睡眠分析は流石のスマートバンド、Fitbit Inspire 2

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トラッカー系スマートウォッチ・スマートバンドの2巨頭はGarminとFitbit。今回は比較的安く入手できるリストバンドタイプのFitbit Inspire 2を紹介します。モノクロディスプレイで簡素なものですが、睡眠分析では定評のあるFitbitです。

写真でみるFitbit Inspire 2

今回は写真からいっちゃいましょう。

まずは化粧箱から順次。

最近のこの手の商品は本体と充電ケーブルと簡素な最低限の説明書きあるいは注意書きだけが入っているのが定番です。

Inspire 2も例外ではありません。

ディスプレイは小さく簡素なモノクロ表示です。

モノクロですが、Garmin Insinctのようなメモリ液晶ではないので普段は何も表示されていません。

通知は結構ちゃんとしていて、メールであれば本文のある程度のところまでは表示されますので、タイトルだけではよくわからないメールでも、スマホを出すこと無く何の通知なのかは確認できます。

Inspire 2はバンドがXiaomiのBand 4/5、Amazfit Band 5とかと違ってしっかり出来ています。

普通の時計バンドのように留め具にとおしてO環にくぐらせて止めるタイプです。

バンドの素材はソフトで肌触りは良いけれどしっかりしてるので、ふにゃふにゃでバンドの端がふらふらして邪魔とか、O環がゆるくてすぐにずれるということは皆無です。

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仕様

Inspire 2は公開されている仕様情報が多くありません。

ディスプレイOLED
解像度
サイズ37 x 16,8 x 12,9 (mm)
常時表示なし
重さ
本体素材
ボトムシェル
防水50m
バッテリー容量?
バッテリー駆動時間最大10日間
内蔵センサー光学式心拍数センサー
加速度センサー
測位なし
アクティビティ20種以上
通信Bluetooth 4.0

「?」ばかりで何の足しにもなりませんが、それほどにメーカーから仕様の開示がありません。

いくらなんでももう少し仕様を開示しても良いと思いますけどね。

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Fitbitアプリ

すでに先日の記事にあります一応スクショを載せます。

これらはFitbit Inspire 2を買うと1年間は無料(1年経過後は640円/月)で使えるFitbit Premiumを使った詳細な分析画面です。Fitbit Premiumを使わないとここまで細かいのは出ないはずです。

トップ画面

長いのでイメージを分割しました。

まあ、まあ、普通。

睡眠モニター

続いて睡眠モニター画面。

この例でもわかるとおり、Fitbit Premiumを使えば、他のトラッカーを頭一つ以上抜きん出た情報を提供してくれます。

一週間の睡眠状況をひと目で比較できるのはとても良いです。

寝返りの状況まで出してくれるのは、筆者の経験ではFitbitしかありません。

寝返りは無重力状態で眠らない限り必ずあるものですので、それ自身が悪いことではありません。しかし、多すぎると睡眠を妨げます。

寝返りがあまりに多いと寝具(ベッド・敷ふとん・枕など)が劣化しているとか自分の体にあっていないことが考えれます。目覚めたときにあまり眠れなかった感はないのに、寝返りが多いようであれば寝具を見直したほうがよいかもしれません。

ワークアウトの例

こちらは前回のAmazfit GTS 2 miniと同条件でのトレッドミルでのワークアウトです。傾斜は15%(最大)で速度は6.3km/hです。

アクティビティの自動認識

GarminのMoveIQと同じ意味合いでSmartTrackという機能があります。

ウォーキング、ランニング、屋外サイクリング、クロストレーナー、スポーツ(って何?スポーツ全般?)、有酸素運動(ランニングとの違いが微妙だがエアロビクスとかはここかしら)、水泳について自動検出するようになっています。

上に掲げたウォーキングはこのSmartTrackが検出したものです。

検出精度(ワークアウトの開始)は結構ちゃんとしていて、筆者の設定では10分以上ウォーキングすると検出するように設定しています。ウォーキングといえどもだらだら歩いていたのではだめで、ウォーキングらしく体に一定の負荷がないと検知しません。

10分して検出すると、そのワークアウトが始まった時点近くから(さかのぼって)記録されます。正確に言えばちょっと短いのですが、10分間継続してワークアウトを認識し、そこから始まるようなことはありません。

上の例では、トレッドミル(前述の通り15%傾斜で6.3km/h)を20分程度続けたものですが、記録は16~17分になっています。本当なら20分と記録してほしいのですが、自動検知なのでそれはまあ無理かな。

正確なのは手動でワークアウトを開始設定することですが、忘れることも多々あるのでこの機能は重要です。

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まとめ:Fitbit Inspire 2の特徴

他のトラッカーと比べて以下のような特徴があります。

・ディスプレイは小さくモノクロで常時表示不可。表示情報量は少なめ。
・メールの通知はタイトルだけではなく本文もある程度表示される。
・バッテリーは最大10日間。
・SpO2測定は非対応。
・Fitbitお家芸ともいえる睡眠モニターの分析はかなり詳細(Fitbit Premium)。
・得意分野は日常アクティビティのトラッキングと分析、ウェルネスへの提案(Fitbit Premium)。
・多種のワークアウトに対応しているわけではなく、基本的なワークアウトに対応。
・アスリートがトレーニングのトラッキングに使う用途ではなく、普通の人が日常を詳細に自動記録しウェルネスにつなげて、さらに週末のウォーキングやランニングなどをトラッキングするのに向いている。

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