この記事では、Ankerより発売された小型かつ超薄型のPD対応超小型30W急速充電器を紹介します。
Anker PowerPort Atom III Slim
製品名は「Anker PowerPort Atom III Slim」です。
大きさ | 76 x 45 x 16 mm |
重さ | 57g |
入力 | 100〜240V/1.2A、50〜60Hz |
出力 | 5V/2.4A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A USB TYPE-C、PD対応、 |
品番 | A2614 |
Ankerの30W級窒化ガリウム採用の小型充電器には、「Anker PowerPort Atom PD 1」がありました。
これ、食指が動いたのですが思いとどまったのはACプラグが収納できないことです。以前、「Anker PowerPort Speed 2 Quick Charge 3.0」というACプラグが収納されないタイプを買ったことがあって、これがまあプラグが邪魔だこと。
「Anker PowerPort Speed 2 Quick Charge 3.0」は普通のものとは違って狭いACコンセントにも刺さるようにACプラグの向きが普通のものと90度違っているのですが、それが故にACプラグが構造上収納できないのです。
理屈はわかりますが、チョー不便。
その点「Anker PowerPort Atom III Slim」は「Anker PowerPort Speed 2 Quick Charge 3.0」と違ってプラグ収納できますもの。
実機レポート
開梱の儀
例によって外箱から順に。
あまりにも箱が薄いので一緒に買ったAnkerのUSB TYPE-Cケーブルの箱かと思ったくらいです。
実物を見ると、「ワーオ」と叫びたくなる小ささ・薄さ。
手のひらに乗せてすっぽり隠れるサイズ、一番近いのがMINTIAのケースだろうと思います。
本体の銘板部分を確認。
もちろんPSEマーク付きです。
概要で書いたように出力は1ポートでPD対応、PowerIQ 3.0対応です。PowerIQ 3.0はPD(Power Delivery)と互換性があります。
大きさ比べ
何と比べようかと思ったのですが、Apple 12W USB電源アダプタと比べてみました。
水平に置いた時の短辺はほぼ同じで、長辺がおよそ2倍近い長さになります。
しかし厚みがまるで違います。
左のAnkerが約16mmの厚みですが、右のAppleは28mmでAnkerの2倍近くあります。重さはAnkerが57g、Appleが68gで容量は大きく重さは軽いのが窒化ガリウム採用の威力ですね。
iPhone/iPadでPD充電に対応しているモデルであれば高速充電できますし、そうでない場合は普通に5V充電となります。iPhoneでいえばiPhone 8/8 Plus以降がPDでの高速充電に対応しています。
Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル
ついでに購入したのがこれ。
PowerLineと違って「+」がついているのは、被覆が違うんですよね、二重編み込みの高耐久ナイロンということで、ケーブルが絡みにくく比較的柔らかでApple純正のように被覆がきれてきたりしそうもありません。
ただ、AnkerのUSB TYPE-Cケーブル全般に言えるのですが、USB TYPE-Cのどのスペックに合致しているのかがさっぱりわかりません。ただ2.0対応というのはわかりますが。Amazonの説明を見るとPD対応とありますが、3Aなのか5Aなのか?(おそらく価格的に3A)、適応電圧は?まあPD対応ですから20Vでしょう。
といろいろ疑問は残りますが、Ankerということで信用しました。
いいなと思ったのは、ケース付きなこと。上の写真が収納しているのを開いた図ですが、下の写真が収納して畳んだ状態。
ペンケースみたいでちょっとおしゃれ。
まとめ
「Anker PowerPort Atom III Slim」は30WPD対応の窒化ガリウム採用充電器で、サイズはMINTIAとほぼ同じくらいの縦横。
重さはApple 12W USB電源アダプタより11g軽い57g
16mmと薄いのでバッグ隙間に入る。ころころの立方体サイズは小さかったとしてもバッグの中で収まりがわるい。
収まりが良い30W級PDの充電器を求めている方はこれしかないでしょ!
iPhone8以降のiPhoneであればLightning-USB TYPE Cケーブルを使うことで高速充電ができます。