現地第七日目 (2005/5/11[水])
天候:曇り時々雨

今日の予定

今日も7時に起きる。昨日は前日までの天気予報が外れて雨どころか快晴でこそなかったけれど曇り時々晴れという天気だったので、あきらめていたMt.Coothaへ行くことができて非常にラッキーだった。

[朝食メニュー]

ブリスベン市内を一望できるような高台はここしかないし、またMt.Cootha Botanic Gardenは非常に広くて一見の価値有りだ。ただし、広さが有る上に起伏も結構あるので子連れで全部を回るのは無理なので、素直に"Thematic and Geographical Plant Communities"というエリアだけにしておいたほうが良い。このエリアが全体の3/5を締めており、温室やシダ館、盆栽館、日本庭園等に加えて果樹のエリア、熱帯雨林のエリアなどがあり変化に富んでいて非常に楽しめるところだ。

宿代を精算しておく

さて、今日は予定では午前中は映画を見て、午後は最後のみやげ物を買って、take awayの夕食でも買って早めに宿に戻ってパッキングして早く寝るつもりだ。その前に明日の空港までどうするかだが、結局早めにタクシーを予約しておくのが吉ではないかと思い宿の係りの人にお願いしようかと思っている。

というのも、明日は朝8時台の日本へ向けてのフライトだから、6時半に空港に到着したい。ということは6時頃でなくてはいけないし、万一タクシーにすっぽかされてもその時間なら雨の中を駅へ行っても充分余裕で間に合う。さらに朝早いからスタッフが出勤していないので精算が出来ないから今日の午前中出かける前にでも精算しておく必要があり、ついでにタクシーのbookingもたのんじゃおうとうわけだ。どうも、最初のタクシーのドライバーがBirley Street, Spring Hillを知らなかったのがイメージが悪い。まあ、小さな通りだというのもあるけれど、なかなかBirleyが通じなかったのも、自分で呼ぶと凶になりそうだからだ。

PCで旅行記を書くのはこれくらいにして出かけるとしよう。天気予報では雨だそうで、空は今にも泣き出しそうな雲で一杯だ。Receptionのいつものおばさんはもう出勤して店開きしているようなので、出かける支度をしてReceptionを尋ねる。

おばさんに、明日の朝の出発が早いので今精算しておきたいと説明して精算してもらう。宿代は税込みで7泊(weekly)でAU$595。一泊あたりAU$85、日本円では約7000円ほどと非常に安い。この値段でクィーンサイズベッドのベッドルーム、広いスペースのあるバストイレ、リビングダイニングとフルキッチンに、室内洗濯機・乾燥機がついている。およそハワイでは望み得ない価格であり、ニュージーランドのクライストチャーチでもEnsuiteならB&Bが限界という価格で非常にお得である。人によってこの宿のディメリットとして感じるかも知れない点をあげておこう。

  1. Receptionが平日の昼間しか居ないこと。休日は午前中だけだったりするからホテル感覚ではない。
  2. サービスは事前に頼まない限りはWeeklyであること。筆者個人はこれがディメリットだとは思わない。
  3. 場所が坂(なんせSpring Hill)の上のほうにあり、街へ出るときは良いが、帰りはそれなりに上り坂だから部屋につくと汗をかく(笑)。
  4. シャンプーとリンスがない(無ければ地元のスーパーが近くにあるから安いのを買えば済むことだ)。
  5. 筆者が一人だったからかもしれないが、フェイスタオルとウォッシュタオルが一組しかない。バスタオルは何故か二組あった。いずれにせよ毎日タオル交換やベッドメイクはないがそのかわり洗濯機と乾燥機がついているからタオルくらい自分で洗うべし。

まあ、丁度ハワイでいうと一戸貸しの貸しっぱなし(サービスなし)のコンドミニアムだと思えば間違いない。基本的に滞在中の生活に必要なものは自分で用意せよだ。ちなみに2BRもあるので、家族3〜4人までは泊まれる。泊まるなら二階の部屋を予約したほうが良い。一階だと駐車場の高さにバルコニーがありちょっとイヤな人もいるかも。

さて、receptionのおばちゃんにカードで宿代と電話代(インターネットアクセスのため、ローカルコール一回につきAU$0.50と良心的)をカードで支払う。そしてお願いがあるんですが…ってことで、明日の朝のタクシー予約をしてもらえないかと依頼すると二つ返事でこころよく引き受けてくれた。明日朝6時に宿の前まで車がきてくれることになった。

その時間、おばちゃんはいないから、鍵はどうするのかときくと、忘れ物のないように気をつけて鍵を部屋の中において出てください(オートロックにすることが可能な錠前)ということだ。マジで忘れ物しないようにしないとね。

Myer Centreを中心にQueen St. Mallをゆっくり見よう

さて、タクシー予約もおばちゃんにしてもらって一安心。さて、これからどうしよう。Myer Centreの中を実はあまりゆっくり見ていないことを思い出した。一瞬映画(The Kingdom of Heaven)をみようかと思ったが、こちらは帰国後に英国人の知人と見に行けるだろうからパス。それに2時間半と長すぎる。

