在宅勤務なるものをやってみた話

在宅勤務なるものをやってみた話

東京を中心とする首都圏での新型コロナウィルス感染者増加の勢いはとどまる気配がありません。小池東京都知事は不要不急外出の自粛、特に夜の接客を伴う飲食の自粛を求めています。さらにビジネスパーソンには在宅勤務ができる人は可能な限り在宅勤務を呼びかけています。私も社命により初めて在宅勤務なるものをやることになりましたので、今回はその感想などを。

環境

あまり細かいことは書けませんが、オフィスは例にもれず都心にありまして、自宅は郊外のほうです。

会社のIT環境は近年新しくなって、リモートオフィスとか在宅勤務に柔軟に対応可能なようになりましたので、まさにナイスなタイミングでの在宅勤務指示。これが3年前だと在宅勤務を許容するようなIT環境にはなかったでしょう。

セキュリティの関係でお仕事ネットにつながるのは会社の指定PCのみです。自分の個人所有PCではどうひっくりがえってもお仕事ネットには繋がりません。なので、在宅勤務の情報を得てから会社のMyノートPCを持ち帰りました。

在宅勤務とかテレワークとかいっても、事前にIT環境の整備を進めないといきなり言われても実現は不可能です。

特に情報漏洩・セキュリティへの配慮は重要で、社員の健康第一にテレワークにしたが、ITがぼろぼろで情報ダダ漏れになり会社の信用失墜ということにつながりかねません。

BCP(事業継続)のための投資としてテレワークが可能になるようなITインフラや仕事スタイルにするのが重要です。それが今回のことで経営層にもかなりわかったのではないでしょうか。



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在宅勤務の一日

いつもは、7時50分前後にオフィスに入り仕事を初めて、勤務時間7時間半から8時間後の16時半~17時ごろに退社しています。昨今の残業削減でプラスの恩恵を受けているわけです。かつての過酷な管理職時代には考えられなかった楽ちんさ。

在宅勤務では、いつもより1時間遅く起きて家族で朝食をすませ、7時40分から仕事をはじめました。

昨日は2020年度の初日であり、普通ならいろいろな行事があるところですが、大人数集会禁止令もあるし在宅勤務も私のように何名か居るので、そうした行事は全部無し。年度1日目のオフィスが今日はどんなだったのか知る術はありません。

PCを立ち上げて、お仕事ができるようにすると、PC上はオフィスに居るのと全く変わりません。スタッフ仕事なので、いろいろなことをPCを使って淡々とこなすことが多く、仲間とワイガヤでするような仕事でないのが幸いして、オフィスと全く変わりません。

新年度の社内情報をチェックしたり、メール処理をしたり、新年度がらみの諸々….やるべきことはたくさんあるので淡々とこなします。

コーヒーブレイク

会社には給茶機があるので、マイカップで入れに行ったり、自分のコーヒードリップパックでコーヒーを入れたりします。

では在宅勤務ではどうしたか。

ここが在宅勤務のいいところで、何にしようか迷いつつ、カモミール・オレンジティーを入れてみます。自宅にある飲み物リソースから選び放題なのが嬉しいですね。

ついでにミニドーナツとかつまんだりしてね。

コーヒーブレイクの後は淡々と仕事継続。
オフィスと全く変わらないペースどころか邪魔(インタラプト)が入らないので集中して仕事が出来ます。

あいにく筆者には書斎とかありませんので、ダイニングテーブルで仕事をしていましたが全然問題なし。妻が掃除をして、ちょっとそこどいてと言われたときだけ席をあけますし、普通にテレビがついてたりしますが、思った以上に邪魔になりません。

ランチ

12時半に休憩入り。仕事を初めて4時間半です。

会社なら社員食堂ですがこの日は在宅ランチ。普通の自宅にいる休日同様に妻と食事をとります。この日は「じっくりコトコト 牡蠣の贅沢ポタージュ」と「ジャムトースト」。これだけでは足りないので、Vマークの関西風おうどん。

普段のランチより軽いですが、動いていないのでそれくらいでOK。

お昼休みはしっかり1時間(就業規則記載の昼休憩時間)とりましょう。

午後

さあて、残りは3時間半。朝早く仕事を始めると午後が短いので好きです。

またしても淡々と仕事を進めます。

現在はマネジメント職ではないので、人のマネジメントは自分の仕事ではないため、仕事の95%以上、いやもっとかもしれませんが、PCと会社ネットさえあれば事足ります。

会社のシステムも昔のように物理的な紙にはんこという時代ではなく、会社の日付印を使うこともめったにありません。仕事で外出したときの交通費精算なんかも電子精算になりハンコ不要の時代になっているのが幸い。

ふと気づいたら16時半。おっと、もう少しで切のいいところなのでペースをあげます。

終業

17時お仕事終わりです。

はあ、なんとなく疲れた、仕事した気分(笑)。

まとめ:在宅勤務のポイント

会社として

会社側としてはいきなり在宅勤務とかできないので、これを機に在宅勤務できる社員を増やすような努力(ITインフラ整備、仕事のスタイルやプロセスの変革、紙書類とハンコの徹底廃止)が必要です。

社員として

  • 始業と終業の区切りをきちんと付ける。服装はカジュアルで良いですがきちんとした格好にすること。パジャマのままとかいうのは論外
  • 昼休みやコーヒーブレイクは会社同様にきちんと取ること。だらだら昼飯食いながら仕事とかしない。
  • 1日の業務内容や時間をきちんとメモしておく(求められなくても報告するのはベター、上司の信頼に繋がりり、お前は目が届かないと信用できないなんてことにならない)
  • 通勤がないのは恐ろしく楽です。
  • 通勤がないために運動不足になる。通勤していると10、000歩前後いくのに、朝から21時までで4,300歩しかありません。
  • 仕事が終わったら室内で筋トレや有酸素運動・ストレッチは必須です。それが終業の気分転換になります。
  • きっちりとする理由は、自宅にいていろいろ誘惑が多いので強制的に頭を仕事モードに切り替えるため。そのための時間管理は重要です。


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