Cairns Aquariusから望む朝日 |
今日はKurandaツアーの日である。朝起きたのは6時半でKuranda日和の気持ちよい天気である。Cairns Aquariusは東向きのオーシャンフロントなので朝早く起きると朝焼けを見ることができるので、デジカメを取り出して露出補正を少しずつずらしながら沢山撮る。
旅行先で夕日を見ることは多くある。実際、マウイ島のラハイナ滞在中はとても美しいラハイナサンセットをよく見たし、メインランドからの観光客もラハイナサンセットを見るために日没近くになると、カメラをもって続々とビーチのほうに集まってくる。
さて、今日は8時45分にピックアップがくるということであまり時間もないので、朝食はごく簡単に済ませる。昨日買っておいたパンと、トマト。ブロッコリー、コンソメというシンプルメニュー。朝食後に自分のベッドはきちんといつものようにベッドメイクするけれど、妻と娘のところまでは面倒になってパス(笑)。
食事をおえて身支度を調えて出かける準備完了。それにしても、RICOH Caplio R3が壊れたのは恨めしい。リコーめ!って感じである。まあ、どんなものでも壊れるときは壊れるが、何も海外旅行中に壊れなくてもいいじゃないかと思うことしきり。やはり、GR
DIGITALを最後に二度とリコーは買わないという思いが強くなる。といっても治るわけでもないので、娘からとりあげたPENTAX Optio S5zを忘れずに持つ。
予約したツアーは、「Tropical Horizons Day Tours」のツアーコード4KESというAU$83(一人分)というもので、Cairns Aquariusの隣のツアー会社ってのは「Cairns Visitors Information Bureau」とツアー会社というより名前からすると観光案内所だが、店?の作りはどうみてもツアーエージェントっぽいところ。ピックアップは8時45分の予定なので早めにアパートメントの下に降りて待っていると、8時45分過ぎになってマイクロバスがやってきた。この手のツアーピックアップは、いくつかのホテルやアパートメントを回って客をピックアップしてゆくので、段々と席が埋まってきて最後には満席になったところで、順次バスの中で残額の精算。バスの中だけれどクレジットカードで支払える。
9時40分、スカイレールのふもと駅であるカラボニカに到着。ここで同乗の3名の客はジャプカイを見るらしくそのままバスに居残りで、スカイレールに乗る筆者達を含めた他の客はここでお降りてスカイレールのチケットを受け取り、バスドライバーとさようなら。
スカイレール乗り場のところには例によって売店があって、そこをちょっと見てみるが特にめぼしいものもなく、足つきカンガルーも無く、9時50分にはスカイレールに乗った。ゴンドラは定員6名の小さなものなので、我が家のように3名だと家族単位で乗せてくれる。混雑時には相乗りもある(実際、一人でケアンズに来たときは相乗りだった)が、基本は家族単位だ。
ゴンドラからカラボニカ駅を望む | Tjapukai Aborigonal Cultural Park | カラボニカ周辺 |
Kurandaへ向かう道路も見える | 段々と上ってゆく | Red Peakで散策 |
卵みたいだけど… | 台風の爪痕 | なんじゃ、これ? |
少し雲が増えてきた | Baron Fallも近い | Baron Fallsは乾期で水が少ない |
Baron Falls、雨期ならばかなりの水量らしい | ||
鉄道のBaron Fallsの駅が見える | バロン川はどどめ色 | |
Skyrail Kuranda Terminal | こちらは鉄道のKuranda Station |
10分後の10時ちょうどにゴンドラはRed Peakに到着して、ここで一旦下車して散策する。三月にケアンズを襲った台風の爪痕が随所に見受けられる。大きな枝が折れて倒れていたりするのは、その強烈さを物語っているようだ。
10時15分、再びRed Peakからゴンドラに乗る。しばらくするとスカイレールの次の乗降所であるバロンフォールズが見えてきてここで下車。この時期(冬期)は亜熱帯気候のケアンズでは乾期にあたるためバロン川も水量が少なく、バロンフォールズも茶色というかドドメ色のミスがしょぼしょぼと落ちている。3月に知り合いがここを訪ねているがそのときの写真をみると水の色と水量がまるで違う。3月はケアンズでは雨期にあたりかなり雨がふるので、正直なところ観光にくるには適したシーズンとはちょっと言い難い。
