使ってみた!iDやVISAタッチ決済対応の新・ANA Pay、オンラインショップでの利用には注意

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当ブログの記事『大幅改善でされた「ANA Pay」、iDやVISAタッチ決済に対応しANAマイラーなら使わない手はない!』 で紹介した新・ANA Payにはキャッシュ口座とマイル口座を使い分ける必要があります。実際にANA Payを店頭やオンラインショップで使ってみたのでそこで気づいた注意事項です。

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チャージについて

キャッシュ口座はクレジットカードやセブン銀行ATMを使用して「お金」をチャージします。

マイル口座は手持ちのANAマイルからチャージします。

使用するときはどちらでも好きな方を消費できますが合算して使うことはできません。15,000円を支払うのにキャッシュ口座から10,000円分、マイル口座から5,000円分ということは不可能です。

[公式] ANA Payの使い方(チャージ)

キャッシュ口座へのチャージ

キャッシュ口座へのチャージはどのチャージ方法であってもこの青いバックの画面から行います

クレジットカードからのチャージ

VISA、JCB、Master、Dinersの各ブランドのカードをチャージに使用することができます。

ANAカードからのチャージでは、
・ANA一般カード:1,000円につき1マイル
・ANAゴールドカード:1,000円あたり6マイル
・ANAプレミアムカード:1,000円あたり11マイル
のマイルが貯まります。

マイルの積算はチャージ後1〜2ヶ月後となります。

チャージに使用するクレジットカードはあらかじめ設定して登録しておく必要があります。登録に際しては3Dセキュアによる本人認証が行われます。

クレジットカードを登録しておくと、オートチャージが可能です。モバイルSuicaではオートチャージは非常に便利ですが、こうしたプリペイドのPayシステムではオートチャージはそれほどの意味は持たないと思います。毎日のようにカフェやコンビニで少額利用がコンスタントにある場合は便利だと思いますが、そうでなければオートチャージは必要ないでしょう。

Apple Payからのチャージ

Apple PayのWalletにVISA、JCB、Masterのいずれかのカードが登録されていればそのカードからApple Pay経由でチャージができます。Dinersは使えません。

チャージの方法で「Apple Pay」を指定するだけです。

セブン銀行ATMでのチャージ

PayPayなどのQRコード決済をセブン銀行ATMでチャージした方はお分かりかと思いますが、チャージにクレジットカードは使いたくないという方におすすめです。

日本中かなりのところに存在するセブン銀行ATMの操作で現金チャージできます。手数料は不要です。

マイル口座へのチャージ

マイル口座はチャージに際して使えるのはANAマイルだけですので、手持ちのANAマイル残がないと使えません。

キャッシュ口座へのチャージはこの薄水色のバックの画面から行います

操作はチャージしたいマイルを入れるだけで、1mile=1円でチャージされます。

1mile=1円なので損ではないですが、得とは言えません。

マイルは特典航空券で使うのが一番お得です。

なお、一旦チャージしたマイルは元のANAマイル口座に戻すことは不可能です。

チャージの上限額

ANA Payを登録したらマイナンバーカードや運転免許証などを使用して本人確認をしておきましょう。すべてスマートフォンの操作だけですみます。

本人確認実施済み本人確認未実施
チャージ限度額ANA Payキャッシュ口座1回:1,000円〜10万円
1日:上限10万円
1カ月:上限30万円
1回:1,000円〜2万円
1日:上限2万円
1カ月:上限10万円
ANA Payマイル口座1回:1マイル〜1万マイル
1日:上限1万マイル
1カ月:上限5万マイル
1回:1マイル〜5,000マイル
1日:上限5,000マイル
1カ月:上限3万マイル
残高限度額ANA Payキャッシュ口座残高上限:30万円残高上限:10万円
ANA Payマイル口座残高上限:5万円残高上限:3万円
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支払いについて

どの支払いにおいてもキャッシュ口座とマイル口座の残高を合算して支払うことはできません。

店頭支払い

iDまたはVISAタッチ決済に対応しているお店で利用できます。

ANA Payキャッシュ画面またはANA Payマイル画面のいずれかの支払いたい口座の画面を表示しましょう。

この状態で表示されているカード面をタップするとApple Pay Walletに切り替わります。

登録してあるカードがANA Payだけならばいいですが、Walletを使う人は大抵他のカードも登録されていると思いますので、誤って他のカードで支払いが発生することがないように明示的にANA Payを指定しましょう。

Wallet画面に切り替わったら、ANA PayカードをタップしサイドボタンをダブルクリックしてFace ID認証を通してから店頭の読み取り機にタッチしましょう。

ANAマイレージアプリからANA Payで事前にキャッシュ口座かマイル口座を選んで、その画面から自動的にWalletが起動されるので、それで支払うのをお忘れなく。

事前に指定してから自動的にWalletに入ることで、どちらの口座から引き落とすのかを識別していると思われます。iOSの仕様で難しいと思うのですが、できればWallet画面で選択できる、選択が無理でも確認できると嬉しいです。Wallet画面ではどちらの口座なのか判別できません

どちらの口座なのかわからなくなったら、タッチする前にもう一度ANAマイレージアプリのANA Payからやり直しましょう。

疑問:
事前にどちらの口座から支払うかをANAマイレージアプリで指定をせず、直接Walletアプリを起動してANA Payを起動した場合にはどちらの口座で支払われるのでしょうか?

