povo/LINEMOは実はお得ではない!? セカンドブランドの格安プランと比較する

povo/LINEMOは実はお得ではない!? セカンドブランドの格安プランと比較する

KDDI(au)は格安プランのpovoを、SoftBankはLINEMOを3月から提供する一方で、両社ともセカンドブランドのUQ mobile、Y!mobileを抱えており、自社内でも乱戦状態が予想されます。この横並び比較はあまり見かけませんが実際には重要な選択肢ですので、サービススタート前にこれらを横並びで比較整理しましょう。

KDDI

傘下にauブランドとUQ mobileブランドを抱えています。

従来はフィーチャーフォンからの乗り換え組向けの安いプランと、ヘビーユーザー向けの大容量プランをauが担い、中間層である10~20GB/月あたりのユーザーはUQ m,obileが吸収してきた格好です。

しかし、お上の指示によりpovoの提供をすることになりました。
これ、UQ mobileとどう違うのか?素朴な疑問です。

SoftBank

傘下にSoftBankブランドとY!mobileブランドを抱えています。

KDDI同様に両極のプランはSoftBankブランドで、中間層はY!mobileが引き受けている構図になっています。

こちらもお上の声により中間層のプランを打ち出しましたが、傘下のLINEが従来提供していたLINEモバイル改めLINEMOとして提供します。

Y!モバイルは回線事情も聞く範囲においてSoftBankと同じインフラなので、速度も本家ブランドとほぼ変わらずですが、LINEMOはどうなのか?そのあたり気にかかります。

4サービスを比較する

一覧で比較

まずは例によって一覧比較です。

昨日の記事の表を流用しますね。
比較対象プランは20GB/月をカバーできるプランとします。

povo UQ mobile LINEMO Y!モバイル
キャリア KDDI(au) KDDI(au) SoftBank SoftBank
プラン名 povo くりこし
プランL
LINEMO シンプルL
キャリアメール 非対応 オプション
(@uqmobile.jp)
非対応 @yahoo.ne.jp
5G 夏からスタート 夏からスタート
データ容量 20GB/月 25GB/月 20GB/月 25GB/月
翌月繰越 記載なし 記載なし X
容量超過時 1Mbps 1Mbps 1Mbps 1Mbps
任意切替の
容量無制限
低速モード
記載なし ◯(1Mbps) 記載なし X
税別月額料金
(割引含まず)
2,480円/月 3,480円/月 2,480円/月 3,780円/月
電話かけ放題 別途オプション 別途オプション 別途オプション 別途オプション
家族割引 なし なし 記載なし 2回線目以降
1,080円/回線割引
欠点 ・キャリアメールがない
・家族割引がない
・家族割引がない ・キャリアメールがない
・家族割引がない
・データ繰越がない
・任意切替低速モードがない。
特徴 ・LINEスタンププレミアム無料
・LINEサービスは通信量カウント対象外(LINE電話も事実上無料)

どうでしょうか?

なんだかpovoやSoftBankが色あせませんか?

auやSoftBankの新しい格安プランは事実上従来からのセカンドプランから、機能やサービスを削って価格を安くしただけ。

KDDI

povoは20GB/月で2,480円。UQ mobileの特徴である任意での1Mbps節約(低速)モードへの切り替えもなさそう(少なくとも発表の中には記されていない)でし、使い残した通信量の繰越もなさそう(発表資料に記載なし)

一方UQ mobileは従来どおりかわらずで、15GBならpovoと同価格ですが容量は5GB減ります。そのかわり1Mbps節約(低速)モードへの切り替えと繰越があります。

もしpovoに繰越や節約(低速)モードがないならば、毎月15GB以上20GB未満を必ず使う人でない限りはUQ mobileのほうがお得です。なぜならUQ mobileでは繰越がありますので今月10GBしか使わないときは余った5GBは繰り越して翌月は20GBになりますし、今月10GB余れば来月はpovoを超える25GBになります。

さらに筆者がしつこく訴えているように、SNS/音楽配信/YouTube/Netflix/radikoなどのサービスであれば1Mbpsは十分実用的な速度なのです。実際、au時代には7GB近くまで毎月使っていましたが、今はUQ ,obileで1Mbps常用基本としており、1Mbpsでradiko、Spotify、ときにNetflixで映画を見たりしています。高速モードは自宅外でアプリをDLしたり地図をみたりするときだけ(地図は1Mbpsでは遅い)。

一方povoは繰越がないとなると、今月使おうが使うまいが上限は一定の20GBです。

UQ mobileの繰越と任意切り替えの節約(低速)モードを考えると実質容量はUQ mobileの勝ちだと思われる。

もちろん、povoに繰越と任意切り替えの節約(低速)モードが来ればUQ mobileの存在価値は相当薄くなりますが….。

SoftBank

こちらはKDDIとはちょっと事情が違います。

昨日の記事でも触れているとおり、SoftBankは以前からサブブランドとしてSoftBank回線のY!mobileを持ってます。Y!モバイルの「Y!」のとおりYahoo!サービスと連携が深いのが特徴です。

Y!mobileにより受けられるYahoo!サービスのメリットは多くあります。

・Yahoo!プレミアム会費無料(特典多数
・Yahoo!ショッピングでのPayPayボーナス特典など

UQ mobileのように繰越や任意切り替えの節約(低速)モードはありませんが、Yahoo!サービス利用者には十二分なメリットがあります。

一方、LINEMOはどうか?

前身であるLINEモバイルの評価は様々ですが、速度でいうと…

一般のMVNO < LINEモバイル < 三キャリア

のようです。これがLINEMOになりどうなのか?

Y!モバイルと肩を並べるキャリア並の速度なのか、MVNO時代のLINEモバイルと変わらない速度のか?このあたりは全く情報がありません(そりゃそうです、まだサービスしていないもん)のでわかりません。Yahoo!連携メリットについてもLINEMOのサイトには何も記述がなく、Yahoo!サービスとの連携をうたうY!mobileとは大きな差があります。

まとめ

povoやLINEMOはメディアで騒がれているほどのメリットはない。むしろデータ繰り越しがない(なさそう)とか、キャリアメールがないとかいったディメリットが目立つ。

筆者のイチオシはUQ mobile。速度は安定的に速く、データ繰り越しがあり、実用的で常用できるカウントフリーの1Mbps節約(低速)があるのでくりこしMの15GB/月でも事実上povoやLINEMOの20GB/月と同等以上の使い方ができる。

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