中古スマホを買う時に注意すべきこと・覚悟すべきこと

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中古スマホの販売台数は年々伸びているそうです。確かにスマホは高機能化・高価格化していき段々買いにくくなっているのも一因かもしれません。中古スマホを買うにあたっては、いろいろな記事に書かれていそうで書かれていないことが多い重要なことがあります。

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中古スマホの売れ行き

電気通信事業法の改正により、スマートフォン本体料金と通信料金の分離が進められた結果、いままで通信費用に上乗せして契約期間縛りをつけていたという手法が使えなくなり、結果として通信料金は安くなりましたが、スマートフォン本体料金は跳ね上がりました。

筆者は分割は絶対使わない、必ず一括でしか買わない(分割しないと買えないのなら買わない)のであまり影響はないのですが、一般論として理解できます。

一年以上前の記事になりますが、上記のITmediia Mobileの報道「中古スマホの利用率は2.4%、2019年度は過去最高の163万台に」によれば、調査時点(2020年2月)では中古スマホの利用率は2.4%。

同記事によればMM総研の予測では、2020年度は184万台、2023年度は230万台、2025年度は265万台(8.6%増)と微増ではあるが確実に増加していくとしています。

とにかく中古スマホ市場は地道に伸びていくというのがMM総研の予測のようですね。

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中古スマホ選びで大事なこと

皆さん、性能や機能などは十分Webやレビュー記事なので調査済みだと思いますし、事によってはショップでホットモックをさわったりしているかもしれません。

機種そのものの特徴やいいところ・悪いところはもう十分理解した上で中古スマホで機種狙いで探しているかたもいらっしゃるでしょう。

そういう時にチェックすべきことがあります。

メーカーの修理体制

メーカー保証やキャリア保証は当然ないので、頼れるのは有償でのメーカー修理です。

物の道理として、物は使っているうちに不具合が出てくる可能性が高くなります。新品よりは中古のほうが何らかの不具合が出てくる可能性は高くなりますので、状況によっては修理が必要になることがあります。

メーカーにより、中古でも修理を受けてくれるメーカーと、有償であっても購入時の購入証明がないと受けてくれないところ(HUAWEIなど)があります。

前者は問題ないですが、後者は中古は排除という姿勢です。

新品が売れないと儲からないので気持ちは理解できますが、盗品じゃないんだからお金払うから修理してよね、ってことなのでそのあたりは柔軟な対応をとるメーカーが良いでしょう。

各メーカーの有償修理の規定が書かれているWebページを見れば乗っているかもしれませんし、不明ならばサポート窓口に直接聞いてみるといいでしょう。

バッテリー消耗度合い

実はこれが一番大切です。

半年しか使っていません!といっても、実はとてもヘビーな使い方をしていてバッテリーはかなりヘタっているかもしれませんし、1年半前に買ったけど、バッテリーは50~80%の間を維持して保管していたようなものであればバッテリーのダメージは非常に少ないかもしれません。

なかなかその場で調べるのは難しいのですが、iPhoneに限って言えば調べることは不可能ではありません。

具体的には当ブログの以下の記事を御覧ください。

ただし、ここまでいくためにはアクティベーションが必要になるので中古店の店頭ではいちいち対応できないと嫌がる店は多いかもしれませんが大切なことです。

バッテリー消耗度合いが全くわからないのがAndroid。機種によってはわかるものもあるでしょうが、本当にわからないもののほうが多いと思います。

バッテリーの消耗度合いは残念ながらiPhone以外は想像もつかないと思っておけば間違いありません。

外観はとても綺麗で付属品欠品もないので買ったけど、バッテリーがヘタっていて電池が持たない!なんてこともありえます。

メーカーによるバッテリー交換体制

修理に似ていますが、厳密にいうと故障ではありません。

街の修理屋さんでバッテリー交換してくれるところは多いですが、世の中では素性不明のモバイルバッテリーやリチウムイオン電池での発火事故が絶えません。

万一リチウムイオン電池から発火したら自宅丸焼けになるかもしれません。

バッテリー交換は街の修理屋さんではなく、メーカーの正規修理窓口(Appleであれば正規サポートプロバイダー)で受けてください。

Appleはこういうところはきっちりしていて、中古品であってもきちんと有償で交換を受けてくれます。

冒頭に触れたHUAWEIはバッテリー交換でも依頼時には購入証明が必要(ないと受けてくれない)ので、中古品でそれが入手できないとき(普通は出来ない)はバッテリー交換も不可能と思っておけば間違いありません。

SHARPのAQUOSは一部機種についてはSIMフリーモデル(と一部の楽天モデル)に限り直接バッテリー交換を受けていますが、キャリアモデルは各キャリアのショップでの受付になるでしょう。

XperiaについてはSONYのサイトにはこうした一覧は見当たりませんでした。SIMをフリーモデルなら要問合せです。

問題はキャリアモデルの中古です。

一律の対応基準は見当たらなくて、応相談というところでしょうか。そのキャリアの契約があればキャリア契約で買ったスマートフォンでなくても、そのキャリアモデルであれば有償で受けてくれるかもしれませんし、その契約での購入履歴がなかったらだめということもあるかもしえrません。

街の修理屋さん

最後の駆け込み寺です。

どこでもいいわけではなくて、価格の安さに惑わされないこと。

ただしiPhone Xs以降はバッテリーに内蔵されたセキュリティチップとiPhoneの間でペアリングが成立しており、正規サポートプロバイダーであれば純正バッテリーに交換して新しくペアリングしてくれますが、街の修理屋さんではそれは不可能なので、バッテリーの最大容量が表示されなくなるそうです。それで正規サポートプロバイダーでの交換なのか否なのかが簡単にバレてしまうそうです。

iPhoneは非純正パーツを見分ける機能がいろいろ仕込まれているかわりに、修理門戸は広く開かれていますので、iPhoneについては必ず正規サポートプロバイダーでの修理・バッテリー交換を依頼しましょう。

Androidについては情報はありませんが、メーカーや機種によってAppleほど徹底しなくても非純正品かどうかを区別できるくらいのことはあるかもしれません。

中古品での覚悟

以上のことから、

中古品を買って故障もしくはバッテリーヘタリが来たら、それはすなわち買い替えしなければいけないことを覚悟しておけば問題ない

といえます。

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まとめ

中古品を買うときは、SIMフリーモデルだればそのメーカーが中古でも修理・バッテリー交換を受けてくれるか否かが重要。キャリアモデルならばキャリア契約があっても契約時に購入したスマートフォンしか修理を受けない可能性もあるので要問合せ。

iPhoneは単体でバッテリーのヘタリ具合がわかるので買う前にチェック!それを嫌がるような中古屋では買わない。ヘタったものを売りつけられるかもしれない。使用期間が短くてもヘビーな使い方ならバッテリーはすぐにへたる。

iPhoneは非純正パーツを見分ける仕組みをいろいろ組み込んでいる代わりに、修理門戸は中古であっても開いているので、かならず正規サポートプロバイダーに修理やバッテリー交換を依頼すべし。

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