筆者は三世代Apple Watchを愛用意してきましたが2020年2月を最後にすべて手放し絶縁しました。現在はアクティビティトラッカー&スマートウォッチとして秀逸なGarmin Instinct Dual Powerを愛用しています。しかし、Apple Watchにはなぜか捨てきれない思いがあります。相手の嫌な点ばかりが鼻につくようになり別れたはずの彼女への郷愁(筆者は経験ありませんが)に近いのか?と変な想像したりします。
Apple Watch経歴と現在
全部で3世代
Apple Watch Series 2 Nike+ 42mm | 2016年11月購入 | 初のApple Watch |
Apple Watch Series 3 Nike+(GPS + Cellularモデル) | 2017年10月購入 | Cellular対応というので買ってみた |
Apple Watch Nike+ Seires 5 | 2019年10月購入 | 常時表示に惹かれた |
さっくり振り返るとこういうApple Watch経歴の持ち主です。
Nike+のモデルばかり買っていますが、これはNike+のバンドが穴が沢山あるベルトで通気性が良いからです。
やめた理由
仔細はこちら。
最大の理由はスマートフォンをiPhoneからAndroidに変えたかったから。
Apple WatchはiPhoneがないと使い物にならずアクティベーションもできないので単なる腕時計としても使えず、単純に考えると100円ショップの時計のほうが役立つくらいです。
第2の理由がバッテリーの持ちの悪さ(1日ちょっとかよ!)
時計なんだから理想的には1年持てよ!とか思いますが、今の技術では不可能なので1万歩くらい譲って他のスマートウォッチみたいに1週間くらいはもてよとか思うわけです。
現在はGarmin
Apple Watchをやめて乗り換えたのがGarmin Instinctで、その後HUAWEIに浮気したり、Fitbitに手を出してみたり、Amazfitを買ってみたりしましたが、まあどれも筆者基準ではダメダメでした。まだApple Watchのほうがマシじゃないかと思える点多数で、現在はGarmin Instinct Dual Powerで落ち着いています。
タフネスとバッテリーの持ちでいえばApple Watchは子どもの玩具並だと断言できます。
100%充電後に24時間装着(心拍は24時間測定、血中酸素は睡眠中連続測定で設定)していてもソーラーチャージ無しで95%程度です。これがApple Watch 3あたりだと多分残り30%とか良くて40%程度だと思います。
夏で屋外活動が多いとGarmin Instinct Dual Powerはソーラーチャージがあるのでバッテリー持続時間はさらに長くなります。スペック上の話ですが一ヶ月ほど充電無しでも使えることになっています。
Garminは絶対捨てられない
いま筆者のGarminはGarmin Instinct Dual Powerというソーラーチャージのタフネスタイプと、Garmin vivosmart 4という他の腕時計と併用しても違和感のないブレスレットタイプです。
一つだけなら左手首にGarmin Instinct Dual Powerで、他の時計を左手首に着けるならトラッキングデータの継続性のためにvivosmart 4を右手首につけるわけです。
GarminはスマートフォンがiOSでもAndroidでも対応しますし、Garmin ConnectというGarmin提供の無償のクラウド上にアクティビティデータが保管されますので、どのPCやMac、スマートフォンからでもアクティビティデータの確認が出来ますし、ペアリング相手をとっかえひっかえしてもデータの一貫性は維持されます。
どのPCやMac、Android・iPhoneからでも蓄積されたデータの確認ができ、AndroidでもiPhoneでもペアにある相手を選ばないというのは、他のスマートウォッチには無い大きなメリットです。
HUAWEI Watch自身は素晴らしですがiPhoneではつけませんし、Amazfitも同様。Fitbitは一応両方に対応しますがクラウドサービスは有償提供です。
すなわち仮にApple Watchに返り咲いても、右手首にvivosmart 4があればトラッキングの一貫性は保てます。
郷愁がなぜ湧くのか?
