JGC修行を考えてみる(5)

JGC修行を考えてみる(5)

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回数で考えてみる

ゼロスタートでサファイアのステイタスを取るなら、JALだと対象運賃での搭乗回数という手があります。50回搭乗というものです。毎月2〜3回ほど飛行機で出張するビジネスパーソンならば、JAL限定利用にすれば楽勝で到達しますね。ただ、そういう人に限って社命でできるだけLCC使えという命令が出ていたりして、意外に到達には遠かったりしますが。(個人的には、ざまぁ…って感じです、労せずステイタス確保できるなんて…というジェラシーが99%)

ともかく、JALの場合、サファイアのためには50,000FOPか50回フライトです。

これまではFOPで考えてきましたが、今回は首都圏在住で50回フライトをするには、を考えたいと思います。

回数を稼ぐ方法

個人で普通に旅行で往復しているだけだと、年間25回旅行に行かないといけませんが、これはまあ普通に考えてありえないですよね。

というわけで回数修行が必要になります。

運賃が安くて所要時間が短く1日の便数が多い路線をひたすら往復するのです。出ては乗り出ては乗る。だいたいこういう便だとずっと同じCAさんだったりして、「おかえりなさい」とか言われるそうですが…(笑)。そういう声かけににっこり笑ってひたすら繰り返すのだそうで。

居住地が重要

とはいえ、JALは一旦傾いたときに地方短距離線を大幅に削減してしまいましたので、短距離で運賃が安い路線はそうそうありません。

私は首都圏在住でもよりは羽田空港。羽田からJALグループで最も近い路線は名古屋です。名古屋はコスパ悪いです。なので、首都圏在住で回数稼ぎはアイランドホッピングか、次に書く鉄板路線の福岡-宮崎を利用することです。大阪在住なら伊丹-但馬というのもありかもしれません。これは1日4レグで伊丹ご近所なら無理せずできるかと。

回数稼ぎに使えそうな路線

主として沖縄方面の離島間フライト(運賃は2018年10月1日をピックアップ)

  • 福岡-宮崎(1日4往復):6,000円くらい(ウルトラ先得・スーパー先得)
  • 伊丹-但馬(1日2往復):6,600円(ウルトラ先得)
  • 札幌(丘珠)-函館(1日6往復):12,100円位(ウルトラ先得)


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福岡-宮崎

修行する人の鉄板路線は、なんといっても福岡-宮崎です。福岡居住の方ならこれもありかと思います。

便名福岡出発宮崎到着便名宮崎出発福岡到着
JL362107:1007:55JL362007:3508:25
JL362208:2509:15
JL362510:2011:05
JL362911:4512:30JL362611:3512:25
JL363113:3514:20JL363013:0013:50
JL363314:2515:10JL363214:5015:40
JL363919:4020:25JL363415:4016:30
JL364120:1521:00JL364220:5521:45

この表は2018年10月1日の時刻表なのですが、グリーンの便で往復すると、07:10〜21:45まで乗りっぱなしになります。宮崎では30分、福岡では50〜55分程度の時間が取れます。途中15:40に福岡到着してから19:40に到着するまではかなりの時間がありますね。

この19時以降の便はカットするとして7:10〜15:40までで6レグ(6フライト)稼ぎます。ただ、丸三日を費やしても18レグにしかなりません。夜21:45まで使ってようやく24レグですので、丸三日を2セット、羽田からの往復で52レグになるのでクリアです。

これが修行でなくてなんですか?旅行じゃない、観光じゃない、ひたすら乗りまくる修行ですがな。体力のある若い人でないときついですよ、間違いなく。

伊丹-但馬

こちらは1日2往復。

朝8:45に伊丹を出て但馬とんぼ返りで10:30伊丹帰着。17時ちょうどに伊丹を出て18:45に伊丹に戻ります。

これなら悪くないですね。昼間は自由時間です。ただし他地域の人が8:45に伊丹から乗るには多分前泊が必要。

初日:羽田→伊丹、夕方便で伊丹→但馬→伊丹:3レグ、宿泊
2日目:2往復で4レグ、昼間は観光、宿泊
3日目:2往復で4レグ、夜便で羽田戻りで合計5レグ

これで3+4+5でちょうど12レグです。これを4回やってあと2回名古屋でも往復すれば達成。まだ自由時間が多い分救いがありますし、大阪グルメを楽しめますよ。551の豚まんをたらふく食えます。

