スマホがネットに繋がらない!に備える(前編):スマホは2台持ち必要か?それとも1台で良いか?

スマホがネットに繋がらない!に備える(前編):スマホは2台持ち必要か?それとも1台で良いか?

7月2日午前1時35分頃から発生したKDDI(au)の障害は本記事執筆中の7月5日午前7時の時点(約77時間経過)後も完全解決・解消には至っていません。ライフライトなっているスマホがネットに繋がらない!に備えるということで、前編の今回はスマホを2台持ちするのがよいか、1台で良いのかを考えましょう。

この記事でわかること
auの77時間以上にも及ぶトラブルに直面してライフラフラインであるスマホ通信確保のために2台目のスマートフォンが必要かどうか、その判断ポイントがわかります。

想定するトラブルと考えられる対応策

想定するトラブル

本記事の前提は以下のトラブルの想定です。

(1) iOS(Apple)やAndroid (Google) のトラブルにより特定のOSが長時間使えないトラブル
(2) キャリアの回線トラブルにより使えない特定のキャリアが長時間トラブル

特定のOSが全ての機種で長時間使えないというトラブルは筆者は聞いたことがありません。特定の機能がバグやAppleあるいはGoogleの障害で使えないということはありますが、スマホで通話ができないとか通信がまったくできないというのはおそらくなかったはずです。

考えらえる対応策

前述の(1)への対策となります。

理想的な対応策(理想解)

メインのスマートフォンとは別のOSを搭載しミドルクラスで安定したサブスマートフォンを持つ。すなわちメインがiPhoneならばサブはAndroid、メインがAndroidならサブはiPhoneです。

メリット:
・OS起因のトラブルに強い
・複数のスマホを使うのでハードウェア故障に強い

ディメリット:
・ハードウェアが二重投資になる
・OSが異なるので慣れが必要
・バッテリーの充電管理が二重手間になる(特にサブスマホは忘れがち)

現実的な対応策(現実解)

回線が2つ使えるDSDS(Dual Sim Dual Stanby)のスマートフォンを用いて一台のスマホで2つのキャリアを使う。

メリット:
・ハードウェア投資が重複しない
・スマホは1台なので管理が楽

ディメリット:
・ソフトやハードトラブルに弱い(替えが効かない)



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機種選び(理想的な方法と現実的な方法)

サブスマートフォンを使う方法(理想的な方法)

iOSでもAndroidでもどのキャリアを使うかわからないこともあり必ずSIMフリーにします。

SIMフリーミドルクラスで価格が高くないものというのが条件になります。

メインがiPhoneな人はAndroidがサブスマホ

条件:
・5G対応
・4000mAh以上のバッテリー搭載
・テザリング対応(家族や友人が使えるように)
・Felica対応(必須ではないがあった方が良い)
・過去1年以内発売の機種
・実売4万円以下

これで価格.comで調べると以下の機種になりました。

・OPPO Reno7 A SIMフリー
・motorola moto g52j 5G SIMフリー
・Xiami Redmi Note 10T SIMフリー
・SHARP AQUOS sense6 SH-M19 SIMフリー

個人的には中華スマホは避けたいのと、AQUOSは過去何度か使ってイマイチばかりだったので一押しはmoto g52j 5Gです。
ただし後述するDSDSには非対応ですが2台持ちを前提にするなら問題にはなりません。

moto g52j 5Gについては当サイトで紹介しておりますのでご覧になってください。

モトローラ初のFelica(おサイフケータイ)対応 Androidスマホ、moto g52j 5G

 

DSDS対応ならば筆者お勧めはedge 20 です。
edge 20については当サイトで紹介しておりますのでご覧になってください。

motorolaのスマートフォン edge 20シリーズ、いいんじゃね?

motorola edge 20ファーストインプレ

 

メインがAndroidな人はiPhone…だけど高い!

こちらのほうはAppleの現行販売機種であればなんでもいいと思います。

Face ID対応の場合はマスク顔認証を考えるとiPhone 12シリーズ以降になります。
Touch IDはiPhone SE (第3世代)となります。

最安はiPhone SE (第3世代) 64GBで税込62,800円(価格改定後)と少々値が張ります。

サブスマートフォンを使わずDSDS対応スマホ1台で済ませる方法(現実的な方法)

DSDS対応スマートフォン

DSDS(Dual Sim Dual Stanby)とは1台のスマートフォンでSIMを2枚(機種によりうち1枚はeSIM)使えるもので、同時に2回線の待ち受けができます。

片方はdocomo、片方はSoftbankなどにしておけば今回のようなキャリアが一時的にサービス停止状態に陥っても通話やデータ通信が可能になります。

2回線を待ち受けするためにバッテリー消費が増える場合がありますが、スマホを2台持ちしなくて良いメリットがあります。

最近発売されているスマホでは片方がeSIMであるDSDSに対応しているものが多いですが、OPPOやXiaomiにはDSDSは無いようです。

DSDS対応の2018年以降発売のSIMフリースマートフォン(一部の例)
Apple iPhone XR, XS, 11, 12, 13, SE (第2世代以降)→eSIM対応機種
motorola edge 20, edge 20 fusion, g50 5G, g100, g7 plus, g7 power, g7, z3 play, e5, g6 plus, g6
Google Pixel 6, 6 Pro, 5a, 5. 4a, 4XL
SONY Xperia 1 III, 5 II, 5 III, 10 III

ご自分のスマホが上記になければメーカーサイトで確認してみてください。

幸いにもDSDS対応であれば、この現実的な方法を選べば良いと思います。

余裕があれば理想的な方法に走ればよいでしょう。

後編(予告)

今回の前編はハードウェアであるスマホ本体に焦点を当てました。

後編の次回は、いよいよ複数キャリア回線を持つという核心にせまります。

後編は明日掲載ですのでお見逃しなく。



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