iPad Pro 11” M1 からiPad Air M2、iPad Pro M4に買い換えるべきか?

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筆者は3年前のiPad Pro 11 M1(第3世代)を持っています。現在の最新はM2搭載のiPad AirとM4搭載のiPad Proとなります。CPUだけみればどちらもM1より上位のものを搭載しています。M1搭載のIPad ProユーザーがM2のiPad AirあるいはM4のiPad Proに買い換える価値があるのでしょうか?

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iPad Pro 11 M1からの進化点

iPad Pro 11 M1が発売されたのは2021年5月で、3年がたち最新モデルはM2搭載のiPad AirとM4搭載のiPad Proになっています。プロセッサだけ見れば確実に進化していますが、大枚を投じる価値があるのでしょうか?

データ出典: Apple公式サイトGSMArena、 NanoReview

 どうも食指が動くような進化はないように見えます。

iPad Air M2はここが違う

CPUはM2になりますがコア数は同じです。ただしメモリ帯域幅が4割くらい上がっているので全体的なパフォーマンスは向上しています。

超広角カメラがなくなりますが、iPadでは写真はさほど重要にはならないので事実上問題はありません。

iPad AirはiPad Proと違って2スピーカーなので、縦置きにした時に左右ステレオにはなりません。これはどんなもんでしょうかねぇ。

特に注意したいのはSIMでCellularモデルのiPad Air M2はeSIMのみの対応であり、現在使っているのがnanoSIMであればSIMの発行替えをしないといけません。

マイクの数に差があり、iPad Pro 11″ M1は5個ですが、iPad Airは横画面の時のフロントカメラの右側に1つ、背面のカメラの下に1つの合計2個とちょっと貧弱です。これがどれくらい影響があるかは使い方次第ではあります。

Apple PencilについてはiPad Pro M1で使用しているApple Pencil 第2世代は使用できません

iPad Pro M4はここが違う

CPUは最新のM4となりコア数は増えますが高性能コアが1つ減りますメモリ帯域幅は7割増になりCPUの進化と合わせてAntutuスコアには結構差が出てきます。

超広角カメラがなくなりますがカメラはiPad Air M2同様重要ではありません。

iPad Pro M4のスピーカーはiPad Pro M1と変わらず4つですから、縦画面でも横画面でも自然なステレオ音声となります。

Apple PencilはiPad Air M2と同じで、iPad Pro M1で使えたApple Pencil 第2世代は使えません

Magic Keyboardもかなり曲者でありまして、M4のiPad Pro専用のものになっており、それ以前のiPad Pro用のMagic Keyboardは利用できません

すなわち、iPad Pro 11″ M1で使っていたApple Pencil 第2世代とMagic KeyboardはiPad Pro 11″ M4では使えないということです。

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互換性をとらないAppleは馬鹿げている

M2のiPad Airでは第2世代Apple Pencilは使えないし、M4のiPad Proでは第2世代のApple PencilとMagic Keyboardが使えません。

このWIRED掲載の意見には100%賛同できます。

Apple Pencilは4種類存在します。

  • 第1世代(ペン先と反対側のキャップを外すとLightningがニョキっと出てくるやつ)
  • 第2世代(iPad側面に張り付いて充電とペアリングができる楽ちんタイプ)
  • USB-C(事実上の第3世代で、充電とペアリングだけが有線のUSB-C)
  • Pro(事実上第4世代で、スクイーズやペン回転による機能などが新規搭載)

Apple Pencil 第2世代が新しいiPad AirやiPad Proで使えない理由は何でしょうか?

Magic Keyboardにはオプションとしてはかなり高価なものであるにもかかわらず、さらに馬鹿げて高価なものを買い直す必要性はほとんどありません。どうしても必要なら類似機能を持っている優れたものがサードパーティから安くで入手できます。

あるいは折りたたみキーボードでも優れているものがありますのでそれを選ぶのも手です。

AppleはiPadに関しては過去との互換性はあまり重要ではないようですので、今買ったApple Pencil ProやM4 iPad Pro用のMagic KeyboardはM5あるいはM6のiPad Proでは使えなくなるかもしれません。

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結論は?

現在のM1 iPad Proで「処理能力」でよほど不満があるというのでない限り買い替えの必要は皆無です。バッテリーが弱っているなら正規サービスプロバイダーで交換してもらいましょう。

処理能力を必要とするのは動画編集とかになりますが、そもそもiPadで本格的な動画編集をするのは無理があります。

Apple Pencilを使っている場合は、本体価格に加えて21,800円の追加支出が必要で、Magic Keyboardも買い替えると49,800円の追加、すなわち71,600円の追加支出です。

iPad Pro M4 512GB Cellularモデル本体と合わせてApple PencilとMagic Keyboardも買い替えるとなると、合計で312,400円という高額投資になります。iPad Proにこんなバカげた投資をする必要はほとんどないでしょう。

まあ、宝くじでも当たれば別でしょうけど….

M2 iPad Airへの乗り換えであればM1 iPad AirのMagic Keyboardはそのまま使えますが、iPad ProからiPad Airはスペック的にも機能的にもあまり意味がありません。

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延命策、iPad Pro 11” M1 のバッテリー交換費用は?

もしバッテリーが弱ってきたのであれば、iPad Pro 11” M1 第3世代であれば、Appleのサポートもしくは正規サービスプロバイダーで20,800円(税込)にて交換してもらえます。

具体的にどれくらい弱っているのかを調べる方法もあります。

20,800円というと安くはないですが、Apple Pencil Proの21,800円より安い価格です。

気になる場合は、Appleのオンラインサポートを使って調べてもらいましょう。

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