18回目になる二泊三日の金沢旅行に行ってきました。
いままでいろいろなカメラをお供に連れて行きましたが、今回のお供は新顔RX100M3です。
その中で気づいたこと、もっとこうなればいいのに、というのに触れてみます。
この小ささは正義だ!
なんといってもこの小ささ。いわゆる一昔前のコンデジサイズですが、センサーは1型の大きめのもの。コンデジ華やかなりし頃は1/2.7がメインでしたからね。これより大きなものになると4/3のPanasonic LUMIX DMC-LX100とかになってしまってボディも一回り以上でかくなります。
撮影旅行ではないのですから写真は二の次であり、カメラは小さいほうがいいに決まっています。
microUSBでの充電は超便利
私のデジタル系持ち物は、
- iPhone 8/iPad Pro 10.5 → 充電はLightning
- SHARP AQUOS R Compact → 充電はUSB Type-C
- モバイルバッテリー → 充電はmicroUSB
つまり、Lightning/USB Type-C/microUSBの充電ケーブルは必ず持っているわけなのです。
これ以上さらに充電器やら専用ケーブルを追加することなく、持ち歩けるのはとてもいいですね。最近はカフェにコンセントやUSB充電ポートを備え付けているところも増えてきていますものね。
私のミラーレス一眼はOLYMPUS E-M1なんですが、OLYMPUSの充電器って知る限りはバッテリーサイズの割にでかくて、さらにコンセント直結じゃないACコードが必要なタイプが多いんです。E-M1の充電器とかもっと小さくなるだろうと思うし、さらにメガネコネクタのACケーブルが必要。これだけでサイズ的には10,000mAクラスのモバイルバッテリーより大きくなります。
ふざけんなよ!OLYPMUSとか思いますが、まあ旅カメラとして開発されたわけではないので仕方ない。
とにかくmicroUSBの普通のケーブルで充電できるのは大変ありがたい。
電子水準器がタコ
はい、一応ついてます、一応。何が?って電子水準器です。一応、なんです、一応。ついていないとは言わせませんと言うレベル。はっきりいって実用性は限りなく低い。
まず、電子水準器を表示されると、他のヒストグラムとかバッテリー残量とか撮影モードとかの表示がぜーーーーーーーんぶ消えます。シャッター速度、ISO、絞りとかだけの原始的な銀塩一眼の世界に戻ります。
私のように水平を取るのが苦手で常時水準器を出したい人は他の表示は諦めろってか?
そりゃないですよ、ソニーさん。
開発の方は本気で水準器を常時表示にして1日このカメラを使ったことありますか?多分ないでしょうね。
ファインダーが超絶見にくい・使いにくい
私がハイエンドコンデジに求めるのはファインダー。これ、絶対譲れません。だからCANONのコンデジだと最近のモデルではPowerShot G1 X Mark IIIくらいしかなくて、いや、これコンデジというよりは昔でいうネオ一眼の世界、400g近いもの。これなら素直にE-M1を持ちますよ。
で、ファインダー。
RX100M3のファインダーは二段階で使えます。サイドのレバーを下に引くとポップアップし、そこから手動で接眼部を手前に引き出します。
これ、地味に超絶めんどくさい。できればワンアクションで使えるようにしてほしいものです。
また、接眼部を手前に引き出すと、液晶面から1mmほどだけ飛び出すだけです。なので、特にメガネとかかけていると、液晶に邪魔されて目が接眼部にぴったりつかないため、外光がとってもたくさん入ってきてファインダーの中の画像が見えない。仕方なく左手で接眼部付近をカバーします。
さらにファンダーをしまうと電源も切れちゃう。勝手に切るなよ!設定で同時に電源を切るかどうか選べてほしい。
液晶輝度のオート設定では暗すぎる
室内では十分です。屋外ではマニィアルで+2にしても暗い。屋外晴天というモードがあるのでそれでなんとか使える。なんのためのオートなんですか?屋外で明るくするためのオートじゃなくて、室内で明るすぎなためのオートなんでしょう(推測)多分。
いちいち、屋外晴天モードに切り替えるもの面倒、さりとてずっと屋外晴天だと明るすぎるしバッテリーにもインパクトがある。もう少し考えてくれませんかね?
AF速度と精度は必要十分
抜群の性能とは言いませんが、不満が出るようなところはありません。AFは必要にして十分な性能を備えていると言えます。これで不満ならミラーレスを買いなさいといいますね。
オプションのグリップは必須
オプションなんですが、グリップ(貼り付け式)は絶対あったほうが良いです。オプションにしないで付属品にしてもいいくらい。女子には可愛くなくなるなんて声も出そうですが、いやいや、実用性を考えるとすごく安定しますので必要なんですよ。
「おまかせオート」はとても優秀
室内光と自然光がミックスされた室内を取ると、その空気感と光の感じを実に的確にうまくとらえてくれるので驚きました。結構苦労するところなんですよね。
「おまかせオート」室内撮影例
おまかせオートは優秀なんですが、撮影者の腕が優秀じゃないのでそのあたりを割り引いてご覧ください。
ポイントがないので椅子の背にかけたセーターにフォーカス。ホワイトバランスも崩れていません。
カップに反射する灯の感じ、窓から差し込む光、背景のボケ具合。これはもうコンデジとはおもえません。
暗めでシックなインテリアのカフェ。入口から明るい光が差し込んでいますが、入口がホワイトアウトしている以外は破綻していません。おまかせオートの撮って出しです。
このマフィン、美味しかったよん。いや、そうじゃなくて、このボケ具合と背景にある入り口の明るい光を背にしてもマフィンは破綻していません。素晴らしい。
結論
水準器だけは直してください>SONYさん
それ以外は我慢しますというか目をつぶれます。逆に水準器なんかどーでも良い人にはピカイチの旅カメになるんじゃないでしょうか。