motorola edge 20のメインカメラは1億800万画素という高精細なものです。実際に身近な素材で撮り比べてみました。1億800万画素の実力は?
edge 20メインカメラの仕様
基本的な仕様を確認しておきましょう。
画素数 | 1億800万画素 |
レンズの明るさ | f/1.9 |
センサーのサイズ | 1/1.52 |
セルのピッチ | 0.7µm |
AF方式 | 位相差検出 |
通常モードでは、9つのセルを1つのセルとして扱うウルトラピクセルとなっておりますので撮影して得られる画像は4,000 x 3,000ピクセルの1200万画素となります。
しかしプロモードにするとUltra-Resモードが使えるようになり、12,000 x 9,000ピクセルの1億800万画素となりファイルサイズは30MBほどにもなります。
撮影画像比較
プランターの土
それではedge 20の通常モードとUltra-Resモード、ついでにiPhone 13 Pro Maxのメインカメラ(4,032 × 3,024ピクセルの1219万画素)とも比較します。
カメラの設定はいずれも全てデフォルトのままです。
色味は違うもののこのレベルまで縮小してしまうと差は感じません。
すなわちどちらのスマホ、どのモードでもこの程度に縮小してWeb素材とする分には大差ないということです。
次は等倍に拡大して640 x 480に切り出します。
edge 20のUltra-Res等倍切り出しはもう少しクッキリするかと思いましたが、デジタルズームをかけたようになっています。
edge 20の通常モード等倍切り出しと、iPhone 13 Pro Max等倍切り出しでは小さな石の輪郭や凹凸がiPhone 13 Pro Maxのほうがずいぶんクッキリと見えます。
ミニトマト
プランターで食べられそうなものを収穫した残りの小さなトマトたち。
次にプランターの土同様に等倍で640 x 480に切り出しました。
こちらもプランターの土同様にUltra-Resはデジタルズームをかけたようになっています。通常モードはiPhone 13 Pro Maxより質感がおとっているように見えます。
街路樹
最後は街路樹です。ビルの上から見てみました。こちらは等倍のみの掲載となります。
撮影時刻が少々ずれた関係でiPhone 13 Pro Maxは日陰になってしまっています。
光の条件が違うとはいえ、iPhone 13 Pro Maxのほうが木々の奥の日陰部分も輪郭がはっきりしています。
edge 20のULtra-Res等倍とほぼ同じ大きさになるように画面上で通常モードの画像を拡大して並べてみました。
まとめ
edge 20の1億800万画素のUltra-Resの撮影は、等倍で見るとデジタルズームをかけたようなぼやけた画像になってしまう。
1200万画素のウルトラピクセル(9つのセルを一つとして扱うモード)という通常モードでは、ほぼ同じ画素数のiPhone 13 Pro Maxのほうが細部の輪郭もクッキリしており質感も上のようだ。
edge 20の1億800万画素のUltra-Resはあまりメリットはなさそうだが、後処理で切り出しをする可能性があるならば通常モードよりは良い結果が得られる場合もある。