イトーヨーカドー(一部店舗?)、無料サービスのドライアイスを終了し有料化

イトーヨーカドー(一部店舗?)、無料サービスのドライアイスを終了し有料化

筆者が一番よく買い物をするのは、最も近い場所にあるイトーヨーカドーです。先日買い物に行った時に、セルフサッカー台のところに「11月22日から1回20円」という文字が目に入りました。ドライアイスは結構お金がかかるのでやむを得ないとは思いますが、ドライアイスよお前もか…。

3通りのドライアイス提供方法

筆者の近所の数件のスーパーをみると3通りあります。

[1] レジ下にクーラーボックスがあり、そこから係員が取り出して穴あき袋に入れて提供してくれるタイプ。

[2] 店内(サッカー台付近)にドライアイスの自動サービス機があって、レジ係員からもらったコインを投入すると一定量が出てくるタイプ。

[3] 大型の二酸化炭素ボンベが奥にあり、セットした袋の中にパウダー上のドライアイスが投入されるタイプ。

[1]が一番人の手間がかかり、[3]が一番ドライアイスのロスが少なくなります。



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ドライアイスの価格

ドライアイスっていくらくらい?

中央冷凍産業という会社のサイトを見ますと、「直接買いに行く場合は1kg / 550円~800円」が相場だそうです。

スーパーだと取引量や取引関係によりもっと安くなるとは思いますが、10kgで数千円程度でしょうか。

こちらだと10kgセットで4,000円だそうです。

スーパーでまとめて仕入れるからってことで仮に3,000円程度で見ていましょう。砕いたドライアイスは何日も持ちませんので1日10kgとすると30日で300kg、金額にすると3,000円X30日で90,000円です・

経営インパクト(推測)

1ヶ月9万円の原価がかかります。

スーパーマーケットの原価率は75%程度といわれます。すなわち粗利率は25%。

単純に毎月9万円の粗利を無料ドライアイスが食っているわけで、売り上げ換算すると36万円/月余計に稼がないといけない分が無料ドライアイスによる出血サービスなのです。

逆にドライアイス無料サービス廃止で9万円分の出血がなくなりますのでそれでアイスや冷食の売り上げが36万円減ってもトントンということです。

どちらを選ぶかは経営判断です。

廃止よりは有料存続がベター

消費者にすれば無料が良いに決まっていますが、世の中に完全無料のサービスなんて存在しないのであり、どこかで何らかの形で対価を支払っています。

経営悪化を口実にドライアイスサービスを完全廃止にするよりは、10円でも20円でも良いのでお金をとってちゃんと希望者にはドライアイス有料配布してくれるほうが良いと思っていまます。

真夏で35度を超えるような気温では自宅隣がスーパーででもない限り、ドライアイスなしでアイスを溶かさずに持ち帰るのは不可能です。



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