現在メジャーなアクションカメラはGoPro HERO 12 Black、DJI OSMO Action 4、Insta360 Ace Proの3機種が市場で火花を散らしています。筆者はGo Pro HERO 11 Blackユーザーでしたが買い替えようかと考えていますが、3機種どれにするか難しいところ。どう考えてもこれがダントツだというのは存在しません。
3機種の良し悪し
単にスペックだけ並べてもわからないので、筆者が買うと言う前提でYouTubeでかなりの数の比較動画を見て見まくった結果のまとめです。
GoPro HERO 12 Black
良いところ
- アクションカメラ元祖であり歴史が長くメーカーとしてノウハウもあり手ぶれ補正は非常に優秀(に見える)。
- シェアトップであり、サードパーティオプションも非常に豊富。スマホでいえばiPhone的存在。
- 暗所性能はそこそこ頑張っている感じ。
- GP-LogによるLog撮影に対応。
- 日本語による音声操作が可能。
- ビット深度は4Kと5.3Kであれば10bitが使える
悪いところ
- 他の2機種に比べて熱停止までの時間が決定的に短い。4K60pだとHERO 11では室温20度前後に室内でも30分待たずに高温シャットダウンしてしまいます。HERO 12もその点は変わらずのようで、YouTubeでレビュー動画を見ても3機種の中で真っ先に熱停止してしまいます。
当ブログで何度も書いていますが、熱暴走ではありません。熱暴走は発熱により素子が不可逆な変化を起こし破壊されてしまう現象であり、熱停止は熱暴走から素子を保護するために動作を停止するものです。
(写真上は熱停止までの時間測定中のGoPro HERO 11 Black)
- 他の2機種はマグネットを利用して着脱が簡単なマウントを採用しているが、GoPro HERO 12は相変わらずのGo Proマウントのみであり、他のポッドや三脚への着脱が結構めんどくさい。
- センサーサイズが1/1.9”と他の2機種は1/1.3”にくらべて小さい。
- フロントディスプレイではタッチ操作ができない。
- 別売りリモコンはリモート操作のみ(GPSや映像プレビューは不可)
- ホワイトバランスが赤い方に触れてしまうことがある(複数レビューサイトで確認)
- センサーが小さい為か暗所ではモーションブラーが目立ち照明によってはちらつきも目立つ。
- ズーム画質がよくない(1.6倍でクロップして拡大している)。
- RØDE Wireless Go IIなどのUSB接続可能な外部マイクをUSB接続では使えない。
DJI OSMO Action 4
良いところ
- 価格的に一番安い。
- 10-bit & D-Log Mが使えるので編集時の色調整に幅がある。
- DJI OSMO Pocket 3と同じく10-bit & D-Log Mで撮れるので、この先OSMO Pocket 3も買った時に編集での色合わせが非常に楽になる。
- レンズ保護カバーはユーザー交換可能であり、交換用保護カバーも販売されている。
- フロントディスプレイでタッチ操作ができる。
(上の写真は初代OSMO Action)
悪いところ
- 暗所用の低照度モードでは解像度が落ちてノイジーになるようだ。暗所には3機種の中で相対的に一番弱いように見える。
- 2x望遠にしたときに画質が結構落ちる。クロップして拡大しているためであるが、VLOG的利用にはデフォルトでは画角が広すぎることもあり、2x望遠で画質がおちるのは厳しい。
- 音声操作は英語と中国語のみ。
- 別売りリモコンでは映像プレビューはできない。
- 暗所では色は薄めになり、暗い中での明るい部分が白飛びしやすい
Insta360 Ace Pro
良いところ
- 暗所性能は3機種の中でトップクラスの綺麗さで白飛びも少ない。
- 2x 望遠にしたときもかなり綺麗であり撮影中でもズームできる。
- フリップ式のモニターは自撮りやローアングル撮影で非常に便利。
- スマホアプリが結構よくできている。
- 手のジェスチャーでカメラ操作ができる(録画スタート・写真撮影)
- 別売りリモコンが多機能でGPS内蔵、プレビューができ、Apple WatchやGarminからも統合データを受け取れる。
- PureVideoモードで夜景も美しく明るく白飛びせずに綺麗にとれる。
- クラリティズームによる2xズームは画質劣化はみとめにくい。
悪いところ
- レンズ保護カバーが破損したときに自分では交換できずメーカー修理になる。アクションカメラなのでレンズ保護カバーに傷が入るとか普通にアルアルだと思うのですが、その点に全く配慮がないと思える。これはめちゃくちゃ大きなマイナス。筆者が即クリックできない最大の理由でもある。
- Log撮影に非対応なので後からLUTで色を載せることができない。
- 音声操作は英語と中国語のみ。
- ビット深度は8bitのみ。
結局どれが良い?
これぞベストという選択肢は存在しません。だから三つ巴対決になるのですが….。
- 昼間のアクション撮影以外には使わないし、4K60pで長回ししないならブレ補正が非常に強力なGoPro HERO 12 Blackが良い。
- アクション撮影はそこそこで良いから、映像が綺麗、夜も綺麗に撮れて2倍ズームも綺麗でVLOGでもOKを求めるならInsta360 Ace Pro。
- DJI OSMO Pocket 3も併用するのであれば、同じD-Log MでLog撮影ができるOSMO Action 4が良かろう。バリバリのアクションカメラとVLOG向けのPocket 3の組み合わせは相互補完。
- Insta360 Ace Proは普通に撮ればそれなりに綺麗にとれるがLog撮影とか凝ったことはできない。
- 覚えておくべきはInsta360 Ace Proは、レンズ保護カバーのガラスが破損した場合はメーカー修理になるということ。
こんな感じです。
参考になりそうなレビュー動画
(YouTube ビートないとー / Beat Naito)【決定版】結局どれが良いの!?売れ筋アクションカメラ徹底比較2024!Insta360 Ace Pro VS GoPro12 VS DJI Osmoaction4 (1.9万回再生)
3機種比較は海外レビュワーも含めると、めちゃくちゃたくさんあるのですが、「ビートないとー」さんの動画が非常によくわかります。
(YouTube Yusuke Okawa 大川優介)【徹底比較】2024年ベストアクションカメラどれ? – GoPro HERO12 Black / DJI Osmo Action 4 / Insta360 Ace Pro (6.2万回再生)
関係ないけど、上記動画に出演されている大川さんのパートナーの外人女性の方がとても可愛くて綺麗です。
(YouTube So Motion Pictures)初のアクションカメラどれ買う? 比較 Insta360 Ace Pro vs DJI Osmo Action4 vs GoPro HERO12 (16万回再生)
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