改悪目立つEvernoteをやめてMicrosoft OneNoteに乗り換えました。基本的に満足していますが、Android版は実はあまりできがよろしくないことがわかりました。本格的にスマートフォン版Microsoft OneNoteでを使うのは初めてに近いので、iOS版とAndroid版の出来栄えの違いに驚くと同時に注意喚起です。
iOS版とAndroid版の相違
主な相違点
iOS版とAndroid版で機能に差があるアプリは多いのですが、Microsoft OneNoteは結構差がありますので、Androidでも使うことを考えている方は注意が必要です。
本記事で取り上げたバージョン(2023/12/26時点):
・Android版:16.0.17029.20098
・iOS版:16.80 (23120319)
主な違いについて一覧にします(全ての違いではありません)
iOS版 | Android版 | |
セクション内のページの並べ替え(ソート) | アルファベット順、作成日、変更日それぞれの昇順または降順をセクション毎に指定できる。 | 不可 |
ノートブック全体の共有指定 | 可能 | 不可 |
既定のフォントの種類とサイズの指定 | 可能 | 不可 |
スペルチェック | 可能 | 不可 |
オートコレクト(文の先頭を大文字にする) | 可能 | 不可 |
ページプレビューの表示(セクションのページ一覧表示で本文の先頭の一部と画像がある場合はサムネイルを表示) | 可能 | 不可 |
ホーム画面表示 | なし | あり |
ホーム画面に表示するページのフィルター | なし | あり |
ホーム画面に表示するページの順番(ソート) | なし | あり |
Android版ではできない事
OneNoteには「タグ」というものが存在しませんが、そのかわりにノートブックの中にセクションを作り、そこに一つ一つのページを入れること情報の集積や分類・整理を行います。
筆者の場合は、ガジェット等の購入記録もOneNote(ちょっと前まではEvernote)で記録しており、タイトルは「YYYY/MM/DD 商品名」というふうに購入日を先頭に入れています。
これによりセクション内の全てのページをアルファベット降順でソートすれば、新しく買ったものが一番上にきますので参照も楽になります。
Android版ではセクション内のページのソートが不可能です。
下のスクリーンショットはiOS版です。右上の「…」(三点)をタップするとメニューが出てきて、その中に「ページを並べ替える」があり、それを選ぶと「アルファベット順」「作成日」「変更日」が選べて、すでに選ばれているものをタップすることで「昇順」「降順」を選べます。
これがAndroid版では下のようになります。
右上の縦に点3つのメニューボタンをタップすると出てくるのは、iOS版のような「ページを並べ替える」などではなく、驚いたことに「Microsoftにフィードバックを送信」です。
ユーザーをバカにするんじゃねぇ!と思います。
フィードバックはiOS版ではホーム画面左上のアカウントアイコンをタップすると入寮するための入り口が出てきます。
Android版のようにとんでもないところに、それもフィードバックだけを出すなんてバカなアプリは初めてです。
他にもAndroid版ではできないことが多くあります。
iOS版ではできない事
一方ホーム画面(Evernoteのホーム画面みたいな立ち位置)はAndroidにはありますが、iOS版にはありません。
したがってホーム画面に一覧として表示するページについての設定はiOS版にはありません。
セクションの中のページ表示のソートはできないくせに、セクションやノートブックをまたがって新しいものが表示されるホーム画面では、フィルターやソートが可能です。
これはこれで便利なので、iOS版にもホーム画面が欲しい。
まとめ
デスクトップアプリとは異なり、OneNote for iOSやOneNote for Androidはまだまだ発展途上のようです。
全体的にはiOS版のほうが機能が充実しており、Android版は今後に期待するしかない部分もあります。