iPhoneをボイスレコーダーとして使ったり、動画を撮るときなどで外部マイクを使いたいことってありますね。しかしiPhone 7およびそれ以降のモデルではイヤホンジャック(ヘッドセットジャック)がありません。どうすれば良いのでしょうか?
マイクの端子
マイク端子と一口にいってもいろいろありますが、この記事では3.5mmミニプラグを持ったマイクを対象とします。
このタイプの端子を持つマイクは結構多くて、筆者が持っているマイクは一部キャノンプラグ(XLR)を除けば全て3.5mmプラグのプラグインパワーのECM(エレクトレットコンデンサーマイク)です。
今時の小型マイクでは当たり前のエレクトレットコンデンサーマイクは外部電源が必要なマイクであり、プラグインパワーに対応したカメラや録音機などで使えます。
iPhoneで外部マイク
手段
iPhone 7およびそれ以降のiPhoneにはイヤホンジャック(ヘッドセットジャック)がありません。使用できるのはLightningコネクタのみです。
世の中にはLightningに直結できるマイクロホンも存在しますが、種類が少ないのとiPhone以外では使えませんし、価格も割高でありますのでお勧め致しかねます。
やはりここは種類が多くて安価な3.5mmプラグを持ったマイクロホンを選びましょう。
必要なもの
・iPhone(当たり前)
・Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ
・ヘッドセット用φ3.5mm変換ケーブル (ELECOM AV-35AD02BKなど)
・マイクロホン(3.5mmプラグのもの)
3.5mm変換ケーブルにはマイク専用でヘッドホン用とマイク用に分岐していないものがありますが、これだと録音した音を聴きたいときに、いちいちLightningケーブルを外さないとiPhoneから音がでません。
ヘッドホン・マイクロホンと分岐しているタイプならヘッドホン用ジャックにはヘッドホンをさしておくことでモニター(試聴)ができます。
接続
接続は簡単です。
iPhone <–> Lightningヘッドフォンジャックアダプタ <–> 変換ケーブル <–> マイクロホン
変換アダプタには、マイクジャック(通常はピンク系の色)とヘッドホンジャック(通常は緑系の色)がありますので間違えないようしましょう。
上の写真のようにつなげばOKです。
試しに内蔵アプリのボイスレコーダーで確認してみてください。
この例ではラベリアマイク(通称ピンマイク)を使っていますが、ECM(絵テクとレットコンデンサーマイク)でプラグインパワーのものなら基本的になんでもOKです。
この手のマイクロホンはカメラやビデオカメラにも使えますので汎用性があります。
ジャックの形だけで見れば、AppleのLightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタに直接マイクが刺さりますが、接続の関係でマイクは全く機能しません。接続アダプタ(ヘッドホンとマイクロホンに分岐しているもの)が必要です。
ここで勘違いして、ああ、iPhoneでは外部マイクは使えないんだ!と思い込む人がいるかもしれませんが、それは誤解です。ちゃんと使えます。
まとめ
イヤホンジャックのないiPhoneでもLightning-3.5mmヘッドフォンジャックアダプタ(Apple)と3.5mmヘッドセット用変換ケーブルを使えば、汎用的な3.5mmプラグのマイクロホンが使用できる。
Appleのヘッドフォンジャックアダプタに物理的には直接マイクロホンのプラグをさせるが電気的な接続の問題でそれではマイクロフォンは使えない。必ず変換ケーブルが必要。
Lightning対応マイクは種類が少なく転用できず割り高なのでお勧めいたしかねる。