iPhone Xにどんな価値があるか?

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最初にお断りしておきますが、私はApple信者ではありませんし、アンチAppleでもありません。使ってみたら、当時のWindowsよりはるかに使いやすくて、さらにiPhoneを使い始めると、Macと相性抜群だから使い続けているだけです。

Windowsだって普通にWindows 10を使っています。TOSHIBA dynabook AZ65/BW、LENOVO LEGION Y5201、コンバーチブル2-in-1 hp Spectre x360と愛用しておりますので、別段アンチWindowsでもありゃしません。

それはさておき、表題のiPhone X。

10月27日予約開始の報を聞いて、しばし考えて予約しようかと思っておりましたが、幸いにもiPhone 8からひと月くらいあったので冷却期間となりました。

冷静に考えて、現有のiPhone 7と比べて何のメリットがあるか?

ワイヤレス充電。

全く興味なし。アダプタだって別売りじゃん。

フルスクリーンでフルHDを超える解像度

今時フルHDを超えると言われても、ZenFone ARも持っている自分としては、購入動機にはなりません。フルスクリーンにしても別にiPhone Xならではではない。正直なところ、やっとAndroid並みになったの?ってところ。AR機能も同じ。

Face ID

うーん、確かに革新的かもしれません。ですがそのために14万円出すかというとNOです。買い換える強い動機ではない。iPhone 7では超待望のSuicaが使えるようになったので、一も二もなく買いましたけど、それとて別に革新的ではない。Androidではとっくに実現していたのですから。

これ以外には何かiPhone X独自のものってありましたか?

使っているアプリにもよりますが、iPhone 7で遅くて我慢できないなんてシーンはありません。むしろ、ネットワークの速度のほうが問題です。A11 BIONICチップもベンチマークテスト以外ではその性能を遺憾なく発揮できるシーンはすぐにはなさそうです。

結論としてiPhone Xはひと世代様子見です。来年の秋になってから判断しても遅くはない。

それより、私の心をくすぐったのがiPad Pro 10.5インチです。

2-in-1 PCとしてはhp Spectre x360というコンバーチブルを持っていますので、PC用途メインでタブレット的にも使いたい時は、はっきりいってiPad Pro 10.5より遥かに高機能です。Photoshopだって使えます。iPad Proといえども所詮iOSであり、MacOSやWindowsで出来ることの一部だけができるだけ。特にマウス操作が必要なシーンでは決定的に弱いです。

ですが、秀逸なのはApple Pencil。こいつはすごい。店頭で試しただけですが、それだけでもすごさがわかります。コピー用紙にペンで書いている感覚。追従性も高くジッタもほとんどありません(というか下手な保護シートを貼らない限りジッタは出ないそうな)。

イラストレーターでも何でもないですが、いや、はっきり言ってiPad Pro 10.5のほうが遥かに財布の紐を緩ませる魅力があります。

なんだかんだいっても、どこまで機能が向上しても「iPhoneは所詮便利になった電話機」なのです。それを忘れて高機能化しても、とんでもなく高い携帯電話が出るだけです。スティーブ・ジョブズが生きていたら、今のiPhone Xの市場投入を許したかどうか疑問です。

初期のiPhoneには確かに夢がありました。今までできなかったことが、こんな手のひらサイズのデバイスでできるようになる!

でも、今はどうでしょう?そうした感動や夢をiPhone 8やXに感じますか?ようやくAndroidに追いついたという感動はあるのかもしれませんが、でも、今までになかった感動を与えるものを、最近のiPhoneには感じません。これはAndroidも同じ。

iPhone Xのデビュープレゼンでちょっと感動したのは、ティム・クックのプレゼンが上手くなったことくらい。面白いプレゼンでしたが、内容に感動はなかった。

iPhoneにせよAndroidにせよ、この手のデバイスの成熟期になってきた証拠です。次に革新的な技術が実用化されるまでは、プチ変更でしょう。プチ変更ならそれらしい価格でないと誰も買い替えません。

さて、貴方はiPhone Xを買いますか?

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