iPhoneの衛星経由の緊急SOS、実は緊急ではなくても使える

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7月30日に緊急時に携帯の電波が入らないしWifiも使えない場所からSOSを求める通信を発信できるようになりました。事前にデモモードでシミュレーションすることができますので、万一の時に備えておきましょう。この機能は実は非常時でなくても現在位置を共有することもできます。

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緊急SOSへの入口

[設定] → [緊急SOS](写真下)

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衛星経由の緊急SOS」の蘭をみましょう。

機内モードでもないのに、有効なSIMが入っていて携帯電波やWifiが捕まらない時に初めてつかえます。通常の状態であればこのスクリーンショットのように「デモを試す」だけが出ます。

本当の緊急事態であれば、110番や119番を緊急ダイヤルするときにネット接続がないと、衛星経由で接続するようにメッセージが出てくるとのことです。

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デモでシミュレーションを試す

前述の「衛星経由の緊急SOS」の蘭で「デモを試す」をタップしますとデモ画面が始まります(写真下)ので「次へ」をタップ。

どういう緊急事態なのかについて質問に答えていきます。

・自動車事故
・病気あるいは怪我
・犯罪
・山の中などで迷ってしまった
・火事

その内容に応じて質問が来た場合はそれの答えを選ぶなどしていきます(写真下)。

入力された状況を送信するために衛星を捕まえます。

これはデモですが本当に衛星を捕まえる(通信はしない)ので、上方に建物や木がないひらけた場所に出る必要があります。室内ではダメです。

衛星が見つかるとその方向が示されるので、iPhoneをその方向に向けます(写真下)。

建物や木などの障害物があると、もっとひらけた場所に出るように表示されます(写真下)。

衛星と接続されるとグリーンの表示になりますので、先ほどのメッセージが送信されるまでそのままでいます。思った以上に時間がかかります(写真下)。

通信が始まると画面がかわりチャットのような画面になります(写真下)。

この時にあらかじめiPhoneにメディカルIDの内容が登録されていれば必要な場合(病気や怪我、事故など)にはそれも送信されます。

チャット画面の例が表示されます(写真下)。

必要な情報を端的に入力して救助を待つことになります。

英語ですが公式解説動画があります。

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緊急でない場合の位置情報共有

緊急とまではいかないけれど、友人と山中で逸れた時などに自分の場所を知らせるのに使えます。

もちろん自分の位置をパートナーたちに共有しておけば、携帯電波が捕まれば何の問題もないわけですが、、登山などで圏外のときでも衛星経由でシェアできます。

1.「探す」アプリを起動します。

2. 画面の下半分(「自分」を上にスワイプすると「衛星経由の位置情報」が出てきます。

この例は電波の圏内なので出てきませんが、圏外でWifiなしだと「自分の現在地を送信」が表示されますので、それをタップして画面の指示に従って、iPhoneを衛星の方に向けて送信します。送信完了までに数分程度かかる場合もあるそうです。

3. 逆に自分の位置を2.の手順で送信した友人がいる場合、やはり「探す」アプリで位置を知ることができます。

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利用できる条件

以下の全ての条件を満たした場合のみ利用可能です。

iOS 17.6またはそれ以降
iPhone 14、iPhone 15シリーズ全機種
携帯電話の電波が入らない(=圏外)
Wifiが使えない
SIMが入っている
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利用するための費用

2024年7月30日のサービス開始から2年間もしくはそれ以降で当該機種を初めてアクティベートをしたときから2年間は無料で使えます。アクティベートしてからですので中古の場合は2024年7月30日から2年間ということになります。

この期間以降の料金についてはまだ決まっていないようです。

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いざという時に備えよう

いざその時になって使い方がわからないのでは洒落になりません。

デモモードを使って使い方を覚えておきましょう。機能があるのは知っているけどどこから入るのかわからないというのがiPhoneあるあるです。

緊急SOSは[設定]→[緊急SOS]から入る
衛星経由の位置情報共有は[探す]アプリから入る

 

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