発売されたばかりでナンですが、Apple Trackがによる硬い床面(コンクリートなど)に落下させる実験では、サンプル数は1台だけですがiPhone 15 ProはiPhone 14 Proよりも背面ガラスが割れやすい結果が出ています。万が一のために修理費用を調べましょう。
Apple Trackの落下実験
動画をご覧ください。
iPhone 14 Proと同時に落下実験していますが、この実験結果だけで見る限りはかなりiPhone 14 Proのほうが丈夫なようです。
こんなに何度も落下させることはないと思いますが、それでもApple Trackの実験ではiPhone 14 Proのほうが打たれ強そうです(苦笑)。
もっと衝撃的なのは次の動画。
iPhone 15 Pro Maxですが、ちょっと力を入れてiPhoneを剃らせるようにすると、ベキっという音と共に背面ガラスに派手に蜘蛛の巣状のクラックが入りました。
下の動画で7分17秒のあたりから始まります。
11年間実験してきてこうも簡単に壊れるのはiPhoneでは初めてだといった趣旨でナレーションが入っています。
破損したのは背面ガラスだけで動作やディスプレイには全く影響なしだったそうです。
同じようにiPhone 15 Proを剃らせたけれどピクともしないのが動画の最後のほうにあります。
ただし、これはサンプル数が「1」の実験であり統計的には全く無意味であることを覚えておかねばなりません。
常識的に考えて手で曲げようとする程度の強度テストはAppleではやっているはずなので、個別にガラス強度の弱いものがまじってしまったとも考えられます。
用心という観点から、iPhone 15 Pro Maxをズボンの尻ポケットに入れるのは避けたほうが余計なリスクは減らせるのは確かです。
iPhone 15 Proの修理費用
手にする前から調べるのはちょっと鬱ですが調べてみました。
[Apple公式] iPhoneの修理サービス
Apple Care+なしの場合
iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
バッテリー交換 | 15,800円 | 15,800円 |
画面ひびわれ (前面のみ) | 50,800円 | 56,800円 |
背面ガラス損傷 | 25,900円 | 25,900円 |
画面ひびわれと背面ガラス損傷の両方 | 66,800円 | 76,800円 |
背面カメラ | 32,800円 | 38,800円 |
その他の損傷 | 105,800円 | 114,800円 |
AppleCare+ありの場合
iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max | |
バッテリー交換 | 0円 | 0円 |
画面ひびわれ (前面のみ) | 3,700円 | 3,700円 |
背面ガラス損傷 | 3,700円 | 3,700円 |
画面ひびわれと背面ガラス損傷の両方 | 7,400円 | 7,400円 |
背面カメラ | 12,900円 | 12,900円 |
その他の損傷 | 12,900円 | 12,900円 |
筆者は幸いにもiPhone 8で80%を切ったバッテリー交換を正規サービスプロバイダー(カメラのキタムラ)ででやってもらっただけで修理はありません。
冒頭のApple Trackの動画で割れてしまった背面ガラスはPro Maxだと25,900円、前面ガラスは50,800円。両方だと76,800円となります。
ここで悩むのがAppleCare+です。
さすがに修理費用が10万を超えるような価格設定があると考えちゃいますよね。
iPhone 15 Pro / Pro MaxのAppleCare+
AppleCare+には通常の過失や事故による損傷のみの対応と、それに比べて盗難・紛失にも対応したプランがあります。
盗難・紛失プランのほうは、他の損害保険付帯の携行品損害保険などである程度カバーされるでしょうからあまり必要性はないと思います。
紛失・盗難に比べると過失や事故による損傷は大いにありえます。
AppleCare+ for iPhone
以下のようなメリットがあります。
・過失や事故による損傷に対する修理を安い料金で利用回数制限なく受けられる。
・エクスプレス交換サービスが利用可能・
・Appleの専任スペシャリストにチャットまたは電話で優先問い合わせ可能。
[Apple公式] AppleCare製品(iPhone)
費用
AppleCare+ 盗難・紛失プラン | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max |
月払い | 1,740円(税込) | 1,740円(税込) |
2年間一括払い | 34,800円(税込) | 34,800円(税込) |
AppleCare+ | iPhone 15 Pro | iPhone 15 Pro Max |
月払い | 1,540円(税込) | 1,540円(税込) |
2年間一括払い | 31,800円(税込) | 31,800円(税込) |
これは悩みますねよね、さすがにiPhone 15 Pro Max 512GBで本体価格もさることながら114,800円という修理費用もひいてしまいますね。
クロネコ「スマホもしも保険」
どういう保険か?
以前にも紹介しているのですが、クロネコヤマトが提供している保険で、引き受け少額短期保険業者はMysurance株式会社(SOMPOグループ)となっています。
[公式] クロネコ「スマホもしも保険」
スタンダードプランがおすすめです。
破損・汚損、水漏れ、故障、データ復旧、盗難紛失が対象で、1事故あたり補償金は最大10万円です。
代替機提供などはありません(有料では機種は指定できませんが提供があります)が、事故発生時はクロネコヤマトの宅急便で送るだけ。発送はコンビニや集荷でもOK。
メーカーへの修理依頼やメーカーからの修理上がり品配送は全てクロネコヤマトが代行してくれます。
保険は1事故あたり最大10万円補償です、保険金額を上限に実際にかかった費用(盗難・紛失の場合は、再調達価格の50%から自己負担額を差し引いた額が支払われます。ただし保険期間(1年間)内通算で20万円までとなります。
保険期間は1年間で、以降自動更新となります。
破損・汚損・水濡れ・故障の場合のみ3,000円の自己負担金が発生します。
すなわち、Appleで114,800円かかるiPhone 15 Pro Maxの修理費用が、3,000円の自己負担はありますが10万円分補償してくれるので17,800円の負担ですみます。
次回の記事で。補償なし、AppleCare+、クロネコ「スマホもしも保険」で実際に破損・故障などの場合を想定して試算してみます。