EWIという電子楽器をご存知でしょうか。Electronic Wind Instrument、略してEWIです。AKAI Professionalというブランドで販売されている吹く電子楽器です。
T-SQUAREとEWI
有名なのはT-SQUAREでかつて宮崎隆睦氏や伊東たけし氏、本田雅人氏が吹いていた電子楽器です。こちらをご覧いただければ、みなさん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
この動画で伊藤たけし氏が演奏しているのはEWI4000sというアナログモデリング音源搭載のモデルでEWIらしい音を奏でています。いいですよね、OMENS OF LOVE。私がこの曲を初めて聞いたのは当時「THE-SQUARE(現在はT-SQUARE)」のアルバム「R・E・S・O・R・T」収録のライブでした。ノリノリになります。このときはこの独特の音色がどういう楽器か見当もつきませんでした。
EWIは昔存在した赤井電機というオーディオ系の会社が作っていましたが、業績悪化などの紆余曲折を経て、現在はinMusic Brands Inc.が販売しており、日本ではその日本支社のinMusic JapanがEWIの販売・サポートを行っています。
EWIで有名なのはもうひとつT-SQUAREによるTRUTHです。F-1ファンの方は絶対聞いているはずです。
EWIを演奏しているのは本田雅人氏で使っているEWIは多分3020じゃないかと思いますが自信なし。
ともあれEWIです。
EWI-USB
私がEWIを買ったのはEWI-USBというモデルで、他のEWIと違い音源は内蔵していない単なるMIDIインプットデバイスです。MIDIといえばキーボードみたいな感じがありますが、似たようなものです。ただし、EWI-USBは鍵盤楽器と違って息の強さで音の強さを加減できますので鍵盤ではできない音の表現ができます。
ただし音源が別途必要で、標準ではソフトウェア音源のAIRAというものが付いてますが、Mac標準のGarage BandでもOKですしたの音源でもOK。私は持っているシンセサイザーのMOXF6を音源として練習したりしていました。バイオリンとかのPCM音源で吹くと、強弱がバイオリンチックな表現もできてなかなか楽しいです。練習次第では葉加瀬太郎の情熱大陸とかをバイオリン音源でEWIで吹ける「かも」しれませんが、私にゃ遠い先。
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EWI-USBを買った時のブログ記事がこちら。
外部音源にYAMAHA MOXF6を使った記事がこちら。
Macでの設定方法も書いていますのでよろしければどうぞ。自分でも忘れているのでこれをみないと思い出せない。
付属のストラップ
EWIはサックスというよりは大きなリコーダーみたいなものです。ただしリコーダーより重量があり大きいのでストラップで首から下げて支えないと無理なので、標準付属でストラップが付いています。
なんかしょぼいです。実際、首にあたる部分は合皮の安っぽいやつで肌触り悪いです。
痒くなってきそう….。まあ痒くはなりませんがお世辞にも心地よいとは言えないです。
EWIをかけるフックですが、プラの安物です。これ実はだめだめ。
こんな風にひっかけるのですが、すぐに外れちゃってストラップの意味をなしません。
首に下げた時にストラップが首の両側を圧迫してちょっと心地がよろしくない。場合によっては苦しいとまではいいませんがきつくなります。
BIRD STRAP
主にサックスに使われるストラップなのですが、これがEWIにもいいらしい。
この動画で向かって右側の宮崎隆睦氏が使っている赤いストラップがBIRD STRAPです。
上の動画では若林愛さんが使っているピンクのストラップがBIRD STRAPです。
こちらがBIRD STRAP BSN-BS-Mというタイプ。B.AIRのサイトから買えば色もカスタマイズできますが、私は安い既製品(といっても8,000円近くします)を購入。ネック部分には天然レザーを使っているスリムタイプのサイズM。
首にあたる部分も天然レザーのモデルを選んだので肌触りも良いです。
EWIを吊るす部分はナスカンになっていて動かしてもEWIが外れることはなく、またEWIの金具があたる部分には保護用のビニル素材がかぶせてあります。
実際にはこんな風につきます。
こんな風に、ストラップの首当て部分?が両側から首を圧迫しませんのでめちゃくちゃ楽で安定します。そして、この翼を広げた金具(ここからBIRD STRAPという名前になったとか)
買ってよかったBIRD STRAP。