アトピー対策、掻いてもダメージの少ない爪にすることが大切です

日常生活・猫
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筆者自身がアトピー肌ということもあり、当ブログでも何度か記事として取り上げています。今回はアトピー対策として非常に重要な手の爪の話です。

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最大の敵は痒み

この記事をお読みになっておられる方は、ご自身あるいは身近な人がアトピーで悩んでいるのだと思います。

筆者は2015年に皮膚科専門医(皮膚科学会認定専門医)によってアトピー性皮膚炎と診断されまして、以来医師の指導のもとに治療を続けており、今は炎症の痕跡の色素沈着がうっすらと残っていたり、下肢には炎症の後の肌色のぼつぼつがあってザラザラ皮膚だったりしますが、相当良くなりました。

酷さピークのときには、体幹を中心に赤い発疹が集まってオーストラリアのウルルのようになっていたりして、さすがにこの状態ではジムで裸になれないので月単位で休んだこともありました。

それが専門医による投薬治療や自分での工夫により相当改善され、今は前述のとおり自分的には相当良くなりました。

アトピー持ちの人は皆同じだとは思いますが、この5年の経験の中で最大の敵は痒みです。

当ブログでも何度か取り上げておりますので、興味がある方は下記のリンクから当ブログをアトピーで検索してください。

アトピーは痒いものであり、絶対掻くなと指導する医師は患者の痒いことの辛さを理解していないヘボ皮膚科医である。そのような医師にかかっていたのであれば即刻他の医師に診てもらったほうが良い。アトピーは痒いものであり痒さをゼロにはできない。どうすれば掻くことを減らせるか、掻いたダメージを減らせるかといった指導をする医師を選ぶべし。

掻くなと言われて掻かずに済むならだれも苦労はしません。

本当にアトピーの痒い辛さを理解している皮膚科は「絶対掻くな」なんて馬鹿なことはいいません。アトピー患者に掻くなというと、精神的にダメージがくるかもしれません。

まじ、気がおかしくなるくらいの痒さがピーク時には常時あるわけです。

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人は痒いところを爪で掻く

この記事のアイキャッチ画像を見ていただくと、女性が肩を掻いていますよね。

手のどこで掻いていますか?

人は痒いところを指先の爪で掻きます。

アトピーの痒さは強いので、普通の皮膚であれば痛い!くらいの力を入れて掻くことが多いです。

試しに、自分が痒いときに掻く強さで家族の誰かの皮膚を掻いてください。
「痛い!」と叫ばれることでしょう(妻にやってみたことがありますが、叫ばれました)

ここまでかけばおわかりかもしれません。

爪による掻爬ダメージを減らせばいいのです。

赤ちゃんだとミトンをかぶせるなんてのと同じ発想ですが、赤ちゃん以外は簡単に手袋を脱いで掻きますからこのアイデアはナンセンスで無意味す。

アトピーの掻爬ダメージ軽減対策として重要なのは爪を短くすること。

簡単ですよね?

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具体的な爪の長さと手入れ方法

当ブログでも爪を短くすると掻いていますが、具体的な例を筆者の指と道具でお示しします。

美しいとは到底言い難いおっさんの手で申し訳ありません。

いつも両手の爪はこれくらいにしています。

一つにはバイオリンをするので特に弦を押さえる左手の爪は短くないと駄目なんです。ギターのようにフレットがないのできちんと指を立てるようにして指先で弦を軽く・しっかりと押さえないといけないのでこの程度じゃないと辛いです。

でも、爪切りではここまで短くはなりません。

使う道具はこれ、ガラスの爪やすりです。

拡大するとこんなふうになっています。

余談ですが、これらの写真は一眼+マクロレンズとかではなくて、スマートフォン(HUAWEI Mate 20 Pro)を使っていますが、このカメラはまじすごい!

本当に伸びちゃうとある程度は爪切りで切ってからガラスヤスリです。

結構ぐんぐん削れちゃうので削り過ぎに注意です。

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爪は両端が先に伸びて引っ掻いてしまう

もうひとつ経験的な注意ですが、背中などを掻くとき自己観察するとわかりますが、場所によっては爪の真ん中ではなく爪のどちらかの端が皮膚にあたると思います。

下の写真の赤丸部分です。

短くするようになって気づいたのですが、この部分から先に伸びてきます。

爪は弧を描くのではなくできるだけ真っ直ぐになるように手入れするほうがいいらしいのですが、ことアトピー対策に対してはそれはやめたほうがいいです。

掻爬ダメージが増えるだけです。

爪先の中央部は写真のようになっているので掻爬ダメージは非常に少なくなりますが、気づくと両端だけが伸びていて、そこで引っ掻いていしまいます。今は相当よくなったので掻くのが快感というよりは、引っ掻いてしまい「痛てぇ!」となります。

伸びた両端は普通に爪切りでカットして、あと前述の爪やすりで角を取ります。

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爪を短くするディメリットと注意

短い爪だと容器のシールなどがはがしにくいのです。

これは困りますが、自宅なら素直に家族に剥いでもらいます。

誰もいなければなにかハサミの先を使うとか道具のお世話になります。

もうひとつ重要な注意があります。

指先を強くぶつけたりしないこと。

普通なら爪がガードしてくれますが、爪が指先より短いので爪と指先の間を少し剥がしてしまうことがあります。これ凄く痛いです。万一そうなったらすぐに消毒(ヨードの消毒剤がベター)して、傷薬(我が家の常備薬は市販のドルマイシンです)をつけましょう。化膿すると非常にやっかいな場所です。

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注意事項とまとめ

当ブログでは筆者の経験からたまにアトピー性皮膚炎についてとりあげることがありますが、それらの記事においてはいかなる薬品や治療法についても具体的に説明したり触れたりすることはありません。質問をいただいても一切返事はいたしませんのでご了承願います。
アトピー性皮膚炎の治療については、自己判断せずかならず皮膚科専門医に診てもらってください。できれば、併科ではなく皮膚科学会認定専門医とかアレルギー学会認定専門医の皮膚科医に診てもらうのを強く推奨します。

アトピーは痒いものであり、掻くことは不可避である。ならば掻爬ダメージを減らす工夫をすべきである。

掻爬ダメージをへらすには爪を短くすること、ガラス爪やすりを使うときれいに短くできる。

爪の両端が伸びやすくそこで皮膚を引っ掻いてしまうので、爪の両端も注意して伸びたらカットしてやすりがけ。

 

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