CanDoで売っている330円の60W PD対応USB C-Cケーブルは使いものになるか?

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CanDoのスマートフォングッズコーナーで見つけた60W PD対応 USB C-Cケーブルを買ってみました。格安のUSBケーブルにはUSB C-Cケーブルは多くなくいのですが、60W PDケーブルになるとさらにレアとなります。100円では実現できないので税込みで330円を超えるのが普通ですからSeriaにはありません。

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USB C-CケーブルのPD対応について

以下の記事で書いておりますが、USB Implementers Forum (USB-IF)「Universal Serial Bus Type-C Cable and Connector Specification, Release 2.0, August 2019」によれば、すべてのUSB C-CケーブルはUSB PDに対応していなければなりません。

逆に言えば、規格に則って製造されているUSB C-Cケーブルは、対応W数上限に違いがあるだけです。格安USB C-Cケーブルで「2.4A」とか表記があるものは、5V-2.4A(12W)までOKといってるわけすが、実際にはPDケーブルか否かを区別する手段はないので、給電側と受電側の双方がPD対応ならば、2.4Aケーブルでも最高60Wまでの電力が供給されてしまいます。

この場合、60WまでのPD対応とうたっているUSB C-Cであれば問題ないですが、5V-2.4Aの粗悪なUSB C-Cケーブルであればそこまでの電力は流せなくて発熱し最悪は発煙・発火につながるかもしれません。あるいは被覆が解けてしまうというのも起こりえます。

USB C-Cケーブルを買うのであれば、安全のため必ずPD対応と表記されているものをかわないといけません。

60Wに対応しているPDケーブルを普通の5V2A程度で使うのは全く問題ないですが、逆の場合はコネクタやケーブルが過熱・発煙・発火などの恐れがあります。

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CanDoの60W PDケーブル

以前、DAISOで330円の100W PDケーブルを紹介しました。

DAISO 330円の100W PD対応 USB Type-C/Cケーブルを買ってみた、大丈夫か?
たまたま立ち寄ったDAISOのスマートフォングッズコーナーで見つけたUSB Type-C/Cケーブル。パッケージをみると100W PD対応 eMarker内蔵の表記。え、330円なのに?普通なら安くて...

今回はCanDoで、たまたま入ってスマートフォンアクセサリーコーナーを見ていて見つけたので買ってみました。長さは1mと同じですが60Wまでの対応です。

ま、普通の長さ1mのUSB C-Cケーブルです。

USBケーブルチェッカーで確認しました。

ケーブル抵抗値は239mΩと普通です。

接続はUSB3.Xの結線はなく、VBUS / D- / D+ / GND / CCとUSB Type-C / CのUSB 2.0で必要なもののみとなっています。

E-MARKEDの表記がないので流せる電流は3A(MAX20Vなので60W)となります。筆者のMacBook Air (M1, 2020) は45WのACアダプタでOKなので使えますね。もちろん、iPhone 15 Pro Max、Zenfone 10、iPad ProでもOK。

USB C-Cケーブルで「PD表記」のあるものは、DAISOやCanDoのどの店でもあるわけではなくて、ある程度大きな店でないと扱っていないような感じですので、いざケーブルがないといってDAISOやCanDoに飛び込んでも買えるとは限りません。

格安ケーブルはまだまだUSB A-Cの天下ですが、このケーブル、あるいいはDAISOのものは安いPD対応なので見つけたら2〜3本買っておいても損はないかもしれません。

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