実験1:
ファミリーマートのセルフレジで実験。ANAマイレージアプリを完全に終了させて単独でiPhoneのWalletを起動しANA Pay選んてiD支払い。結果はANA Payキャッシュ口座から支払われました。

実験2:
ファミリーマートのセルフレジで実験。ANAマイレージアプリを起動してから、ANA Pay画面でマイル口座の薄水色背景の画面を出してカードの絵柄をタップするとWalletアプリが自動的に起動されるので、ANA PayカードでiD支払い。結果はANA Payマイル口座から支払われました。

事前に支払い口座をANAマイレージアプリで指定しない限り、既定ではキャッシュ口座から支払われるようです。

オンラインショップ支払い

バーチャルプリペイドカードを使用します。

ANA Payのキャッシュ口座またはマイル口座の画面(カードイメージの画面)の右上にあるキーボードアイコンをタップします。

バーチャルプリペイドカード情報が表示されます。

カード番号:XXXX XXXX XXXX XXXX
有効期限:XX/XX
セキュリティコード:XXX
カード名義人:ANA PAY MEMBER

表示される情報はキャッシュ口座でもマイル口座でも全く同じものです。

カード名義人は実際の所有者の名前ではなく「ANA PAY MEMBER」が表示されます。

これらの情報をオンラインショップの支払い方法でクレジットカードを選んで入力します。

名義が実名でなくて不安になりますが、ANA Pay FAQによれば「ANA PAY MEMBER(性:ANA PAY、名:MEMBER)、または会員ご自身のお名前(空野太郎様であれば、姓:空野/名:太郎)」どちらでも問題ございません」とありますので、「ANA PAY MEMBER(性:ANA PAY、名:MEMBER)」でカード利用審査が通るのだと思います。

(参考リンク:【タッチ払い】バーチャルプリペイドカードでオンライン決済をする際、名義はどのように入力すればいいですか。

疑問:
オンラインショップでバーチャルカードを使った場合、キャッシュ口座もマイル口座もカード番号は全く同じですので、店頭のようにどちらから支払うかの指定がありません。一体どちらの口座から支払われるのでしょう?

実験:
オンラインショップでバーチャルカードを使った場合、引き落としは自動的にキャッシュ口座からの支払いとなり選択の余地がありません。実際にAmazonで利用者名義は筆者漢字実名(「旅路 太郎」といったもの)で使ってみて確認しました。注文はこの時点では無事完了し発送されました。

Amazonでの注文確認メール:2023年6月某日 07:44
ANA Payの利用履歴:2023年6月某日 09:09
※当日配送可能商品でしたので同日内に引き落とされましたが、発送まで日にちがかかる場合はその日までは引き落としがありません。

重要な注意:
オンラインショップのANA Payは自動的にキャッシュ口座からの支払いとなりマイル口座は選択する余地がありません。利用額が引き落とされるのは商品発送手配完了後が普通(クレジットカードと同じ)ですので、実店舗のように買い物直後にキャッシュ口座から引き落とされるわけではありませんので、キャッシュ口座残高はオンラインショッピングの利用額が引き落とされるまではオンラインショッピング利用額を下回わってプリペイド残高不足にならないよう残高をキープしてください。

お勧め:
オンラインショッピングではANA Payバーチャルカードは残高管理の問題が出まので利用はお勧めできません。普通にANAカードで支払ったほうが管理は確実かつ簡単です。

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まとめ

ANA Payを店頭で利用する場合、ANAマイレージアプリでキャッシュ口座かマイル口座のどちらから支払うかを指定してそこからWalletを起動すれば指定したほうの口座から引き落とされる。

ANA Payを店頭で利用する場合、事前にANAマイレージアプリで口座指定をせず、ホーム画面から直接Walletを起動した場合はキャッシュ口座から引かれる。(事前に指定しない限りはキャッシュ口座から引かれるとも言える)。

ANA Payをバーチャルプリペイドカードでオンラインショップで支払う場合は、無条件にキャッシュ口座からの支払いとなる。

ANA Payをオンラインショップで支払う場合の引き落としは一般のクレジットカードと同じタイミング(通常は商品発送時)となり、注文と支払い(引き落とし)までの間にタイムラグが生じる。ショップや商品によってはこのタイムラグは日単位となるので、引き落とされるまではキャッシュ口座の残高がオンラインショップの利用額を絶対にしたまわらないようにしなければいけない。

ANA Payのオンラインショップ利用はキャッシュ口座の残高管理が厄介なので、普通にANAカードなどのクレジットカードで支払った方が良い。

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