15分ほどBaron Fallsを眺めながらの林の中を散策した後、再びゴンドラに乗車し、最終目的地のKurandaに向かう。眼下には茶色のバロン川とケアンズの亜熱帯の森が広がっている。バロン川を見ると観光船が浮かんでいるが、この茶色いバロン川をクルーズしようとは思わない。日本人としてはやはり川=清流というイメージが強くて、茶色く濁った大きな川というのはどうもぴんと来ない。11時、Kurandaに到着。ちなみに、さきのバロン川クルーズは大人一人AU$14だそうだ。
スカイレールのKuranda駅を出てちょっと歩くと右側がKuranda Scenic RailwayのKuranda Stationになる。観光鉄道のローカル駅だから改札などという洒落たものはないので、ホームへの出入りは自由である。ここからアララ St. (Arara St.)をゆっくり上りながらKurandaの中心部へと歩いてゆく。朝が早かったこともあってお腹がすいてくるが、今日のランチの場所は最初から決めている。コンドーSt.にある「Kuranda Trading Post」というお店でハンバーガーとラザニアとスープなのだ。
11時20分、Kuranda Trading Postに到着…ってほどたいした距離じゃなくて、人の流れにそって歩いていれば自然にたどり着く。妻はAusie Burger & Chips (AU$9.90)、娘がPie & Chips (AU$8.50)、筆者がLasagne (AU$12.90)、それにApple Juice (AU$3.50)とCup of Soup (AU$5.40)で合計AU$40.20と結構高い。いや、やはり観光客プライスで東京なら三人で高級バーガーを食っても四千円にはならないだろうと思うわけだ。
駅からCondoo St.に曲がった所 | Kuranda Trading Postの店頭メニュー | Kuranda Trading Post |
Ausie Burger & Chips | Pie & Chips | Lasagne |
Condoo St.とThongon St.の角にある店舗内 | HONEY HOUSE | HONEY HOUSE |
ちょっとユニークな置物と一緒に写真がとれます(笑) | ||
ノスタルジックだなぁ…白黒写真で撮る | 上段の置物がある建物 | Kuranda Market |
スープはあとから追加で注文したのだが、これがいっこうに出てこないので、丁度他のテーブルを片付けにきたウェイトレスに聞いてみる(店頭のカフェゾーンなのでレストランのようなテーブル担当などはないので誰でも良い)。しばらくして、スープが運ばれてくる。だが、サーブされたのはBowl of Soup AU$(6.90)のほうで、頼んだCup of Soup (AU$5.40)ではない。中身は全く同じで量が多く、パン二枚分のバタートーストがついている。結局、AU$1.50トクをしたわけでありがたくいただく。ここのスープはパンプキンスープで甘くて実においしい。ラザニアは前回の半分くらいの大きさになっていた。なんとも悲しい。その違いは、下の写真で比べていただきたい。その上価格もAU$5あがっており、事実上三倍くらいの値上げという、なんともけしからん話である。
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2003年7月のラザニア (AU$7.90) | 2006年9月のラザニア (AU$12.90) |
前回はBird Worldに入ってデジカメをオウムにくわえられてレンズバリアーを壊されたからというわけではなくて、一度入れば二度目はいいやってーんで、パスしてKurandaの街をぶらぶら散策する。13時ごろ、歩き疲れたのでThe Wndmill Cafeでバニラアイス(AU$3.00)を食べながら休憩。
一通り歩いてウィンドウショッピングもして、満足したのでぼちぼちKuranda Stationのほうへ戻り始める。
陸橋から駅舎を望む | Kuranda Stationのホーム | シンボルマーク |
右が2時出発、左が3時出発の列車 | 南国ムード漂うホーム | 乗車チケット(車両番号、シート番号が右上に) |
車内 | Baron Falls駅 | 駅からみたBaron Falls |
ゆっくり店を見ながら戻っても14時の戻り列車には十分間に合う。ホームの売店をのぞいてみるがたいした物もなくて、単なる時間つぶしにしかならない。列車は全席指定で、筆者達は6号車45〜47番の席だ。一つのBOXは8人用なのだけれど、このボックスは筆者達だけなのでゆっくりくつろげる。