Broadway Myer Centre Brsibane Arcade

Myer CentreはCBD(市内中心部、Central Business District)で一番大きなショッピングセンターだ。デパートのMyerを中心の多くの店が集まっていてゆっくり見ているとなかなか面白い。時計を見ると10時5分前なので、Myer Centre地下に下りてJuice Stationでオレンジ-パイナップルをAU$2.00で買ってフードコートで飲む。ここのジュースは安くてうまいのでオススメ。SydneyのMyerの地下にもあるので、昨年のSydney旅行でその存在を知った。

ジュースを飲みながら周りを見るとABRA KEBABの店が目に入った。メニューを見ているとPURE LAMB AU$7.50というのがあったので、今回はまだKEBABを食べていないのでKEBABにしようときめた。といっても、まだ早すぎるけど。

オススメの土産物屋さん

ジュースで一息入れたので、Queen St. Mallへ出てあれこれ見ながらPierのあるほうへ向かう。このQueen St. Mallにはお土産物屋さんが数件ほどあるけれど、安くてオススメなのは一箇所だけ。Queen St. Mallの中ほどに、Information Kiosk (観光案内所)があるが、その反対側に大抵の場合は警察官が何人か立っていて、その下の道路からバスが出てくる箇所がある。ここに"KING OF GIFT< DISCOUNT SOUVENIR"という派手な看板で店本体は地下(一部展示が地上)の店がある。箱入りクッキーやチョコなどは種類が少ないが、他のものを見てもやはりQueen St. Mallの中ではどこより安いこと間違いない。気に入ったお土産があればお買い得。

ブリスベン版ヨドバシカメラ

Queen St. MallにあるMyer CenterのほかにWinter GardenとBroadwayという二つのショッピングセンターも見てみることにした。Winter Gardenは高級品が多くてあまり見るものがない。Broadwayの最上階には、Harvey Normanというブリスベン版ヨドバシカメラがあった。

Broadway Harvey Norman

面白いので中を見てみるが、ブリスベン市内としては品揃えはいいが、新宿ヨドバシカメラには比べるべくもない。ただ、日本のヨドバシとかビック、ディスカウント電気店はかなり特殊である。そもそも日本には物があふれすぎている。あまりにもあふれすぎている。もっともっと物が少なくてよいと思う。デパートでも一般の店でもである。特に東京に住んでいるとそれが当たり前になってマヒしてしまう。だが、たまに日本以外の大都市に出てこないと、世界の中では東京というのは物の量と種類の豊富さについてはかなり特殊なのだということがわからない。外国人がヨドバシやビックに来て驚くのも当たり前だと思える。その驚きは純粋な驚きと同時に、ここまで物があふれる必要がある日本ってどういう国なんだ、という驚きでもある。

最後のMuffin Break

お洒落なEagle St. Pier付近

こんなふうにあちらこちら見ながら、Eagle St. Pierの前までやってきた。

ここにはMuffin Breakがあるので、時計を見ると11時25分で中途半端だが、今回の滞在で最後になるであろうからMuffin Breakで二度目のティータイム。ButterscotchマフィンとカプチーノでAU$5.00と安い。計算が合わないなぁと思ってよく見たら、Muffin & CoffeeでAU$5.00というセットメニューがあって、どうやらそれにヒットしたようだ。知らなかった…。

Muffin Breakのmuffinはふっくら&しっとりして実に美味しい。Muffinというとパサパサしたものが多いのだが、ここのは大きくてしっとりしている。こういうmuffinをまだ日本では食べたことがない。日本に出店してくれないからなぁ。


City Catの旅 (Bretts Wharf〜UQ)

さて、これからどうするか。ここまでやってきたのだからフェリーに乗ろうと思い立って、高速艇のほうのCity Catで、South Bankまで行って、そこからIndooloopillyまでバスでいって、Indooloopillyのショッピングセンターで軽い昼食でも取ろうかと思ったのである。次のSouth Bank方面は12時6分発。

ほどなくフェリーがきたので乗り込む。このCity Catではキャビン中央に改札があってそこで運賃を払うかTicketを見せるわけだ。City Catは双胴船で船足が速くその加速は結構なものでちょっと驚く。次のターミナルは…ん?Sydney St.だぁ?そんなはずは無い、次はQUT(Queensland University of Technology)のはず…、あ、いかん、逆方向に乗っちまったぜ!! 到着時間が接近していたためうっかり確かめずに乗ってしまった。

ま、どうせなら、船旅を楽しもうということで、終点のBretts Wharfまで行ってみることにした。途中のフェリーターミナルで客の出入りはあるが、ブリスベン川を高速船で行くと、その蛇行した流れとともに風景がどんどん替わって行くのに驚く。良くも悪くもここブリスベンの生活はブリスベン川とともにあるのだ。それにしてもこの泥の流れはナンだ?季節的なものかずっとこうなのか、お世辞にも綺麗な川とはいいがたい。

12時6分にRiver Sideを出てからおよそ20分後の12時25分に終点のBretts Wharfについた。何かあるとは思えないが…と上陸?して歩いてみたがやはり何もない(笑)。ちょっとしたショッピングストリートがあってカフェなどが出ていた。ふと見るとバス停があって行き先は全部toombulだ。一瞬心が動いたが、昨日行ったばかりだからパス。というわけで次の戻りのフェリーは12時53分なので十数分の待ち時間だ。