Apple Watchを三世代使って三行半を突きつけた筆者ではありますが、それでも別れたなんちゃらに未練があるのと同じで、思いを捨てきれないでときどき頭にその思いがよぎります。
なぜそんな思いがよぎるのか?
(1) Appleが好き
Apple信者ではありませんがApple製品は好きです。今でもMac miniを使っているし、今年はMacBook Air M1とiPad Pro 11 M1を買って活用しています(コロナの影響もあり自由に外出できないので活用しきれてはいませんが)。
(2) Macとの相性が良い
MacBook Air M1やMac miniのスクリーンロック解除は、Apple Watchを装着していると近づくだけでOKです。MacBook Air M1はTouch IDでも解除出来るので楽ですが、Mac miniはそうはいきません。
(3) サブスマホをiPhoneにすると興味が復活する
メインスマホがAndroidなのは現時点において不動ですが、サブスマホとしては冗長性やセキュリティ上の安全性の理由からAndroidではなくやはりiPhoneであるべきだろうと筆者個人は思います。
現在、サブスマホはAQUOS sense5Gなのですが、これはそのうちiPhoneに変えるかもしれません(Lightningってのが嫌ですが)
そうするとApple Watchと別離した理由の一つが崩れ去るわけです。
Apple Watchは鍵である
Macのロック解除ができる
前述にもありますが、同じApple IDで使用しているApple Watchがあれば、至近距離(数メートル以内)でロック解除ができます。
これは実際に使った経験がありましてめちゃくちゃ便利でした。
便利である反面、自分以外に見られると困るMacであればこれは使ってはいけませんし、会社でMacを使っている場合でもおすすめはできかねます。(会社で使うMacを個人のApple IDで使う許可について、まともなセキュリティ意識を持つ会社が与えるとは思いませんが)
iPhoneのロック解除ができる
もう一つ、マスク対策としてAppleが打ち出したのがApple WatchによるiPhoneロック解除です。
これは面白いので紹介しておきます。
前提条件;
・iOS 14.5以降を搭載したiPhone X以降のiPhone
・watchOS 7.4以降を搭載したApple Watch Series 3以降
・Apple Watchは解除したいiPhoneとペアリング済み
・Apple Watchにパスコードが設定されている
・Apple Watchを手首に装着してロック解除されていること(通常使用状態では解除されているはず)
・口と鼻がマスクで覆われている
解除のプロセス:
・口と鼻をマスクで覆ってApple WatchをしてペアリングしているiPhoneのスリープを解除しFaceIDに認識させる
・iPhoneにしっかりと視線を向ける
・解除できるとApple Watchが振動して解除を通知する
注意事項:
・口と鼻をマスクで覆ってFaceIDに認識される人は、本来のFaceIDで登録されている人でなくてもOKであることに注意。
・すなわち、2mくらい離れたところにiPhoneがあって、この機能が有効であるときマスクをしている貴方以外の誰かが貴方のiPhoneを手にとってマスク顔で覗き込めば自動的にロックが解除されてしまう。
・このときApple Watchが振動し解除されたメッセージが表示されるので、意図せず解除されたときはApple Watchの画面にあるiPhoneをロックをタップする。これでロックされたiPhomeは本来のFaceIDかパスコードでないと解除できない。
iPhoneをApple Watchでロック解除するのは偶然結果的にロック解除されたiPhoneを見られる危険性があります。
ちらでも見られたら困るiPhoneではこの機能は使用厳禁です。
Apple Watch復活の鍵はセカンドスマホとしてiPhoneを復活させるかどうかにかかっています。
まとめ
筆者は、iPhoneをメインスマホの座から引き摺り下ろしたと同時にApple Watchにも別れを告げた。
別れた理由はそれ以外にバッテリーの持たなさにもある。
自宅のMac miniのロック解除がApple Watchをしているだけでできるのはチョー便利であった。
マスク顔対策としてリスクはあるがマスクをしてApple Watchを装着していればパスコードを入れなくても解除できる。
Apple Watchが返り咲きするかドウかはiPhone返り咲きにかかっている