14時40分頃、この鉄道一番の見所であるストーニークリークにさしかかる。1890年代半ばに完成した橋は急なカーブを描いており、Kuranda Scenic Railwayといえばここの写真が出てくるくらい有名なところであり、筆者も体を乗り出すくらいの勢いで撮りまくる。
Baron Fallsでしばらく停車する | 一番の見所、ストーニークリーク | |
一番の見所、ストーニークリーク | 牽引する気動車 | フレッシュウォーター駅についた |
フレッシュウォーター駅で降りた乗客達 | Cairns Station |
このストーニークリークを出るとたいした見所もないので、ついうとうととしてしまう。基本的に外国の列車で長距離列車以外で居眠りをするのは危険なことなのだが、この鉄道は別で他のオーストラリア人観光客も軒並み居眠り状態なのは笑える。実際、歩き疲れた体にこののんびりした揺れがたまらなく心地ようて、眠るなってほうが無理。
発車してから1時間20分後の15時20分にフレッシュウォーター到着。ツアーで往路を鉄道にした場合は、通常はピックアップ後この駅から列車に乗車する。また、ここで降りてツアーバスで各ホテルに戻る客もかなり多くて、すいている列車の中はさらにがらがらになる。
列車が終点Cairns駅に到着したのは15時45分。1時間45分の列車の旅もこれで終わりである。1時間45分といえばほとんど東京から名古屋までの時間であることを考えると、なんとも複雑な気分で、観光ならこういうのんびりした鉄道もありなのだと思うわけだ。
Queensland RailwayのCairns駅はCairns Centralに隣接しておりそのまま陸橋を渡ればCairns Centralの駐車場側から入れる構造になっている。ここでTARGETに入るが特に買う物もなく、さりとて出るときにバッグの中を見せて出るのもめんどくさいので、丁度食べたかったKIT KATを買って退散(笑)。日本のスーパーと違って一方通行出口なしのゴキブリホイホイみたいな構造で、入るのは自由だが出るのはレジを通る、つまり買い物の精算かまたはバッグの中身を見せて万引きなどしていないことを示して通るか、警備員のいる入口側から同じくバッグの中身を見せて出るのが原則だ。
明日の朝ご飯のためにBakers Delightでパンを買う。本当はwhiteknot rollがほしかったがタッチの差でおばさんに負けて他のパンを三個購入。これは@AU$0.50と安く三人分を購入。COLESで娘がお気に入りとなったステーキスパイス(ベーシックスパイスラブ、@AU$2.99を2本)を始め、グリーンサラダ(AU$2.99)、卵(AU$1.85)、ブロッコリー(AU$1.56)、チーズ&クラッカー(AU$1.79)、コールスローサラダ(AU$3.15)を購入して17時過ぎにCairns Centralを出る。
City Placeのほうに戻る途中に酒屋があるので、ここでビール(クラウンラガー)を購入。クラウンラガーは苦みが少なくある意味では物足りないが、非常にすっきりとしていて口当たりが良く女性好みのプレミアムビールである。ちなみに、4本でAU$11.80と高い。さらにWoolworthで水(AU$1.66)、ポテトチップス(AU$2.27)、それに宿での体洗いがハンドタオルでは不便なので体洗い(AU$3.99)を購入。
さすがにこれから何か作るというわけにいかないので、Night Marketのフードコートの中華&シーフードの店でセルフサービスの料理を買う。妻と娘は小コンテナ(AU$12.00)、筆者は大コンテナでAU$14.00なり。あわせてAU$38とやはり三千数百円かかるから、やはり外食物価はかなり高いといって間違いない。同程度のものを日本のオリジン弁当とかで買えば少なくとも千円ほどは安上がりになるはず。
娘のコンテナ(小) | 妻のコンテナ(小) | 筆者のコンテナ(大) |
上のものを皿に盛りつけたもの |
部屋に戻り、ホテルではなくフルキッチンのついたアパートメント滞在なのにこのままコンテナで食べるのはどうかと思うわけで、皿に盛り直すと多少は見栄えがするようになるので、クラウンラガーを飲みながら食べる。
食事のあとは先日購入したカンガルースナック(REAL McCOYのJUMPY'S BBQ SUPREME)を摘む。これ結構塩辛いけど酒のつまみとしては結構いける。後日談だが、11月のシドニー出張のときに、これのお土産用16パック入りが空港内売店に売っていたので、買って帰ったのはいうまでもない。さしずめ「オージー版おっとっと」というところか。
ビールも飲んで気持ちよくなりシャワーを浴びて疲れを流してベッドに潜り込んだら、あっという間に夢の中であった。
(第4日目終了)