DJI OSMO Mobileシリーズのようなスマホ用小型ジンバルでハイエンドスマホを使うと、スマホとは思えない綺麗な映像を撮ることができます。しかしスマホマイクで撮る音はあまりといえばあまりに貧弱なのでZOOM H1 essentialのような安くて小さくて高性能なレコーダーを使いたい!どうすれば?
これで解決できること
スマホを装着したジンバルと音声用のレコーダーを物理的に一体化できます。
これにより右手にジンバル、左手に音声レコーダーという両手が塞がる事態がさけられます。
片手にスマホを装着したジンバルを持ち、もう片方の手にレコーダーを持ってしまうと、ジンバルに意識が集中してしまいレコーダーのマイクはあらぬ方向を向いてちゃんと音が録れない可能性があります。
両手が塞がるのは非常に不便ですし危険でもあります。
すなわちこのようなことができます(写真下)
片手でジンバル+スマホ、レコーダーを持つことができます。
トリプルコールドシューマウント 延長バー
Amazonをかなり長い時間放浪してようやく見つけたのがこの一品です。
商品名は「トリプルコールドシューマウント 延長バー PT-3」(リンク先はメーカーサイト)というもので、中国のブランドのNEEWERというところが出しています。
端から端までは11cmほどで、重さは70g程度でアルミニウム合金製です。
両側に1/4インチネジのオス・メスがそれぞれついていまして、別途取り外し可能な3方向コールドシューと1/4インチネジメスがある四角いアダプタがついています。
これを三脚とジンバルの間に挟めば、10cmほど延長された1/4インチネジやコールドシューが増設できます。
活用方法
活用するシーンが多いのは、ジンバルカメラ(OSMO Pocket 3など)やスマホジンバル(DJI OSMO Mobileなど)でしょう。
先ほどの写真はDJI OSMO Mobile 5(OM-5)底部につける小型三脚との間に挟んだもので、拡大するとこのようになります。
ジンバルカメラのOSMO Pocket 3の本体マイク収音は結構良い感じですが、ジンバル+スマホの場合はスマホ内蔵マイクがかなり貧弱なのでろくな音が録れません。さりとてジンバルに取り付けたスマホにケーブルで外部マイクを接続すると、ケーブルがジンバルの動きを阻害してしまいます。
そこでZOOM H1 essentialのような小型軽量高性能な音声レコーダーで音声別撮りをしましょう。
下の写真はOSMO Pocket 3の三脚としてマンフロットの小型のしっかりしたものをつかっています。
ミニ三脚ではどうかというと、カメラ本体の重さに対してレコーダー側がかなり重くなるのでしっかり立たずに簡単に転けてしまいます。
しかしRODE Wireless GO IIの受信機であればミニ三脚でも問題なく自立します。
スマホやジンバルカメラからもふもふ(ウィンドジャマー)付きレコーダーを物理的に離すことで、画面内にもふもふの端が映り込んでしまうことも避けられます。
まとめ
スマホ動画撮影にジンバルはブレないかつ水平が取れている映像を撮るには必需品であるが、スマホマイクの音声は非常に貧弱。
解決策はZOOM H1 essentialのような外部音声レコーダーの使用で、「NEEWERトリプルコールドシューマウント 延長バー PT-3」のようなものを使うことで片手で全部持てるようになる。
もふもふ(ウィンドジャマー)が大きなめのマイクを持つレコーダーの場合で画面にもふもふの端が映り込んでしまうような事態も回避できる。
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