ASUS Zenfone 10にもAndroid 14のFOTAアップデートが飛んできましたので早速適用しました。ちょっと心配だったのがスマホ用電子証明書搭載サービス(スマホマイナンバー)が動くかどうかです。もう一つ気になるのがAndroid 14からAPIが公開されたバッテリーサイクル回数の確認方法です。
Zenfone 10のAndroid 14
まずは公式情報を見てみましょう。
[ASUS公式] Zenfone 10 (AI2302)に、Android 14への FOTAアップデート開始・ロック画面に表示される時計の色やロック画面の明るさの調整
・言語設定とは別に「地域別の表示」設定(温度表示・週の始まり曜日など)
・バッテリー使用量項目の追加
ロック画面表示は個人的にはどうでも良いですし、地域別表示や週の始まり曜日もOSレベルではあまり関係ありません。
iPhone 15のiOS17で可能になった「バッテリーサイクル回数」表示がAndroid 14でも確認できるようになったのが一番のニュースです。
スマホマイナンバーは動くか?
内容が内容なのでスクショは入れませんが、普通にAndroid 13の時と同じように動きまして、マイナンバーカードなしで保険証の紐付けや公金振込講座などの確認ができました。
少なくともZenfone 10のAndroid 14ではスマホマインバーは問題なさそうです。
サイクル回数の確認方法
Google Pixelでは[設定]アプリ内で確認できますが、現時点においてZenfone 10のAndroid 14では標準のOS機能では確認できませんので、aBatteryというアプリの手を借ります。
[Google Play] aBattery – Battery healthこれをダウンロードしてインストールし起動するだけです。
Zenfone 10のようにAndroid 14を入れても[設定]アプリ内で確認できない場合はaBatteryアプリの手を借りると良いでしょう。
Zenfoneの場合はこのaBatteryアプリだけで「サイクル回数」が表示できます。
標準の状態では最大容量、製造日、初使用日は表示できませんが、これらが確認できなくても実害はないと思います。
ちなみにShizukuを使ってワイヤレスデバッグをONにしても、Zenfone 10では前述の情報は表示不可能でした。
このバッテリーサイクル回数とは何でしょうか?
サイクル回数は充電器に繋いだ回数ではありません。100%分の充電をしたら1サイクルと数えるものです。ある時50%から80%になるまで充電(30%分充電)したとします。次に20%から90%になるまで70%分充電したとしましょう。あわせて30%+70%で2回充電していますがサイクル回数はこれで1回です。
[ASUS公式] ASUS バッテリー情報センター公式情報によれば『リチウムイオン(Li-Ion)バッテリーの寿命は、通常300~500サイクルです。周辺温度が25℃の環境で適切な使用をした場合、300サイクルまたは1年間使用した後に想定される供給容量は元の容量の約80%です。』とあります。
バッテリー使用量表示
iPhoneではずいぶん前から実装されていますので、Zenfone 10ではやっとかよぉ!って感じです。
最後にフル充電(充電上限が80%あるいは90%に設定されている場合はその上限値での充電)完了後、何時間経過したか、このままの放電が続く場合の残り稼働時間、そしてアプリごと(あるいはシステムごと)の消費割合が表示されます。
iPhoneでは前からある機能なのですが、普段から役立つというものではなく、「何か最近バッテリーの減りが早いぞ」というときに調べてみると、思わぬアプリがバックグランドで食っていることもあります。
そういうこともない限りはあまり使うシーンはないと思います。