空席待ち整理券を出して貰う。整理番号はB-1番で呼び出し時刻は10時45分でまだ一時間ほどある。それでも外にいても仕方ないのでセキュリティチェックを受けてゲートのほうに向かう。

空席待ちの呼び出し時間まで45分ほどあるので17番ゲート近くのベイサイドでICクーポンを使ってコーヒー230円と万世かつサンド600円を頂く。コーヒーは場所の割にリーズナブルな価格である。

10時45分、15番ゲート横の空席待ちカウンターで整理券チェックを受ける。クラスJの待ち行列では一番目だ。数分後、私の名前が呼ばれて1000円を支払って無事アップグレードできた。クラスJ空席待ちは全部で三名の表示だがカウンターに現れたのは私を含め二名だけで、順番待ち一番の私だけがアップグレードできたのはラッキーだ。JAL1275便は定刻に出発し、機内では飲み物サービスは例によってスカイタイムを頂く。フライト時間が一時間なのであっと言う間に小松空港に到着。

金沢到着

小松空港は小さな地方空港なので迷う余地もなく金沢駅行きの北鉄のスーパー特急バスに乗る。運賃は1100円とまあ相場通り。金沢駅に到着したのは13時過ぎだけれど、羽田で食べた万世かつサンドが効いてお腹が空かない。

ホテル日航金沢は駅前でひときわ目立つ高い建物で、ショッピングビルと隣接している。チェックインして、朝食券二枚、コーヒー券二枚、城下まち金沢周遊バスの一日乗車券を受け取る。部屋は25階の2506号室でシングルなので部屋は狭いがベッドはセミダブルサイズ。そう考えるとホテル日航倉敷はかなり豪華だったが、あそこはツインとダブルだけでシングルルームがないから、ダブルのシングルユースになったわけで、ホテル日航金沢はシングルルームがあるから一人客はシングルルームに通されるのは当たり前だ。

兼六園

例によって室内の写真を一通り撮ってからでかける。まだ、お腹が全然空かないので、駅のバスロータリーまで出て、土日祝日だけ運行している兼六園シャトルに乗って兼六園下〈石川門向い〉まで行くことにした。このバスは一乗車100円と大変リーズナブルなのである。所要時間は約15分ほどで、兼六園下につく。ここから兼六園の桂坂口までは目と鼻の先である。入園料は300円と安いのは嬉しい。

この季節の兼六園は梅も桜もないし、夏休みも終わって空いている。広くてきれいだが、感覚的には東京の小石川後楽園のほうが広いように思える。もちろん日本三大名園の一つなので、その美しさは格別であるが、季節的に緑の映えるシーズンではないので色合いはイマイチというところなのはやむを得ない。正直に言うと、思ったほどのものではなかったという感じ。

広い兼六園とはいえ、いろいろ回っても一人で自分のペースで歩くから一時間ほどで一回りできてしまう。ちなみにここは当日中は券を持っていれば何度でも出入りできるそうだ。さすがに小腹が空いたのだが、桂坂口そばの茶屋でははろくなものがないので、自販機で緑茶だけ買うところがせこい。

さて時刻は15時過ぎ。これから金沢城公園を抜けて近江町市場のほうへ行くつもりだ。

金沢城公園

金沢城公園は広さで言えば兼六園より広い。重要文化財の石川門をくぐると三の丸広場の広大な芝生が広がってプチ驚くが、なんせ金沢城そのものは今はないので、三の丸広場、二の丸広場、本丸園地といった城の跡地の空き地があるばかりで、観光的観点からはあまり面白いものではないようだ。それでもゆっくりと見回りながらも空腹と戦いつつ金沢城公園の黒門口を目指す。

黒門口をでると、普通の金沢の街になりちょっと歩けばすぐに近江町市場だ。

あいにく、今日は日曜日なのでほとんどの店は閉まっていてゴーストタウンだが、近江町食堂は営業していることを確認する。昼は15時まで、夜は17時からの営業と言うことだ。夜はここで海鮮丼かなぁ。

時計は15時を回りさすがに腹が減ってかなわないので、近江町市場をでたところにある名鉄エムザというデパート地下にある銀だこで一服。たこ焼き8個となっちゃんをセットにして600円なり。金沢まできて自宅近くのショッピングセンターにもある銀だこでもあるまいにと思うが、まぁッマクドナルドより数段マシであろう。銀だこで、たこ焼きをハフハフいいながら頂きつつ、これまでの旅行記をEM・ONEでプチプチと入れて、ふと時計を見たら17時過ぎだ。

ぼちぼち行くかと名鉄エムザを後にして、再び近江町市場へ向かう。近江町食堂の前にきたけれど、まだ腹すかないよう!というわけで、そのまま金沢駅のほうまで歩く。歩くといっても近江町市場から金沢駅まで800メートルほどしかない。

金沢百番街

駅についたのは17時40分ごろだろうか。駅ビルというか金沢百番街の中をしばらくうろうろしたあと、この金沢百番街の中にある魚菜屋(さかなや)二号店で、日本海の荒磯丼というのを頂く。1470円也であるが駅ビルという場所にしてはまあいい感じかもしれない。明日のランチは近江町市場の近江町海鮮丼家ひら井の近江町海鮮丼か、海鮮どん屋の特盛り近江町丼のどちらかかなぁ。

日本海の荒磯丼を楽しんだあと、金沢百番街の二階に100MARTというスーパーがあるので、そこで夜食に海鮮巻き(半額!)、発泡酒の淡麗、ペットボトルのほうじ茶、我が家御用達?のとり野菜味噌(味噌鍋用の調味味噌)のピリ辛バージョンを購入して、ホテルの部屋に戻ったのは19時過ぎ。

一日の終わり

さすがにEM・ONE単体でプチプチやるのはしんどいので、持参した小型USBキーボードを接続して旅行記の残りをこうして書いている。国内旅行ならパソコンなど持参する必要はほとんどなくなったのがありがたい。ちなみに、このホテルの25階ですが、イーモバイルはばっちり圏内であります。

では、シャワーを浴びてから夜食と淡麗をいただくとしましょうか。おやすみなさい。

(第1日目終了)

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