これまでSamsungのGalaxy S21シリーズ以降では、4世代のOSアップアップグレードと5年間のセキュリティアップデートの提供するとしていました。今回Galaxy S24シリーズが発表された中で、Galaxy S24シリーズは歴代最長の7世代のOSアップグレード・7年間のセキュリティアップデートを提供するとしています。
2023年の各社世界シェア
IDCが2023通年でのスマートフォンのメーカー別シェアを発表しています。
[IDC] Apple Grabs the Top Spot in the Smartphone Market in 2023 along with Record High Market Share Despite the Overall Market Dropping 3.2%, According to IDC Trackerこれによれば2023年でのシェアは以下の通りとなります。
メーカーと国籍 | 2023年シェア | 対前年 出荷台数の増減 |
---|---|---|
Apple(米) | 20.1% | +3.7% |
Samsung(韓) | 19.4% | -13.6% |
Xiaomi(中) | 12.5% | -4.7% |
OPPO(中) | 8.8% | -9.9% |
Transsion(中) | 8.1% | +30.8% |
その他 | 31.0% | -4.1% |
合計 | 100% | -3.2% |
Appleが1/5を占め、ほぼ同じ割合をSamsungが占めています。2022年はAppleが18.8%でSamsungは21.7%でしたので逆転したわけです。
トップシェアであるiPhoneの旧モデルへのOSサポートは結構長期間でiOS17で2017年発売のiPhone 8とiPhone Xが対象外となりましたので、およそ7年間提供されていたことになります。
一位・二位を争うSamsungがGalaxy S24シリーズで「7世代」「7年間」というのを打ち出したのは、高価格モデルでの一つのスタンダードになりうるでしょう。
7世代・7年間アップデート
7年間一つのスマートフォンを使い続けることは稀だとは思いますが、Galaxy S24シリーズからは7世代のOSアップグレード・7年間のセキュリティアップデート提供を表明しました。
[Samsungプレスリリース (2024年4月3日)] au「Galaxy S24」「Galaxy S24 Ultra」2024年4月11日(木)国内発売決定 & 本日予約開始上記プレスリリースに「国内版の「Galaxy S24シリーズ」より「7世代のOSアップグレード」「7年間のセキュリティアップデート」の 提供を開始いたします。」とあります。
ぶっちゃけ2031年4月までの7年間S24シリーズを安心して使えるわけです。
意識した方が良いのはOSアップグレードよりもセキュリティアップデートです。これが早々になくなるようなスマートフォンは買うべきではありません。セキュリティアップデートが提供されないと脆弱性がそのままになってしまいます。
Google Pixelのアップデート提供は?
Android本家であるGoogleはどうなっているのか?
[Google公式] Google Pixel にソフトウェア アップデートが提供されるタイミングこれによれば、Pixel 8とPixel 8 Proは米国のGoogleストアでの販売開始から最低7年間提供されるとあります。具体的にはOSアップグレードは2030年10月まで、セキュリティアップデートも同じく2030年10月までとなっています。
単純に考えるとS24シリーズは2031年4月ごろまでは提供されるということになり、一応本家Googleとは同等程度だと言えます。
まとめ
スマートフォンを選ぶ上で、OSアップグレードの提供やセキュリティアップデートの提供も重要な選択指標である。
Galaxy S24シリーズからは7世代のOSアップグレードと7年間のセキュリティアップデートが提供されるので2031年4月ごろまでは、まあ安心して使えるであろう(ハード故障は別)。