Galaxy S21 Ultra 5G vs iPhone 13 Pro Max

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Galaxy S21 Ultra 5Gといえば一つ前のGalaxyのハイエンドモデル、一方iPhone 13 Pro Maxは最新のiPhoneハイエンドモデル。AndroidとiOSなので一律比較は無意味ですが、両方を手にしている立場で比較してみましょう。

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一般的比較

例によって一般的比較です。OSが全く異なりますのでメモリ管理も相当違うでしょうからRAMの単純容量比較はあまり意味がないので記載しません。

※のデータはDxOMarkのサイトより引用しました。それ以外はメーカー仕様とGSMArenaからの出展です。

(256GBモデルで比較) Galaxy S21 Ultra 5GiPhone 13 Pro Max
外部ストレージ(microSDなど)非対応非対応
イヤホンジャックなしなし
バッテリー容量5000mAh4352mAh、16.75Wh
バッテリーテスト ※2日 2時間2日 20時間
充電時間 (0%→80%) ※0:491:01
フル充電時間 ※1:362:11
Geekbench (V5.1)35184706
超広角カメラ12MP、F2.2、13mm12MP、F1.8、13mm
広角カメラ108MP、F1.8、24mm12MP、F1.5、26mm
望遠カメラ10MP、F2.4、72mm12MP、F2.8、77mm
超望遠カメラ10MP、F4.9、240mmなし
マクロ撮影最短撮影距離公表なし最短撮影距離2cm
LiDARLaser AF
顔認証2DTrueDepthカメラによる3D
指紋認証超音波指紋センサーなし
マスク顔認証なし
スマートウォッチによる
ロック解除
Smart Lockで可能Apple Watchのみ対応

Galaxy S21 Ultra 5Gには有線充電では「急速充電」のオン・オフ、「超急速充電」のオン・オフの設定がありますがDxOMarkではその設定がどちらなのか触れていません。

OSによる使い勝手の違いは個人の嗜好や慣れにより全く評価が異なりますのでここでは触れません。

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両方使っての感覚的比較

感覚的にはiPhone 13 Pro Maxのほうがバッテリー持ちは良いが、充電速度はGalaxy S21 Ultra 5Gのほうが絶対速い(急速充電オン&超急速充電オン)です。

生体認証では指紋認証を好むに人は多いのですが、夏場に登録した指紋は冬場乾燥の季節だと再登録しないと認識しなくなるといった問題がある一方、Face IDの顔認証はマスクだめじゃんでした。

しかしiOS15.4からはマスク顔でも認証するようになりましたので、あえて指紋認証にこだわる必要もなくなりました。

iPhoneのノッチがブサイクだという意見に反対しませんが、筆者自身はノッチについては以前使っていたHUAWEI Mate Pro 20や現有のiPhone 13 miniで慣れていますので、ま、こんなもんだろうという感覚です。

ノッチに慣れていない方は「超絶ブサイクでウザい」と感じる可能性を否定できません。

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カメラの比較

全てを満たすスマホカメラは存在しないので、どこに重点を置いていえるかで変わります。

一言で言えば、望遠に強いGalaxy S21 Ultra 5G、マクロにつよいiPhone 13 Pro Maxです。

下の写真は福岡空港のANAラウンジから撮影したスターフライヤーです。雨天でラウンジのガラス越しですので実は焦点がちょっと…です。

Galaxy S21 Ultra 5Gの光学10倍カメラ(240mm相当)で縮小したのみでクロップなどはしていません。

正直なところ光学10倍はデジタルズームより遥かにマシではありますがクオリティはかなり落ちるのは事実です。

どちらかといえばbetter than nothing(無いよりマシ)。

そして晴天下では青がすごく強くでてとても鮮やかです。ちょっとナチュラルとは違う世界。

上の写真はGalaxy S21 Ultra 5Gのメインカメラ(24mm相当の広角)で撮影したものです。

縮小以外の加工をしていません。

この例は少々極端に写っていますが、総じて晴天屋外ではとても鮮やかでWEBで映える写真としてできあがります。青空の青が実物より相当青くうつる特徴があります。

これが気にいるかいらなかは個人の好みではありますが、現実の色彩とは少々違う感じです。

まだ数がないのですがマクロが得意なiPhone 13 Pro Maxではこのようになります。

マクロというわけではないですが、結構寄ってとったのが下の蕗の薹(ふきのとう)です。

色合いは実物に近いものです。

上の写真はファミレス「ガスト」の「温玉ミートドリア」です。

最後はパスポートのマイクロ文字がどこまで見えるか。

下の写真は普通に撮ったもの。
最後のページに手書きで書き入れる部分で横線がありますね。

この横線がなんとなく真っ直ぐな線じゃなくてジャギジャギな感じ。

これをiPhone 13 Pro Maxの最大マクロでとります。使ったカメラは77mm相当の望遠です。

「JAPANPASSPORT」というマイクロ文字が連続して線に見えます。

このレベルになるとGalaxy S21 Ultra 5Gは無理でした。

上の写真はUNIQLOのヒートテックジーンズの生地のアップです。

iPhone 13 Pro Maxの77mm相当の望遠カメラで目一杯寄って撮影しました。

望遠がメチャ得意なGalaxy S21 Ultra 5G、近接撮影が得意なiPhone 13 Pro Max。
色が派手目で鮮やかで映えるGalaxy S21 Ultra 5G、ナチュラルなiPhone 13 Pro Max。

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まとめ

Galaxy S21 Ultra 5GとiPhone 13 Pro Maxを使ってみて比較すると次のような特徴がある。

バッテリー容量はGalaxy S21 Ultra 5Gのほうがやや大きいが、充電はGalaxy S21 Ultra 5GのほうがPPS対応でもあり速い。ただし、持ち時間はiPhone 13 Pro Maxのほうが長い様だ(筆者の使い方で感覚的なものです)。

Galaxy S21 Ultra 5Gの顔認証は3D非対応なので信頼性に疑問がありさらにマスク非対応だが、iPhone 13 Pro MaxのFace IDはiOS15.4でマスク顔にも対応し今時にはふさわしい。

一番の違いはカメラであり、一言でいえば望遠(換算240mm相当の10倍望遠)に強いGalaxy S21 Ultra 5G、被写体により近づくことができ、さらにパスポートのマイクロ文字も認識できるくらいの近接撮影可能なiPhone 13 Pro Max。

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