SONY Xperia 1 Vにしかない知られざる機能「録画可能な外部モニターアプリ」

SONY Xperia 1 Vの情報を見ていて、気づいた特徴が一つ。「外部モニターアプリ」という実は世間様にほとんど知られていないらしい機能です。ハイエンドスマートフォンですが、他にもハイエンドではレアとなっている機能も残っています。Xperiは2015年12月に購入した Z5以来ご無沙汰なのですがちょっと調べてみましょう。

外部モニターアプリとは

Xperia 1 Vの公式サイト https://xperia.sony.jp/xperia/xperia1m5/ を見ても乗っていないので、つい最近まで知りませんでした。

調べてみると以下の公式サイトコンテンツにありました。

ミラーレス一眼と接続することで以下のことを実現できます。

1. Xperiaを撮影時のリアルタイム外部モニターとして使える（テザー撮影といいます）。
2. 細部をXperia上で拡大することでピントの確認ができる。
3. アプリ専用の明るさ設定を使うことで、周囲の明るさに最適な画面の明るさでモニターできる。
4. 波形モニター・フォルスカラー・ゼブラ・ピーキング表示がある。
5. XperiaでモニターしながらXperia自身で録画できる。
6. ストリーミングモードでRTMP (Real-Time Messaging Protocol) プロトコルにより、YouTubeなどでライブストリーミングができる。
7. 最大4Kの外部カメラ解像度のままでコンテンツ公開できる。

「外部モニターアプリ」そのものはXperia 5 IVにもあるようですが、録画できるのはXperia 1 Vだけのようです。

4Kまで扱えるといっても入力が4Kの場合のフレームレートは最大30fpsまでとなります。

SONYのミラーレス一眼αなら問題ないですが、他社のカメラ（例えば筆者のLUMIX GH6）だとHDMIキャプチャ – UVC（USB Video Class）変換ケーブル・ユニットが必要になります。

Ninja-Vを使わなくても、4K録画ができなおかつモニターディスプレイはNinja-Vの5インチより大きな6.5インチ。

α以外のミラーレス一眼でも、HDMI出力とカメラ内メモリカードへの記録が同時に行えるカメラであれば、カメラとXperia 1 Vへ同時に映像を記録できるので、バックアップ録画としてもかなり有用ではないでしょうか。

特に、撮り直しがきかない一発というときには重要ですね。

HDMIキャプチャ – UVCの変換は安い物だと4K出力は無理でFHD 30fpsどまりだったりしますが、UGREENのキャプチャーボード（実際の外観は変換ケーブルのようなもの）が使えると思います。

余談ですが筆者のGH6はHDMIで最高4K120pの外部レコーダーへ出力できますが、あいにくCFexpressやSDカードとの同時記録はできません、残念。しかし撮影時情報を表示してより大きなモニターとしては効果がありますね。

ちなみにHDMI RAWデータ出力ができるミラーレス一眼であればATOMOS Ninja-Vといった外部モニター・レコーダーを使えば簡単なのですが、Ninja-Vは5インチモニター、それにXperia 1 Vは6.5インチなのでかなり見やすくなるのは容易に想像できます。

他社ハイエンドが捨て去った機能が残っている

結構、世間的に不評なのがハイエンドスマホから軒並みmicroSDスロットがなくなったこと。

これはカメラが高画質化しており4K60fpsとかで撮影しちゃうと。外部ストレージに保存するときはそれなりのスペックのカードが必要なのですが、それを理解している一般ユーザーはごく少ないと思われ、クレームやトラブルを避けるためもあるのではないかと勝手に思っています。

またBluetoothのワイヤレスイヤホン全盛時代ではありますが、そこはオーディオメーカーとしてのSONYの威信もあるのでしょう。

いい音を聞きたければやはり有線イヤホン・ヘッドホンに尽きます。

SONYストアでは、RAM16GB、ストレージ512GBのモデル Xperia 1 V（XQ-DQ44）が194,700円(税込)と少々お高いですが、昨今の二つ折りフォールド型スマホの25万円台よりはずっと良いと思います。

サマージャンボが当たったら買おうかと….まず、無理ですねぇ（笑）