私の愛機のうちの一台はLUMIX DMC-GX7、つまり無印GX7ですね。
このあと、最新モデルのGX7MK3までで、私が注目しているポイントを比較してみました。
GX7 | GX7MK2 | GX7MK3 | GX8 | |
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発売 | 2013/9 | 2016/5 | 2018/3 | 2015/8 |
有効画素数 | 1600万 | 1600万 | 2030万 | 2030万 |
ローパスフィルターレス | ◯ | ◯ | ||
手ぶれ補正 | 普通の補正 | 5軸, Dual I.S. | 5軸, Dual I.S. | 4軸, Dual I.S. |
液晶モニター | チルト | チルト | チルト | バリアングル |
ファインダー | チルト | 固定 | チルト | チルト |
タッチパネル | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
フラッシュ | 内蔵 | 内蔵 | 内蔵 | |
防塵・防滴 | ◯ | |||
ボディ | 全面 マグネシウム | 樹脂 | 一部のみ マグネシウム | 全面 マグネシウム |
フォーカスモードレバー | ◯ | ◯ | ◯ | |
Wifi | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
USB充電 | ◯ | ◯ | ||
重量 | 402g | 426g | 450g | 487g |
バッテリー | DMW-BLG10 | DMW-BLG10 | DMW-BLG10 | DMC-BLC12 |
明らかななのはGX7MK2が無印GX7からのダウングレードといえることです。進歩したのは手ぶれ補正くらいのもので、ファインダーは固定になるし、ボディはマグネシウムから樹脂製に脱落。GX7ユーザーには大ブーイングだったと聞きます。
発売日を見ると、無印GX7の2年後にGX8が出ているので、GX8が無印GX7の正当な後継モデルだったことが表の機能一覧を見るとわかります。無印GX7からGX8になって劣化しているところはありません。
ただし、85gも重くなり大きさも一回りでかくなった。
これがGX7ユーザーには不評だったようです。
なので一年経たずして急遽GX8の機能省略版をGX7MK2として世に送り出した。進歩したのは手ぶれ補正だけ。モニターはチルトに戻り、ファインダーは固定になってしまい、もっと大きなのはボディが無印GX7から超劣化の樹脂製になった。ただ、GX8同等のものをGX7MK2として出すわけにはいかないのでやむをえかったのでしょう。
そして今年GX7MK3。海外ではGX9と言われているらしいモデルですが、その名付けはわからなくはないが、肝心なところでGX7MK2からの迷いを引き込んでいます。モニターはチルトに逆戻り、ボディは全面ではなく一部のみマグネシウムになりました。
どうも、こうやって考えると、無印GX7→GX8のみが正当進化であり、あとはメーカーの迷いがそのまま出てしまったように思います。GX7MK3(GX9)が、大きさは無印GX7と同等で現仕様のボディを全面マグネシウムにし防塵防滴対応にすればパーフェクトだったのにねぇ。あとは手ぶれ補正の進化とか、Dual I.S.2採用とかね。
ただ、こうすると上位モデルに接近してしまいラインナップを崩します。
そういう意味ではGXシリーズで一番の買いなのはGX8だと思います。