「〜日ぶり」 と 「〜日目」という表現はよく耳にします。昨日ワクチン接種したら今日は1日目?2日目?あるいは「5日ぶり」というのは中5日間?それとも中4日間?わかっていそうで実はよくわかっていないのではないでしょうか?間違えると1日ずれますよ。
「〜日ぶり」と「〜日目」
「〜日ぶり」の疑問
友達と偶然街で会って、
「よぉ、久しぶりだねぇ、一年ぶりだな」
「ほんとだなぁ、元気にしてた?」
というのはよくある会話。
一年ぶりくらいなら日にちは正確でなくても問題ないですが、もっと短期で5日ぶりとかいった短いと1日の違いが問題になります。
「〜日目」の疑問
さてどちらが正しい?
正解は?
他の人に聞いても、いまいち確たる自信のある回答がえられませんでした。
日本語のことならNHKです。
正しい放送用語ということで非常に注意を払っており、その情報はアクセントであれば辞典として本になっています。
従って4月1日にワクチン接種をして副反応が出て、4月4日に副反応が消えたとするなら4日目に副反応が消えたと言います。
しかし「〜日ぶり」はちょっと違うので混乱します。
2月1日に家族で夕食をとり、その後残業続きで次に家族とテーブルを囲んだのが2月6日なら、それは5日ぶりに家族で夕食をとったことになります。
まとめ
「〜日目」は出来事の発生時を1日目として数える。
「〜日ぶり」は出来事の発生時を含めずに数える。
自分は正しい言い方を知っていて話したつもりでも、相手の解釈とは1日の差が出る可能性がありますので、約束などをする場合は必ず具体的な日付で確認しましょう。
「〜日ぶり」というのは過去のことを言うことが多いので、1日の差はあまり問題になりませんが、「〜日目」は未来のことを指す場合があり、具体的な日付や曜日などと併用して誤解のないようにつとめるべきです。
[NHK放送文化研究所] 「~日目」と「~日ぶり」