第45代アメリカ合衆国大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。就任演説も(生ではなく録画)ききましたが、なんだかなぁ、です。
なんというか、アメリカ合衆国株式会社のCEOに就任した感じなんですが、それにしても足りないのはビジョンであり理想を追う姿です。彼はアメリカを強くする、アメリカファーストとしか言っていません。しかし、現代社会において一国の一人勝ちということは絶対ありえない。企業の一人勝ちは有りえますが、国の一人勝ちはありえません。
就任時点で閣僚はほとんど決まっておらず、さらに大統領の言うことと閣僚(候補)の言うことが真逆だったりしますので、一体どうなってるの、政権発足前から崩壊かい?とか思いたくなります。
そういうごちゃごちゃは置いて、トランプ氏一人に焦点をあてても、この人は目先のことに脊椎反射します。倫理的に筋の通った思考が出来ていないとしか思えない、目先発言の連続。ビジョンもなく、目先のことに脊椎反射発言する。
大統領に就任したら変わるかなとかすかな期待をもっていたのですが、やはりトランプはトランプ、そういう意味ではふらついていません。悪い意味で変わっていません。
一方で、従来の政治家の枠にハマらない人物なのは間違いない。悪く言えばめちゃくちゃですが、CHANGEできる人かもしれません。良いふうに転べばアメリカは変わるでしょう。日本を初めアメリカの影響が大きな国は、一歩ひいいてトランプ氏の一挙手一投足に反応するのではなく、アメリカ以外の国と強調して冷静な対応が必要です。マーケットもトランプ発言に左右されることなく冷静な見方が必要だと感じています。
ともあれ、トランプ政権がどうなるか、4年も持たないと思っていますが、次の冬になるころにはある程度予測ができるでしょう。