Apple iPhone 13 Pro/Pro Maxと、Google Pixel 6 Proで接写比べをしてみました。結果はiPhone 13 Pro Maxの圧勝でした。
Lotus Effect
ヨーグルト(4個パック)の蓋の内側には、ヨーグルトがへばりつかないのはみなさんご存知だと思います。
これはハスの葉が水を弾く効果(Lotus effect)にヒントを得て開発されたのは有名な話。
このように生物の構造や機能に倣って技術を生み出すことを、バイオミメティクスといいます。
ミメティクスは英語の “mimic”(模倣するという意味)からきており、ドラゴンクエストのモンスターで宝箱の真似をするモンスター「ミミック」というのがいましたが、そのミミックは英語のmimicそのものです。
ハスの葉が水を弾く効果の動画がありました。
見たことありますよね?
この水を弾く様子を動画にしたものを見つけました。
ヨーグルトの蓋の裏側
iPhone 13 Pro Maxで撮る
では実際のヨーグルトの蓋の内側はどうなっているのだろう?
見たことありますよね、こういうパッケージ。
裏はこれ。
なんとなくザラザラしていますね。
さて、これをiPhone 13 Pro Maxの標準カメラアプリで最大限ズーム(デジタルズーム)してフォーカスが合うぎりぎりまで近づきました。
撮影データ
使用カメラ:iPhone 13 Pro Max(iOS16)、標準カメラアプリ使用
シャーター速度:1/120
絞り:F1.8
露出補正:0EV
ISO;125
レンズ焦点距離:1.57mm(換算13mmの超広角カメラ)
35mm換算焦点距離:408mm(おそらくデジタルズームも含む)
焦点距離からするに超広角カメラ(1.57mm(換算13mm))が使われたようで、デジタルズーム倍率はおよそ31倍ということになります。
輪郭がはっきりしていませんが、それでもここまで拡大できるとすごいです。
iPhone 13 miniではここまでは全然届きませんでした。
AppleによればiPhone 13 Pro/Pro Maxの最短焦点距離は2cmとのことで実際に使ってみてもその通りです。
Google Pixel 6 Proではどうか?
Google Pixel 6 Proでも可能な限りズームして接写してしましたがこれが限界でした。
撮影データ
使用カメラ:Pixel 6 Pro(Android 13)、標準カメラアプリ使用
シャーター速度:1/280
絞り:F1.9
露出補正:0EV
ISO;736
レンズ焦点距離:6.81mm(メインカメラ)
35mm換算焦点距離:24mm
これはレンズ焦点距離:6.81mmということからメインカメラが使われています。
カメラアプリ上はx7(7倍デジタルズーム)でした。これよりデジタルズームを上げてしまうともう接写はできなくなりました。
繊維の接写写真くらべ
履いているショートパンツを拡大してみました。
下の写真はiPhone 13 Pro Maxの望遠(x3)でデジタルズームなしで寄れるところまで寄ったもの。
下は同じくPixel 6 Proの望遠(x4)でギリギリ寄った写真。
随分ちがいますね。
接写に関しては圧倒的にiPhone 13 Pro Maxのほうが強いようです。
まとめ
デジタルズームの倍率や使用する(自動的に選ばれる)カメラによって違いますので一概に比較できませんが、標準カメラアプリを使う限りにおいては、デジタルズームも含めてiPhone 13 Pro Maxは相当拡大できてしまうようです。
デジタルズームがかからない範囲であっても、iPhone 13 Pro Maxならばx3の望遠でかなり近寄れる。換算13mmの焦点距離で2cmまでの距離まで寄れますが、Pixel 6 Proでは無理です。