筆者のGARMIN Instinct 2X Dual Powerには「HRVステータス」の測定機能があります。HRVとは心拍変動のことであり、ストレスがかかっている状況を緒実に反映すると言われています。筆者の最近の経験でも顕著にそれが表れていることを体験したことから、実はとても重要な指標ではないかと感じています。
HRVステータスの実際
筆者が所有しているGARMIN 2機種、Instinct 2X Dual PowerとVenu 2 Plusの中で、HRVステータスに対応しているのは、Instinct 2X Dual Powerです。
Instinct 2以前のInstinctにはなかったのですが、現在筆者が使っているInstinct 2X Dual PowerにはHRV継続モニタリング機能がついています。
HRVとは?
HRVはHeart Rate Variabilityの略で「心拍変動」のことです。心拍の波形の一番ピーク部分(R波)の間隔(RR-Interval)のミリ秒単位の揺らぎをHRVといいます。心拍は安静時でも完全に入ってではなく変動しています。ストレスが高くなると交感神経系が活発になり、ストレスが少なくなると交感神経に変わって副交感神経系が活発になります。
HRVは、副交感神経が活発である(ストレスが少ない時)は高くなり、緊張状態にある(ストレスが高い)ときにはHRVは低くなります。すなわちストレスのかかり具合を示す尺度の一つだといえます。
Instinct 2X Dual PowerのHRVステータスは睡眠中のHRVを連続的に測定し、Garmin Connectアプリでは過去7日間の移動平均を数値(mSec)として出してくれます。
以下のグラフは実際に直近の筆者のHRVステータスです。
赤い三角で沈んでいる部分が数日前にあります。
ある心配事(自分の体のこと)がありまして、検査を受けてその結果を聞くまで常に頭から離れない状況でした。寝ても覚めても頭の片隅に渦巻いている感じ。気持ち的には不安な状況でありストレスが高まっている状態です。
HRVステータスは実に正直なのは驚きました。
その後検査結果が出て心配していたような状況でないことがわかると、HRVステータスは一気に改善しました。
HRVステータスが自分の心理的なストレスの状況をここまで正直に表現するとは思いませんでした。
最新のGARMINスマートウォッチは、肉体の状況だけではなく、ストレスの状況も表現してくれる。これにより心理状況も客観的に捉えることができる。
GARMINのHRVステータス対応機種
2023/12/12現在のGARMINホームページに記載されている製品の中で、7万円未満でHRVステータスに対応しているのは以下のモデルとなります。
・Venu 3(60,800円)
・Venu 3S(60,800円)
・Forerunner 265(62,800円)
・Forerunner 255 Music(52,500円)
・Instinct 2X Dual Power(68,200円)
・vívoactive 5(39,800円)
HRVステータス対応モデルの中で一番お安いのがvivoactive 5で39,800円。次がForeruner 255 Musicの52.500円。続いてVenu 3/3Sの60,800円です。おすすめはディスプレイがAMOLEDのvivoactive 5かVenu 3 / 3Sです。
vivoactive 5とVenu 3では若干Venu 3のほうがディスプレイがやや小ぶりで解像度がやや小さい(といっても390x390px)ですが、その分軽量で稼働時間は筆者のVenu 2 Plusより長いです。
他にはvivoactive 5には気圧高度計がない、キー音が出せない、Bluetoothでの通話と音声アシスタント機能がない、上昇階段数が取れない(気圧高度計がないため)などの違いはありますが、これが必要なければvivoactive 5はお手頃でしょう。
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