朝、羽田06:30のフライトに乗れる人ならば、初日に5レグ稼げますから合計14レグ。4回やって56レグになり余裕で達成。

以外と現実的かもしれませんね。福岡-宮崎よりは絶対疲労は少ない。

この伊丹-但馬で料金試算してみましょう。10月1日〜3日を使うと仮定します。1日は2往復と仮定。座席は普通席先得。

羽田→伊丹(10/1)、伊丹→羽田(10/3):19.680円
10/1の2往復:7,100円x4回=28,400円
10/2と3日も同じ各28.400円。

つまり、14レグ稼ぐのに104,880円。それが3回42レグで314,640円。最後の回は8レグで良いので羽田からの往復+6レグ(6往復)なので、19,680円+(7,100円x6回)=62,880円。376,920円。後述するツアーよりは安いし効率的で楽しい。

まあ、それなりにかかりますが、大阪ENJOYできますぞよ。なんせ三日間10時半から17時まではフリー、まあ少なめにみても五時間はフリーな日が連続します。夜も18:45に解放されますから楽しめます。大阪実家の人なら時期ずらしの帰省とかも兼ねればよいかも。

ただFOPがミニマム条件の15,000をクリアしないと50回とんでもダメです。初回ボーナス5,000があるとして10,000FOPないとだめ。これでクリアできるか計算してみます。

羽田-大阪を普通席先得で4往復しますから、420FOPx8=3,360FOP。但馬へは42回乗るので106FOPx42回=4,452FOP。合計7,812FOP。2,188足りません。羽田-那覇1往復分(普通席先得)ほど足りません。あれれ。これだけではなく、沖縄往復を組み合わせるのが楽しいかもしれませんよ。

飛び飛びのパックツアー

他には、JALパックで「跳び飛びの旅 小型プロペラ機でホッピング 2・3日間」なんてのもあります。

一泊二日で今の時期なら最高14フライトもしくは二泊三日で最高16フライトなんてやつです。二日間コースで東京発は85,300円から153,800円、三日間だと155,300円〜201,800円。

羽田(6:20~7:25発のご希望便) ⇒ 福岡(乗り継ぎ) ⇒ 那覇(乗り継ぎ) ⇒ 沖永良部(乗り継ぎ) ⇒ 徳之島(乗り継ぎ) ⇒ 奄美大島(乗り継ぎ) ⇒鹿児島(19:35頃着) …各自… ホテル

ホテル …各自… 鹿児島(7:20頃発) ⇒ 奄美大島(乗り継ぎ) ⇒ 徳之島(乗り継ぎ) ⇒ 沖永良部(乗り継ぎ)⇒ 那覇(乗り継ぎ) ⇒ 奄美大島(乗り継ぎ)⇒喜界島(乗り継ぎ) ⇒ 鹿児島(乗り継ぎ) ⇒ 羽田(20:00~22:00頃着)

こんなスケジュールです。ハードですねぇ。トイレに行く暇あるのかしら?ただし、もっとも安い135,800円だと14レグです。1レグあたりおよそ1万円だから高いですね。これを3回やっても42レグにしかなりません。うーん、です。

ただ、これだけのものを自分で予約するのは大変です。安いレートを選んで予約していいって最後のほうの便が満席で取れないとか….どうするの!って感じです。そういう意味で、JALのお墨付きツアーですので、まあ、楽ではありますな。

今回のまとめ

回数稼ぎに走る場合、福岡空港に近いなら体力勝負になりますが、宮崎往復案。ただし体力勝負の感があります。首都圏や関西圏ならば、伊丹-但馬案は以外にいけるかもです。ただし3日間x4回で中に沖縄往復とかを組み込まないとダメです。

次回



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