City Cat後部からCBDを望む
川沿いにはいろいろな風景が広がる
City Catの終点Bretts Wharf 美しいクルーザー Bretts Wharf近辺
Bretts Wharf近辺
City Cat後部からCBDを望む University of Queeslandキャンパス

12時53分反対側の終点であるUQ(University of Queensland)ターミナルへ向けてCity Catは出発。どうせなら反対側までいってみようと決心(笑)。大学なんかいって何があるわけもないし、広いキャンパスで何がどこにあるかわからないから行っても仕方ないとは思うが、UQが目的なのではなくCity Catを端から端まで乗るのだ!という目的に代わってしまっていた。

Bretts WharfからUQまで所要時間はおよそ一時間。雨が降りそうで降らない天気だが、晴れ間がでないから気温は低め。出掛けにジャンパーを羽織ってきて正解だった。船の舳先側は風が強すぎるし、客室内はつまらないので、船尾の椅子に陣取って時々写真をみながらブリスベン川河畔の景色の流れを楽しむ。これ、快晴だったらムチャ気持ちいいぞ。わざわざ高い金だしてクルーズツアーなんかするこたぁない。こちらのほうがはるかに見るべきものが多い。

船尾で風に吹かれながら楽しむこと1時後の13時52分にUQに到着。おお、下りたらもう大学キャンパスの中なのね。降りる客はほとんどがここの学生。たまにおじさんがおばさんがいるがおそらく教職員だろう。このアジア系の国籍不明のおっさんはいったい何のためにここにいるんだ?だが誰もそんな顔はしないし、そんな疑問も持っていないこと疑いないが、学生時代は楽しかったなぁ、とか思い出してしまう。それにしても学生たちは熱心で、船にのっている間も専門書を読んだりノートに何か書いたりしている。日本の学生諸君は遊びすぎだぜ、大学とは勉強をするところで遊びにゆくところ、マージャンをしにゆくところ、合コンをしにゆくところじゃない!学費を出している親のことも少しは考えたまえ…っと自分が学生の親になって初めて思うのだ(苦笑)。

さすがに広いのだが、あまり用も無いし、何よりどこになにがあるかわからない。聞いてもいいけど、わざわざ何を聞くんだ?売店?(笑)。しばらくキャンパス散策(建物はさほど新しくなくどちらかといえば古ぼけている)を楽しみ、フェリー乗り場に戻る。

Myer Centreで昼食

14時21分発のフェリーでCITYに戻る。今度はNorth Quey(Queen StreetのMyer Centreのある側の端っこに近い)で下車するつもり。North Queyについたのが14時37分と結構いい時間になった。さすがに昼にしないとということで、Myer CentreのABRA KEBABで予定通りLAMB KEBAB (AU$7.50)を購入し、飲み物はJuice Stationでオレンジ-パッションをAU$2.00で買ってフードコートで食べる。なかなかうまい、ボリュームタップリね。これ15時にこんなにお腹一杯になっていいのかしら。

[昼食メニュー (Myer Centreフードコート内 ABRA KEBAB)]

結構腹が膨れたので、腹ごなしにMyer Centerの中をしばしうろうろしてから、冒頭に書いた土産物屋へ行き、そこでかなり長居をして土産をいくつか購入。その後、Myer Centreにもどり中にあるQBDというディスカウト書店(チェーン店で結構安い)で安くなっていた本を一冊("DEEP BLACK:BIOWAR")を買い求める。帰りの飛行機や待ち時間で読もうかと思ったので、これはパッキングせずにバックパックに入れる予定。

お買い物タイム

夕食はまたしてもsushi rollsにすることにした。またもや3rollsでAU$4.00、4rollsでAU$5.00なのでCalifornia巻きも含めて4本注文してAU$5.00札を出す。昼のKEBABを買ったときに夜はsushi rollにしようと決めた。これを日本の巻き寿司と思ってはいけない。形は似ているが全く異なる食べ物だと思ってよい。

ただ、これまでのオーストラリアやニュージーランド旅行でわかったのは、こうしたsushi rollの店は地元の人にも旅行者にも人気があるということだ。ローファットなこと(具にもよるとは思うが)と手軽さが受けているのだろう。礼によって4rolls購入したが15時前に食べたばかりだからもう少し少なくても良かったかな。

続いてCOLESに行き、大好きなBaked Beans (Less salt、日本では売っているのを見たこと無い)の小さい缶と、対面売店で97% less fatというライト・コールスローなどを購入して宿に戻る。

部屋にて

いつものとおり、買ったものを写真にとって(今回はフードコートで飲み食いしてしまいなくなったもの以外は全て写真にとった)、シャワーを浴びて夕食だ。うむ、3本にしておけばよかった。お腹一杯!

[夕食メニュー]

さて、あとはパッキングするだけ。やはりトランクだけでは入りそうも無いので、衣類を持ってきた予備バッグに追い出すことにした。これでOK!

(第7日目終了)

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