ANKERの小型2ポートUSB充電器はどれを選べば良い?(スペックから判断編)

モバイル・デジカメ
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モバイルバッテリーやUSB充電器で有名なANKERの小型USB充電器について、公開されているスペック面からどれを選ぶべきかを攻めてみます。

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ANKERとは?

Ankerは、モバイルバッテリーや充電器、USBケーブル、Bluetoothイヤホンなどを製造販売している会社とそのブランドです。本社は中国にあります。

日本では主にAmazonマーケットプレイスにAnker Directとして出店していますので、買ったことがある人も多いと思います。

中国製なのか?といわれればその通りですが、モバイルバッテリーや充電器の信頼性の高さでは広く知られているようです。

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ANKERの充電器は売れている

モバイルバッテリーとともにUSB充電器は不可欠ですが、ANKERの充電器を愛用しているのは結構多いようです。

Amazonの売れ筋ランキングをみると、2019年7月15日時点で1〜20位の中で2/15/19位を除く17種をANKERが独占しています。

これが信頼性の高さを物語っていますよね。すぐ壊れちゃうメーカーなんかだお、ベスト20のうち17を独占できたりしませんよ。

他に売れる理由として思うに、種類が非常に多いのです。1ポートの小型から6ポートの卓上用まで多種あり、さらに、USB-PD対応、QC3.0対応、PowerIQ対応などまで本当に迷うくらいたくさんあり、ANKERになければ他でもないんじゃないかってくらいです。

QC3.0

QC3.0とはQuick Charge 3.0のことで、米国Qualcommが策定した高速充電規格で企画上は現在QC4までありますが、機器として実装普及しているのはQuickCharge 3.0まででしょう。

充電電圧は5V固定ではなく、3.6-20Vまで電池の状態により電圧を可変させて短時間での充電を行うものです。

Qualcommによる技術でありSoCとしてQualcommのSnapdragonといったチップを採用しているAndroidスマホ・タブレットには非常に有利に働きます。

残念ながらiPhoneはQuick Chargeには非対応ですので、Androidのように高速充電にはなりませんが、普通に充電は可能です。使えないわけではなく、QCのメリットが何も生きないというだけの話です。

PowerIQ

PowerIQはANKERの開発した技術で、現在のPowerIQ2.0では給電先の機器を自動的に検出し、その機器に応じた最適な充電電圧・電流で充電を行い充電時間を短くする技術です。

こちらはiPhoneでもメリットが生きてきます。

iPhone 8以降であれば、純正のUSB Type-C – Lightningケーブルを使ってPowerPDで充電するのが一番高速です(iPhone 7以前はダメです)

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携帯に便利な小型充電器

ANKERの充電器は種類が多いのですが、その中から携帯に便利、いつもバッグに放り込んでも邪魔にならないサイズの充電器で、なおかつ2ポートのものだと現行では3種類あります。

2ポート必要なのは、

  • モバイルバッテリー+スマートフォン
  • スマートフォン2台
  • スマートフォン+タブレット

等々同時に充電したいシチュエーションがあるからです。1ポートでもいいのですが、2ポートのほうが何かと役に立ちます。

ANKERの2ポート充電器

ANKERの2ポート充電器の中でUSB-PD対応を含まないもので、24W以上の給電能力があるものは以下のものがあります。

  1. Anker PowerPort 24W 2ポート (税込1,599円)
  2. Anker PowerPort II – 2 PowerIQ (税込2,000円)
  3. Anker PowerPort 2 Elite (税込2,099円)
  4. Anker PowerPort 2 Quick Charge 3.0 (税込2,299円)

4機種比較

それでは前項の4モデルをスペック比較してみます。

 

ANKER PowerPort
24W
2ポート

Anker PowerPort 2 Elite
ANKER
PowerPort II – 2
PowerIQ
ANKER 
PowerPort 2 Quick Charge 3.0
ポート数2222
サイズ(mm)55 x 47 x 2661 x 58 x 2954 x 54 x 2865 x 65 x 29
重さ(g)769583134
QC対応1ポート
PowerIQ対応○ (2ポート)○ (2ポート)1ポート
出力5V 4.8A
各ポート最大2.4A
5V 4.8A
各ポート最大2.4A
5V 4.8A
各ポート最大2.4A

【PowerIQ 出力】5V = 2.4A
【合計出力】31.5W
【QC3.0 出力】3.6-6.5V = 3A
6.5-9V = 2A
9-12V = 1.5A

 

ざっくり比較ですが、こんな感じです。

ANKER PowerPort 24W 2ポートはQC3.0やPowerIQには対応していませんが、最軽量でもっとも小型使いやすく取り回しがいいです。私もいくつか所有しています。QC3.0対応のスマホでも高速充電にはなりませんが、Appleの12W ACアダプタと同程度の能力はあります。

ANKER PowerPort II-2 PowerIQ、こちらは2ポートがPowerIQ搭載ですので、iPhoneやiPad、Androidでも使えますが、高速充電にはなりません。

Anker PowerPort 2 EliteはANKER PowerPort II-2 PowerIQと同じですが、ANKER PowerPort II-2 PowerIQのほうが軽量・小型化されています。

Androidデバイスがメインで、QC対応デバイスならばANKER 
PowerPort 2 Quick Charge 3.0でしょう。これの良いところはQCポートとQCではないポートもあるので、iPhoneやiPadはこちらのほうを使えば良いです。がQC対応デバイスがないなら当然これはサイズがでかくておもいだけなので無駄です。

ちなみに、アダプタによってはQuick Charge 3.0対応のものでiPhone/iPadを充電するとむしろ低速になってしまうので、Android/iPhone両方持ちの場合は注意が必要です。

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とりあえずまとめ(スペック編)

QuickCharge対応が必要であれば、ANKER PowerPort 2 Quick Charge 3.0ですが、やや大きく・重くなります。

QuickCharge不要でPowerIQだけでよければ、ANKER PowerPort II – 2 PowerIQです。

ANKERはAmazonで時々セールをやりますので、Amazonアプリでほしい物リストに入れておくと、セールになったときに通知がくるので、買い時を逃しません。

1ポートでよくて、iOSデバイスなら純正のApple 12W ACアダプタかANKER PowerPort 24W 2ポートが非常に小型で扱いやすいです。

次回は、実際の充電電圧・電流を測定してみたいと思います。

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