防災には防災ラジオより電池長持ちの卓上ポータブルラジオのほうを勧める理由

防災には防災ラジオより電池長持ちの卓上ポータブルラジオのほうを勧める理由

地震多発国の日本で地震を避けるのは夢物語であり、さらに地球温暖化によると思われる深刻な風水害も多発傾向にあります。そうした自然災害への対策で重要なのが情報収集であり、スマホだけではなくラジオも重要な情報源です。筆者がお勧めしたいのは防災ラジオではなく普通の卓上ポータブルラジオです。

普通の卓上ポータブルラジオが良い理由

最初にお断りしておきますが、筆者は防災ラジオを否定するつもりは毛頭ありません、これはこれで非常に役立つものだと思いますし、備えているお宅も多いと思います。実際我が家も備えています。

しかし防災ラジオはどこにありますか?防災リュックの中に入れたままで、いざ使おうと思ったら電池がないとか電池が液漏れしていて中がひどいことになっているということはありませんか?

防災ラジオは、使っても使わなくても電池を入れておき年に一度無条件に交換することを徹底すべきです。これは非常用ライトも同様です。とにかく電池がなくては単なる不燃ごみです。

その点、卓上ポータブルラジオを普段使いしていれば、いつもある場所はわかりますし、とりあえずは電池が入っているので聞くことができます。

ポケットラジオと違って単1電池とか単2電池を使うものが多いので電池も長持ちします。

例えば、東芝TY-SR66という単2電池3本を使うラジオでは、FM受信で140時間、LEDライトも内蔵しておりLEDライトは200時間点灯可能です。140時間というと5日と20時間です。

普段から使っているラジオであれば、目を閉じていても使うことができるでしょうが、全く使ったことのない防災ラジオを暗がりの中でなんとか探し出して、さらに普段全く使っていないのを使うのは、いくらラジオとはいえ目を閉じたままというわけにはいかないでしょう



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防災対策としてのradikoはNO

能登地震でもそうでしたが、基地局がやられたりしてスマホの通信が使えなくなるとradikoも使えません。あくまで携帯の通信網を使ってラジオ放送を流しているだけなので、双方向に通信できないと使えません。

その点ラジオは放送局(送信所)からの電波が受信さえできればOKです。

スマートフォンはいくらradikoアプリでもラジオのように何十時間も連続で使用することは不可能ですので、流しっぱなしということはできません。バッテリーを節約のために機内モードにしておいて、必要なときだけオンラインにすることもありえます。

その点、卓上ラジオで単1電池や単2電池を使用するものであれば、100時間とか普通にカバーできますし、何より乾電池なので予備電池さえあればOKでスマホのように充電用の電源を必要としません。

ラジオは面白い

普段から卓上ポータブルラジオを使うことをお勧めする理由は、ラジオ番組は面白いということです。

テレビ番組は発言の規制が厳しいので無難な解説しかしない人でも、ラジオ番組だと結構歯に衣着せぬ物言いをしたりします。生放送だと番組によってはX(旧Twitter)やメールでメッセージを送ると、運が良ければ取り上げて読んでもらえたり….します。

昔はトーク番組はAM放送がメインでしたが、AM放送は受信しにくいということもありAMと同じ番組をFM(FM補完放送)で聞くこともできるようになっています。非常にクリアですので是非お試しいただきたいです。

音楽番組も普段は自ら選んで聞かないようなアーティストの曲が流れてきて、「あ、いいじゃん」という新たな出会いもあります。Spotifyなどの音楽配信では自分の好きな曲やアーティストのプレイリストを再生してばかりになりがちですが、ラジオ(FM)だとそもそも曲を選べません。新たな曲やアーティストとの出会いから新しい世界が広がるかもしれません。

ラジオは「ながら」聴取ができます。テレビや動画配信は「ながら」は無理です。家事をしながらラジオを聴いている主婦の方も多いと聞きます。オフィス仕事をしている人には無理ですが、休日の空き時間などは卓上ポータブルラジオのスイッチを入れてはいかがでしょうか?



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